近世藩医の学問と医療環境 [単行本]
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近世藩医の学問と医療環境 [単行本]



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出版社:思文閣出版
販売開始日: 2025/03/06
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近世藩医の学問と医療環境 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近世は、ごく普通の人びとのあいだでも「病にかかったら医師に診てもらう」という考えが浸透していった時代である。しかしこの時代、公儀=幕府・藩は医療知識の獲得、社会への普及・提供に積極的な役割を果たすことはなく、社会全体を視野に入れた医療システムは、ついに構築されなかった。そうしたなかで、医学の発展を主導したのは、藩医身分の者たちだった。そこで本書は藩医たちに焦点を定め、その身分=生業の特質、知識や技術の獲得・継承と社会への普及のありようを明らかにし、さらにその実態が近代の医療制度をいかに規定し、継承されたかを論じる。
  • 目次

    序 章
     一 藩医層が主導した近世医学
     二 知識・技術の継承過程とその特質
     三 近代医制を準備した医療環境の成熟

    第Ⅰ部 藩医の身分と職分

    第一章 知識・技術の所有と身分
     はじめに
     一 藩医身分の存在形態
     二 領内医師の再生産過程
     三 知識・技術の所有をめぐって
     おわりに

    第二章 藩医の職分とは何か─伊勢崎藩医の事例から
     はじめに
     一 伊勢崎藩医中の位地
     二 藩医栗原氏の医療
     三 伊勢崎地方における医療環境の前提
     おわりに

    第三章 江戸の眼病療治─福岡藩医田原養卜「眼目療治帳」を素材として
     はじめに
     一 天保三年「眼目療治帳」の構成
     二 江戸藩邸社会の医療需要
     三 都市社会に向けた眼科療治の実現
     おわりに

    第Ⅱ部 近世の医学教育と医療環境

    第四章 地方藩医の身分存立と学統─米沢藩伊東家の事例から
     はじめに
     一 眼科医家里周悦の願書
     二 眼科諸流の秘伝性
     三 米沢藩医伊東家の系譜
     四 医家相続の要件
     おわりに

    第五章 江戸時代の医学教育─米沢藩の事例から
     はじめに
     一 有壁家「当門下之法則」
     二 上杉鷹山時代の医制整備
     三 米沢と江戸の学問交流
     四 医学教育機関「好生堂」の教育
     五 水野家文書「杏陰日録」にみる江戸遊学
     六 幕末期有壁家の江戸詰御用と学問修業
     おわりに

    第六章 鳥取藩在村の医療環境─嘉永・安政期「在方諸事控」を素材として
     はじめに
     一 鳥取藩領の医制
     二 藩医「内弟子」という存在
     三 医師「在入」の実態
     四 他国医師の活動
     五 安政六年のコレラ流行
     六 廻村種痘の展開
     おわりに

    第Ⅲ部 近世近代移行期の医療環境

    第七章 医療環境の近代化過程─維新期の越前国府中を事例として
     はじめに
     一 維新期における府中医師の活動
     二 思精館から武生枝病院へ
     おわりに

    第八章 明治初期新川県の医療環境
     はじめに
     一 医務取締の任命
     二 伺書と新川県の回答
     三 領内医療従事者の掌握
     四 新川県の種痘奨励
     五 石川県時代の医療環境
     おわりに

    第九章 近代医制の成立と漢方医─服部甫庵の事績をめぐって
     はじめに
     一 甫庵の就学履歴
     二 佐野における医療活動
     三 服部家の相続と学問
     四 維新期以降の甫庵
     おわりに

    終 章
     一 近世の医療環境を担った主体について
     二 近世の学統と医学教育機関について
     三 明治初期医療史研究の可能性について

    初出一覧/あとがき/索引
  • 内容紹介

    近世は、ごく普通の人びとのあいだでも「病にかかったら医師に診てもらう」という考えが浸透していった時代である。しかしこの時代、公儀=幕府・藩は医療知識の獲得、社会への普及・提供に積極的な役割を果たすことはなく、社会全体を視野に入れた医療システムは、ついに構築されなかった。そうしたなかで、医学の発展を主導したのは、藩医身分の者たちだった。
    そこで本書は藩医たちに焦点を定め、その身分=生業の特質、知識や技術の獲得・継承と社会への普及のありようを明らかにし、さらにその実態が近代の医療制度をいかに規定し、継承されたかを論じる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    海原 亮(ウミハラ リョウ)
    1972年、大阪府生まれ。住友史料館副館長。2003年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。主要著書:『洋学史研究事典』(共編、思文閣出版、2021年、第34回矢数医史学賞受賞)ほか
  • 著者について

    海原亮 (ウミハラリョウ)
    1972年、大阪府生まれ。住友史料館副館長。2003年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。主要著書:『近世医療の社会史 知識・技術・情報』(吉川弘文館、2007年)、『江戸時代の医師修業 学問・学統・遊学』(吉川弘文館、2014年)、『究理堂所蔵 京都小石家来簡集』(共編、思文閣出版、2017年)、『洋学史研究事典』(共編、思文閣出版、2021年、第34回矢数医史学賞受賞)

近世藩医の学問と医療環境 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:思文閣出版
著者名:海原 亮(著)
発行年月日:2025/02/28
ISBN-10:4784221050
ISBN-13:9784784221059
判型:A5
発売社名:思文閣出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:372ページ
縦:22cm
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