著作権法はどこで間違えたのか―「文化的所産の利用サイクル」説の視点から(信山社ブックレット) [全集叢書]
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著作権法はどこで間違えたのか―「文化的所産の利用サイクル」説の視点から(信山社ブックレット) [全集叢書]



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出版社:信山社
販売開始日: 2025/02/26
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著作権法はどこで間違えたのか―「文化的所産の利用サイクル」説の視点から(信山社ブックレット) の 商品概要

  • 目次

    『著作権法はどこで間違えたのか ―「文化的所産の利用サイクル」説の観点から』

     加賀山茂(名古屋大学名誉教授、明治学院大学名誉教授)著


    【目 次】

     はしがき

    ◆はじめに

      1 生成AI開発者がノーベル賞を受賞したことの驚きと不安
      2 本書の目的と特色
      3 著作権法のシンプルでわかりやすい構造を目指して

    ◆第1部◆著作権法はどこを間違えているのか

    ◆第1章 著作物を無体物に限定したことの誤り

     第1節 旧法から現行法へ移行する過渡期の学説(山本桂一説)
     第2節 現行著作権法の通説の考え方(上野達弘説)
     第3節 新しい著作権学説による著作物の考え方

    ◆第2章 創作できるのは人間だけであるとの思い込み

     第1節 生成AIの出現の衝撃
     第2節 人間だけが有する能力とされてきた自然言語を操る生成AI
     第3節 自然言語で指令すると生成AIは絵画も作成できる
     第4節 人間とAIが協力して文化を発展させる時代の到来
     第5節 生成AIの作品の著作者が生成AIのユーザとなるための条件

    ◆第3章 著作権を所有権と対比して異同を探求したことの誤り

     第1節 旧法から現行法へ移行する過渡期の学説(山本桂一説)
     第2節 現行著作権法の通説の考え方(中山信弘説)
     第3節 新しい著作権学説による著作物,および,著作権の考え方

    ◆第4章 著作権侵害の定義なしに「依拠」を制裁するという誤り

     第1節 「権利侵害」の定義なしで制裁を加える著作権法の異常
     第2節 著作権法の罰則規定は罪刑法定主義に反している
     第3節 著作権法に置かれている過酷な刑罰規定の実態

    ◆第5章 著作権法が文化の発展を阻害するという誤り

     第1節 世界に例を見ない著作者人格権の過保護
     第2節 文化の発展を阻害する差止請求の誤り
     第3節 判例百選事件の当事者は誰も悪くない,悪いのは著作物の差止制度

    ◆第2部◆著作権法はどこから間違い始めたのか

    ◆第6章 著作権法の間違いの軌跡

     第1節 民法の物権法からの決別
     第2節 著作から享受に至るプロセスの軽視
     第3節 著作権侵害における民法の不法行為法への依存

    ◆第7章 著作権法の間違いに対する認識の変化と諦め

     第1節 著作権法は,市民にとって理解が困難なまま放置されている
     第2節 生成AIの出現による著作権法のさらなる混迷
     第3節 著作権法学が立ち返るべき原点としての山本桂一説

    ◆第8章 公正な利用についての検討の放置

     第1節 著作権法第1条の「公正な利用」の位置づけ
     第2節 (一次的)著作における文化的所産の「公正な利用」
     第3節 二次的著作における著作物の「公正な利用」

    ◆第3部◆著作権法はどうすれば間違いを正せるのか

    ◆第9章 物権法との再連携(動産上の制限物権としての著作権)

    ◆第10章 出版権,著作隣接権の著作権への統合による簡素化

    ◆第11章 著作権法の中核概念に関する改正案の提案

     第1節 著作権法1条(目的)の改正案
     第2節 公正な利用(著作権法1条)の定義と改正案
     第3節 創作的表現(著作権法2条1項1号)の定義と改正案
     第4節 著作者(著作権法2条1項2号)の再定義と改正案
     第5節 著作権侵害(著作権法112条以下)の定義と改正案

    ◆結 論

      1 著作権法の世界―文化的所産の利用サイクル
      2 著作―思想又は感情の創作的表現
      3 著作物―著作の固定化,それを通じた著作の再現と享受
      4 著作権―著作物の上の所有権を「公正な利用」に制限する制限物権
      5 フェア・ユース―「公正な利用」の判断基準
      6 著作権侵害―著作物の不公正な利用
      7 制裁よりも補償―文化の発展は依拠に始まる

    ◇おわりに

      1 私の従来の専門分野(民法,消費者法,法情報学,法と経営学)
      2 私と著作権法とのかかわり
      3 謝  辞


    ・参照文献
    ・索 引
  • 内容紹介

    ◆独自の学説を創作し続けてきた民法学者が、創作の実践者として現行の著作権法に向き合った本◆
    生成AIによる学習は、「公正な利用」か。生成AIによる作品は、創作的な表現か。生成AIによる作品の「著作者」は誰か。自らの創作体験に基づく「文化的所産の利用サイクル」という実践モデルに基づいて、現行の著作権法とその学説を検証、著作権法の改正への方向性を示す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    加賀山 茂(カガヤマ シゲル)
    1948年愛媛県生まれ。1996年大阪大学法学部卒。現在、名古屋大学名誉教授、および、明治学院大学名誉教授。1979年大阪大学法学研究科博士後期課程(民事法学専攻)を単位修得退学後、国民生活センター研修部にて4年6か月間消費者保護実務をを経験。大阪大学法学部教授を経て、1996年名古屋大学法学部教授に移籍し、アジア法整備支援に参画。2005年から明治学院大学法科大学院教授、2014年同大学法学部教授を経て、明治学院大学・法と経営学研究科の立ち上げに参画後、2017年定年退職。その後、両親の住む大分県速見郡日出町に移住して、研究活動を続ける

著作権法はどこで間違えたのか―「文化的所産の利用サイクル」説の視点から(信山社ブックレット) の商品スペック

商品仕様
出版社名:信山社
著者名:加賀山 茂(著)
発行年月日:2025/02/15
ISBN-10:4797281340
ISBN-13:9784797281347
判型:規小
発売社名:信山社出版
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:法律
言語:日本語
ページ数:174ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:1cm
重量:210g
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