日々賭けをする人々―フィリピン闘鶏と数字くじの意味世界 [単行本]
    • 日々賭けをする人々―フィリピン闘鶏と数字くじの意味世界 [単行本]

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日々賭けをする人々―フィリピン闘鶏と数字くじの意味世界 [単行本]



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出版社:慶応義塾大学出版会
販売開始日: 2025/03/17
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日々賭けをする人々―フィリピン闘鶏と数字くじの意味世界 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    フィリピンにおいて賭博は、政治家から市井の人々に至るまで、社会のあらゆる階層に深く埋め込まれている。本書は、フィリピン社会の日常的な賭博実践、とりわけ闘鶏と数字くじに注目し、日々賭け続ける賭博者たちの姿を鮮やかに描き出していく。なぜ彼らは賭けるのか、賭けを通じた世界にはどのような意味が付与されているのか。「運」によって自らを世界と相関しようとする賭博者たちの思考と実践を通して、「賭ける」ことの意味を探究する。
  • 目次

    まえがき――賭博の魅惑

    序 章 彩色の精神
     1 なぜ、賭博なのか:日々をあやなすということ
     2 どのように賭博を論じるのか――日常をアクティベートさせる賭け
     3 どうやって賭博を捉えるのか――浮かんでは消える事物、賭けが放たれる先
     4 本書の展開

     第I部 賭博が根差す場、その基層

    第1章 賭博との出会い、フィールドワークの輪郭
     1 四つの調査地と家族たち
     2 ミンダナオをいかに論じるのか
     3 調査の内実

    第2章 フィリピン賭博の歴史
     1 国家と賭博
     2 植民地主義による賭博の規制・管理・制度化
     3 国家に庇護される賭博産業の成立
     4 違法賭博と国家の共謀
     5 加速する国家の賭博胴元化

    第3章 規律訓練されない賭博者たち
     1 法が善悪を定めるのか――数字くじ合法化「以前」と「以後」
     2 行使される公権力、恐れる/恐れない/憤る人々
     3 違法運営の崩壊と維持

    第4章 善悪と神
     1 善い賭博、悪い賭博
     2 日常的賭博実践における善悪の境界線
     3 善き状態をあらわす分かち合い「バラト」
     4 何が幸運をもたらすのか――賭博における神

     第II部 闘鶏――人間と鶏が織りなす伝統的熱狂の円環とリズム

    第5章 闘鶏のエコノミー――鶏と関係を切り結び、鶏に生活を賭ける人々
     1 フィリピンの闘鶏――産業化されたナショナル・スポーツ兼賭博
     2 闘鶏を解釈の道具から解放する
     3 闘鶏の仕組みと諸アクター
     4 鶏と関係を結び、鶏に生活を賭ける人々
     5 「蹴爪をつけるための鶏」の生涯
     6 「戦士」から「食用」へ──闘鶏場の一日
     7 ポリティクスではなくエコノミー――人間-鶏関係再考

    第6章 充満する「負けの理由」――鶏に賭ける技法と不運の制御
     1 闘鶏場を沸騰させる賭けの熱狂
     2 トラビシヤの賭けの技法
     3 鶏を選択し賭けを決断する知
     4 闘鶏場の反復的時間と賭けのリズム
     5 前景化する不運
     6 「わからない」現実と賭けの不運――鶏が他者として浮かび上がるとき

     第III部 数字くじ――無根拠性の内に増殖する自己と世界の接続

    第7章 つまらない賭博への没頭――数字で世界を埋め尽くす
     1 つまらない賭博、数字くじ
     2 「人はなぜ賭けるのか」をめぐる応答
     3 遊戯の面白さと没頭
     4 ラストトゥーの日常
     5 数字を予想し、解釈する
     6 数字で世界を埋め尽くし、偶然性に深入りする
     7 世界の謎を解き、幸運を狩りたてる

    第8章 確率的思考の流転と現実性への接近――異なるレイヤーを往還する
     1 当たらないとわかっている、けれど賭ける
     2 確率的思考
     3 賭博における確率的思考と認知バイアス
     4 確率的存在としての賭博
     5 確率的思考の流転
     6 現実性への肉薄

    終 章 意味に満ち満ちた世界
     1 賭博者の世界
     2 醸成する運の観念、自らの側に引き寄せる世界
     3 創出する特異的現在、先鋭化する現実
     4 現実に驚く
     5 賭博者的な生


    フィリピン賭博用語解説
    あとがき
    参考文献
    索引
  • 内容紹介

    運と戯れ、現実に驚く
    賭博が「生」をアクティベートする

    フィリピン社会に深く根ざす賭博実践に注目し、人々が不確実性に身を委ねる姿を通して「賭ける」ことの意味を文化人類学的に考察する

    フィリピンにおいて賭博は、政治家から市井の人々に至るまで、社会のあらゆる階層に深く埋め込まれている。本書は、フィリピン社会の日常的な賭博実践、とりわけ闘鶏と数字くじに注目し、日々賭け続ける賭博者たちの姿を鮮やかに描き出していく。なぜ彼らは賭けるのか、賭けを通じた世界にはどのような意味が付与されているのか。「運」によって自らを世界と相関しようとする賭博者たちの思考と実践を通して、「賭ける」ことの意味を探究する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    師田 史子(モロタ フミコ)
    1992年神奈川県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科助教。2016年横浜市立大学国際総合科学部卒業。2022年京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科(5年一貫制)修了。博士(地域研究)

日々賭けをする人々―フィリピン闘鶏と数字くじの意味世界 の商品スペック

商品仕様
出版社名:慶應義塾大学出版会
著者名:師田 史子(著)
発行年月日:2025/03/20
ISBN-10:476643014X
ISBN-13:9784766430141
判型:A5
発売社名:慶應義塾大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:392ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:625g
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