和漢混淆文の生成と展開(研究叢書) [全集叢書]
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和漢混淆文の生成と展開(研究叢書) [全集叢書]



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出版社:和泉書院
販売開始日: 2025/02/25
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和漢混淆文の生成と展開(研究叢書) [全集叢書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    独自の手法で和漢混淆文の生成過程に迫る。本書では、従来和歌で論じられた翻読語の観点を散文に応用した独自の手法を用いる。『万葉集』『続日本紀宣命』『源氏物語』『打聞集』『今昔物語集』『平家物語』『伊曽保物語』『雨月物語』『春雨物語』を対象に、「見れど飽かず(飽き足らず)」(万葉集)、「いづれの御時にか」(源氏物語)、「おしはかられてあはれなり」(平家物語)など古典を彩った名句が翻読語に関わることを指摘し、また、「べからず」「~事を得」等の文法、「けり」による文章構造、漢語を利用した表記などから和漢混淆文の特徴を論じる。
  • 目次

     序章

      一 本書の立場と目的
      二 和漢混淆文についての記述
      三 和漢混淆文の言語的特質
      四 和漢混淆文の研究動向と本書の内容


    第一部 連文による翻読語から見る和漢混淆の諸相

     第一章 連文による翻読語の文体的価値―「見れど飽かず(飽き足らず)」の成立と展開―
      一 問題の所在
      二 連文と同義的結合の複合動詞
      三 同義的結合の複合動詞の概観
      四 「あきだる」の場合
      五 翻読語と漢語サ変動詞の歴史的展開

     第二章 『万葉集』における連文の翻読語―「春さりくれば」から「春されば」へ―
      一 はじめに
      二 翻読語と漢語の検討
      三 まとめ

     第三章 『続日本紀宣命』の複合動詞と翻読語
      一 複合動詞の構成と連文
      二 連文の訓読による複合動詞の検討
      三 結び

     第四章 『源氏物語』の翻読語と文体―連文による複合動詞を通して―
      はじめに
      一 対象とする複合動詞と分類方法
      二 長単位検索による複合動詞の概要
      三 同義的結合・類義的結合・反義結合の複合動詞
      四 『源氏物語』の翻読語の特質
      五 並列形容語との文体面での連続性
      六 まとめ

     第五章 『源氏物語』における漢文訓読語と翻読語
           ―「いよいよ」「悲しぶ」「愁ふ」「推し量る」「いづれの御時にか」―
      一 はじめに
      二 『源氏物語』に頻用される漢文訓読語「いよいよ」
      三 漢文訓読語「悲しぶ」の和文・和漢混淆文での活用
      四 漢文訓読語「愁ふ」とその翻読語
      五 高頻度の翻読語「推し量る」
      六 まとめ―(付)気づかない翻読語「いづれの御時にか」―

     第六章 『今昔物語集』における翻読語と文体
      一 はじめに
      二 『今昔物語集』における複合動詞の翻読語
      三 『今昔物語集』における翻読語の諸相
      四 まとめ

    第七章 『打聞集』における漢字表記の生成―連文漢語の利用をめぐって―
      一 はじめに
      二 『打聞集』の成立と漢字使用の問題
      三 『打聞集』の表記への漢文の影響
      四 『打聞集』の表記の多様性
      五 連文を用いた熟字訓の表記
      六 連文の応用による単漢字の表記
      七 連文による翻読語と表記
      八 「安持」と「持(おく)」の場合
      九 おわりに

    第八章 『平家物語』の翻読語と個性的文体―延慶本と覚一本の比較―
      一 翻読語と文体の問題
      二 『平家物語』の翻読語の概要
      三 平安和文にも広く見られる語―「おしはかる」―
      四 和漢混淆文に多く見られる語―「いでく」「いできたる」―
      五 『平家物語』に特徴的に見られる語―「をめきさけぶ」「せめたたかふ」―
      六 文体指標としての翻読語


    第二部 和漢混淆文の語彙・語法

     第九章 和漢混淆文の動詞語彙―『今昔物語集』の特徴語―
      一 はじめに―『今昔物語集』の語彙と文体をめぐる研究史―
      二 『今昔物語集』の高頻度語の特徴
      三 漢文出典との比較から見る『今昔物語集』の語彙
      四 『今昔物語集』の複合動詞の特徴
      五 『今昔物語集』の漢語サ変動詞の特徴
      六 『今昔物語集』の動詞の用法の特質
      七 まとめ

     第十章 「べし」の否定形式の主観的用法―「否定推量」の発生と定着―
      一 「べし」の否定形式の問題点
      二 「べし」の否定形式の主観性
      三 「べし」の否定形式の推量用法
      四 中古の「べし」の否定形式
      五 中世の「べし」の否定形式
      六 まとめ

     第十一章 古典語動詞「う(得)」の用法と文体―漢文訓読の用法と和漢混淆文の用法―
      はじめに
      一 問題の所在
      二 用法の分類
      三 「得」の意味用法と漢文訓読の影響
      四 まとめ―文体指標としての「得」の用法―


    第三部 和漢混淆文の文章構造

     第十二章 『覚一本平家物語』の「き」「けり」のテクスト機能
            ―枠づけ表現と係り結び―
      一 本章の目的
      二 『平家物語』の文章の分析方法
      三 始発機能の表現
      四 「にけり」「てんげり」の終結機能
      五 「ぞ~ける」の終結機能
      六 「こそ~けれ」の終結機能
      七 「ぞ~し」の終結機能
      八 係り結びとテクスト機能

     第十三章 『屋代本平家物語』の「き」「けり」のテクスト機能―覚一本との比較―
      一 「き」「けり」の機能と『平家物語』の文章
      二 「き」「けり」の概観
      三 終結機能の諸相
      四 まとめ

     第十四章 過去・完了助動詞による枠構造の史的展開―国字本『伊曽保物語』への展開―
      一 物語の始まりや終わりに用いる表現
      二 テクスト機能を持つ古典語助動詞
      三 物語言語における主体のあり方と「けり」の意味・機能
      四 『伊曽保物語』に見る枠構造
      五 おわりに

     第十五章 『雨月物語』『春雨物語』の過去・完了の助動詞と文章構造
      一 問題の所在
      二 物語の文章構成とテクスト機能
      三 過去・完了の文末表現と文章構造の問題
      四 『雨月物語』『春雨物語』の文末表現の概観
      五 『雨月物語』の文章構造と文末表現
      六 『春雨物語』の文章構造と文末表現
      七 『春雨物語』における過去の助動詞の機能
      八 おわりに


     あとがき

     索引(主要語句、事項・書名、人名)
  • 出版社からのコメント

    従来和歌で論じられた翻読語の観点を散文に応用し、万葉・源氏・平家・雨月等を対象に、文法、文章構造、表記など多角的に論じる。
  • 内容紹介

    本書では、従来和歌で論じられた翻読語の観点を散文に応用した独自の手法を用いる。『万葉集』『続日本紀宣命』『源氏物語』『打聞集』『今昔物語集』『平家物語』『伊曽保物語』『雨月物語』『春雨物語』を対象に、「見れど飽かず(飽き足らず)」(万葉集)、「いづれの御時にか」(源氏物語)、「おしはかられてあはれなり」(平家物語)など古典を彩った名句が翻読語に関わることを指摘し、また、「べからず」「?事を得」等の文法、「けり」による文章構造、漢語を利用した表記などから和漢混淆文の特徴を論じる。

    図書館選書
    淆文の生成過程に迫る。また、「べからず」「~事を得」等の文法、「けり」による文章構造、漢語を利用した表記など、多角的に和漢混淆文を論じる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    藤井 俊博(フジイ トシヒロ)
    京都橘女子大学専任講師、助教授を経て、同志社大学大学院文学研究科教授、博士(文学)。専攻、日本語学。2004年、第三十二回金田一京助博士記念賞を受賞

和漢混淆文の生成と展開(研究叢書) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院
著者名:藤井 俊博(著)
発行年月日:2025/02/20
ISBN-10:4757611137
ISBN-13:9784757611139
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:472ページ
縦:22cm
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