ザ・フィールドワーク―129人のおどろき・とまどい・よろこびから広がる世界 [単行本]
    • ザ・フィールドワーク―129人のおどろき・とまどい・よろこびから広がる世界 [単行本]

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ザ・フィールドワーク―129人のおどろき・とまどい・よろこびから広がる世界 [単行本]



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出版社:京都大学学術出版会
販売開始日: 2025/04/03
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ザ・フィールドワーク―129人のおどろき・とまどい・よろこびから広がる世界 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    この世界はどうなってしまうのか―人間が地球のシステムを大きく変えてしまう今、「人とは何か?」という根本的な問いは、社会に共通した思いになっています。この問いに迫るため、極北、高地から熱帯そして絶海の孤島まで世界中を飛び回り、環境と人との関わりの最前線から人間社会のあり方を考えているのが、私たち生態人類学者です。ではその日常とはどんなものなのか?ふだん学術書や論文では書けない、発見、悲哀、悦楽、恐怖…等々、現場にしかない〈絶景〉を、129人の生態人類学者が初めて語ります。
  • 目次

    まえがき マサイの家畜市場にて[梅崎 昌裕]

    PART 1
    あべこべの世界に生きる
     異なる文化・異なる環境の中へ

    鏡の中の国へ
    -あべこべの世界に生きる[篠原 徹]
    素早い変身
    -街の生活と自然の中の楽しみ[佐々木 恩愛]
    まぁるい世界にまぁるく生きる
    -アフリカの森の人に学ぶ[寺嶋 秀明]
    病人をひとりにしない人びととくらす
    -「病気のときはひとり静かに寝ていたい」との折りあいをつけるには[杉山 祐子]
    境界線の上を歩く
    -「地図上の境界線」と「実物の境界線」[座馬 耕一郎]
    森のすごしかた
    -チンパンジーを追って[伊藤 詞子]
    “すきま”を生きる
    -狩猟民ハッザとの会話から[野田 健太郎]
    フィールド調査事はじめ
    -マレ島に足を踏み入れた時のこと[増田 桃佳]
    家族と結婚
    -「本当の家族」にはなれなかったけれど[泉 直亮]
    葬儀の嘆き、最後の遊び
    -イトコにまつわるルールと情動 [馬場 淳]
    牧童たちに「まかれた」話
    -ウガンダの牧畜民ドドスの日常に浸る日々の中で[河合 香吏]

    PART 2
    何といっても人は食から
     食事を通して知る人間世界

    暁の波間に漂うゴカイの群れ
    -科学と在来知識の揺らぎ [古澤 拓郎]
    お茶屋の孫、タイの茶に出会う
    -「噛む」お茶の味から風土を知る[佐々木 綾子]
    久しぶりの肉
    -ウミガメを喰らうということ[山口 優輔]
    タコス♪タコス♪タコス
    -都市の味にも魅せられて[大橋 麻里子]
    サマ/バジャウの食卓から
    -海の民と味わう至福[中野 真備]
    人類の食の恣意性
    -フナクイムシのガストロノミー[辻 貴志]
    ボルネオ焼畑民が食べた米
    -米食う人としての違和感から[内堀 基光]
    フィールド料理教室
    -「食べる」を調べる楽しさ[八塚 春名]
    アラブでの調査とマンサフ
    -グローバル化・市場経済化の中で遠のく料理[末吉 秀二]
    強烈な苦味・酸味との出会い
    -近代化の中でローカルな嗜好は続くのか[木部 未帆子]
    酒は飲むべきか飲まざるべきか
    -酒とニューギニアと人びとと我々[小谷 真吾]

    PART 3
    身体と死生のリアル
     身体と心の多様性

    熱帯林を生きる身体と命
    -狩猟採集民バテッと暮らす[河合 文]
    ベテルチューイングとエンソク
    -健康とは何か、人々の楽しみから考える[岡野 美桜]
    中国の小飯店で小言を食う
    -人びとの身体観・健康観を知る[卯田 宗平]
    自宅でのお産
    -伝統的産婆を重んじる文化[関山 牧子]
    母の死への怒り、生きる子への思い
    -狩猟採集民の死への身構え[関野 文子]
    エチオピアで踊ってみた
    -身体を通じて文化を知る[相原 進]
    ウンチの話
    -ケニア北西部の牧畜民トゥルカナの現地調査から[太田 至]
    イヌピアット語のIhruma 英訳しづらい言葉
    -文化と心の作用[中野 久美子]
    フィールドで健康になるということ
    -病気をめぐる自然な助け合い[島田 将喜]
    サンゴ礁島で嗅ぎまわる
    -排泄・月経・出産・性交[秋道 智彌]

    PART 4
    精霊と呪術と死に触れる
     精神世界への旅

    リンガサガをさがして
    -生の根拠としての化け物とその不在[原子 壮太]
    浄化する人々
    -インドネシアにおけるゴイッの存在[奥田 真由]
    手相占いを取り巻く死生観
    -将来産まれる子供が何人死ぬか?[安松 弘毅]
    おばあちゃんの形見分け
    -ベナの家族の一員になる[近藤 史]
    ともに生きる
    -生きている間も、亡くなった後も[吉村 郊子]
    みんなで飲む、ひとりで飲む
    -社会とつながり、神とつながる[佐川 徹]
    病気と神秘、そして真実
    -不確かな未来を生きるため術[大津留 香織]
    精霊信仰のリアル
    -ホタルを追う男たち[田所 聖志]
    呪術の「使い方」
    -抑止力としての呪いを体験する[三浦 哲也]

    PART 5
    フィールド・サバイバル!
     調査地には危険もいっぱい

    サファリアリに襲われた夜
    -先達はあらまほしき事なり[四方 篝]
    泣くのも贅沢
    -高地牧畜地域での研究者[チョウ ピンピン]
    疾駆するゾウ
    -大型動物から逃げる![岩田 有史]
    リカオンとの遭遇
    -野生の力への眼差し[高田 明]
    真夜中の訪問者たち
    -快適な昼寝と夜寝を求めて[小松 かおり]
    漏らす者たち
    -お腹の弱いチンパンジー研究者が言いたいこと[松本 卓也]
    無人の荒野で車を直す
    -ローカル・テクノロジーに救われた思い出 [神田 靖範]
    フィールドノートを落としたとき
    -捜すか、見捨てるか、それが問題だ[谷口 晴香]
    排水溝にかかる木橋
    -安全に歩くための身体鍛錬[梅﨑 昌裕]
    害虫とは何だろう?
    -ノミやダニと戦いながらの気付き[砂野 唯]

    PART 6
    自然の中に豊かに生きる
     環境と調和した世界

    熱帯河川の寄物たち
    -思わぬ収穫と出会う [大石 高典]
    森の〈歴史〉に参与する
    -キャンプ跡の幼木との出会い[安岡 宏和]
    サバンナの里山
    -水田をめぐる生命と物質の循環[伊谷 樹一]
    こんなにたくさんの品種は要らない?
    -多様性と有用性のあいだ[重田 眞義]
    バスケットの中の森林文化
    -北欧の非木材林産物と「万民権」[佐藤 重吾]
    マシを叩く音が響く
    -母から子へ継承される樹皮布づくり[緒方 良子]
    人の時間、森の時間
    -屋久島の照葉樹林の歴史生態学[西川 真理]
    アートの芽のある景観
    -焼畑民の軒先に飾られた花[中井 信介]
    キノコ採りに沸く山
    -林業家として人と自然の関わりに参与する[山本 佳奈]

    PART 7
    動物と身をもって関わる
     ヒト-動物関係という問い

    ハチドリのヒッチハイク
    -自然を見る観察力と物語が生まれるリアル[山口 未花子]
    人の目・動物の目
    -壊されたカメラから考える動物の視点[川添 達朗]
    トナカイにも限界がある
    -シベリアの森での猛反省[大石 侑香]
    前途多難な船出の先に……
    -新しい群れに初めて出会う幸運[田村 大也]
    ゾウを嗅ぎ、ゾウに嗅がれる
    -異なる生き物の主体性に触れる[築地 夏海]
    動物の存在感
    -働きかけてくる豚たち[藤村 美穂]
    ウミガメを曳いて泳ぐ
    -何が起こるかわからない海の動的な魅力[木下 靖子]
    蟻を呼び出す歌
    -昆虫捕獲を歌にする[梅屋 潔]
    猪は死して四肢をのこさず、牙歯のこす。
    -ハンター・ガーデナー[野林 厚志]
    噛む犬は良い犬
    -身体で感じた人-動物関係の奥深さ [夏原 和美]

    PART 8
    在来の知から学ぶ
     自然を活かす様々な形

    頭のなかの「地図」
    -地図なしで地理を把握する[中尾 仁美]
    森と都市を繋ぐ人たち
    -木材商人たちの柔軟な戦術[小林 淳平]
    わかるとはなにか
    -海の民が教えてくれた人間性の進化[竹川 大介]
    初めて耕された土地
    -干ばつと牧畜民[中村 香子]
    学びの工夫
    -牧畜民マサイの子どもの日常[田 暁潔]
    トランスボーダーたちのアジール
    -断崖の下の湖岸の暮らし[田原 範子]
    いつも二人で
    -海と向き合った夫婦の六〇年[渡部 鮎美]
    知識を分かちあう悦び
    -野生の思考といかに向きあうか[飯田 卓]
    ゲル
    -建てたり、たたんだりできる家[風戸 真理]
    絶景に住む
    -「落伍者」たちが安住する山[市川 光雄]

    PART 9
    経済原理の違いに心打たれる
     分与と平等の社会

    平等主義社会を支える意志
    -バカの分配と他者の受容[服部 志帆]
    食料・水・エネルギー
    -下宿をすることで経済原理がわかる[末原 達郎]
    まとまったおカネの使い道
    -貯蓄と消費、投資の変容誌[黒崎 龍悟]
    雨に打たれるウシ
    -タアン人のトッ(支援)[生駒 美樹]
    アメリカの辺境に暮らす先住民
    -グローバル化の進行と抵抗[石井 花織]
    物資欠乏下のサンゴ島
    -飢えと分かち合い[風間 計博]
    水をめぐる思い出
    -極限乾燥の大地に生きる遊牧民の水利用[孫 暁剛]
    「失敗した」食物分配
    -狩猟採集民における所有者の意味[北西 功一]
    トタン屋根の家
    -家屋にまつわる人びとの苦悩[下山 花]

    PART 10
    破壊・消滅・変容の現場で
     近代化の現実と保全の努力

    同化政策の果てに
    -龍の山の麓に佇む廃屋の追憶[大西 秀之]
    木が泣いている
    -ケニアの森林から追い出された人々[湖中 真哉]
    にじむ境界線
    -人間の多面性が生み出す世界[齋藤 美保]
    神と妖怪が宿る泉
    -マダガスカル人の自然観と森林保全[佐藤 宏樹]
    アフリカの森に生きる [佐藤 弘明]
    水素のランドスケープ
    -気候変動問題とアフリカの乾燥地域[内藤 直樹]
    森の支配者
    -匪賊と精霊の森から国家と市場の森へ[富田 晋介]
    マハレの人々
    -国家と民族、変わる生活、そして他者と交わる[高畑 由起夫]
    戦争前夜のフィールドワークから
    -人類学徒による「人類」発見の顛末[澤田 昌人]
    あの丘の向こう
    -固有名の記憶を手繰り寄せる場としてのフィールド[近藤 有希子]

    PART 11
    調査作法は人生を左右する
     フィールドワークの方法論を身につける

    珠玉の「生態的参与観察」実習
    -共に行く人の経験をなぞる[竹ノ下 祐二]
    驚くな、怒るな、そこで笑え
    -森の中で先輩と村さがし[安渓 遊地・安渓 貴子]
    原野の狩人に憧れて
    -調査助手とチンパンジーと私[花村 俊吉]
    熱帯雨林の村で
    -森の分かち合いの連鎖と私[黒田 末壽]
    透明人間になれない
    -フィールドワークは難しく楽しい[小西 祥子]
    最古のサピエンスを探す旅
    -インドネシアの発掘現場から[小野 林太郎]
    「石鹸と直毛」の仮説
    -調査することは調査されることでもある[須田 一弘]
    フィールドワークの道具
    -ミッターマイヤーにアーミーシャツを着せなかった話[足立 薫]
    共に飲め、共に酔え
    -ボルネオ伝統式飲酒量測定器[田島 知之]
    最後は、なんとかなる
    -フィールドへの行き方、帰り方[萩原 潤]

    PART 12
    自らの問いにこだわる
     この道、この場所、何十年

    野外排泄とSDGs
    -トイレよりケータイ[山内 太郎]
    弓矢を使った狩猟
    -熱帯低地の集団猟と技量の発達[河辺 俊雄]
    冒険遺伝子(DRD4 -7R)とフィールドワーク
    -「没調査地的」生き方のススメ[稲岡 司]
    変貌
    -スンダ農村と私[高坂 宏一]
    ラダック人社会の今
    -維持されるコミュニティの「つながり」[山田 孝子]
    砂漠の民から学ぶ人類の姿
    -遺跡からでは分からない暮らしを再現する[池谷 和信]
    蚊を集めるには
    -散々試して準備したサンプルは今[中澤 港]
    サル小屋で過ごした日々
    -千載一遇の好機と未解明の課題[塚原 高広]
    伝統社会の急激な変容に立ち会う
    -砂漠の狩人ブッシュマン[田中 二郎]
    歩いてナンボ
    -「ついていく」生態人類学人生[野中 健一]

    PART 13
    かけがえのない出会いと別れ
     友という果実

    宙ぶらりんの二四歳
    -先の見えない人生をともにする、ということ[丸山 淳子]
    アルタイ山脈を駆ける少女
    -カザフ牧畜民のジェンダー[今村 薫]
    「森の民」との出会いと別れ
    -狩猟採集民バボンゴと私のかかわり[松浦 直毅]
    ツチブタの巣穴の上に立つタブーカ
    -円環がひっそり閉じられるとき[菅原 和孝]
    調査助手との離別
    -「〇〇人に成る」ということ[曽我 亨]
    イファーとの歩み
    -親しかった人との別離[田中 利和]
    気流の鳴る音を聴け
    -サバンナで歌う少女に教えてもらったこと[波佐間 逸博]
    仲間と潜る海
    -経験を共有できる喜び[門馬 一平]
    夜という名の少女
    -会えない人の記憶[木村 大治]

    あとがき フィールド研究の生(なま)の姿を伝えたい[河合 香吏]
  • 出版社からのコメント

    「人とは何だろう?」人新世と呼ばれる今、極北、高地から熱帯、絶海の孤島まで、世界を飛び回って見えた128の<絶景>がここに。
  • 内容紹介

    「人とは何だろう?」。人間が地球のシステムを大きく変えてしまう今、極北や高地から熱帯そして島々まで世界中を飛び回って環境と人との関わりの最前線から人間社会のあり方を考えているのが、私たち生態人類学者です。ではその日常とはどんなものなのか? ふだん学術書や論文では書けない、発見、悲哀、悦楽、恐怖等々、現場(フィールド)にしかない<絶景>を、老若男女、129人の生態人類学者が初めて語ります。

    図書館選書
    「人とは何だろう?」。極北、高地から熱帯、絶海の孤島まで、環境と人との関わりの最前線を追う人類学者達。学術書や論文では書けない、発見、悲哀、悦楽、恐怖……等々、現場にしかない128の<絶景>がここにある。

ザ・フィールドワーク―129人のおどろき・とまどい・よろこびから広がる世界 の商品スペック

商品仕様
出版社名:京都大学学術出版会
著者名:生態人類学会(編)
発行年月日:2025/03/25
ISBN-10:4814005865
ISBN-13:9784814005864
判型:B5
発売社名:京都大学学術出版会
対象:一般
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:296ページ
縦:26cm
横:18cm
厚さ:2cm
重量:645g
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