記憶のことばの使い方―雑談における記憶の心的述語の相互行為分析的研究(研究叢書) [全集叢書]
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記憶のことばの使い方―雑談における記憶の心的述語の相互行為分析的研究(研究叢書) [全集叢書]



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出版社:和泉書院
販売開始日: 2025/03/26
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記憶のことばの使い方―雑談における記憶の心的述語の相互行為分析的研究(研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    従来の認知主義的アプローチに新たな視点を提供する。「Pさんのこと覚えてる?」と聞かれたとき、「うん覚えてるよ。」で会話が終わらず、他にも言いたくなるのはなぜか。本書では、自らや相手の記憶に言及するように見える、「忘れた」「覚えている」等の心的述語が、雑談において会話のジレンマに対応するために用いられることを明らかにする。記憶の心的述語が会話の中でどのように使用されるかを緻密に観察し、具体的な使用例を通じてその多様な使用法を記述する。「記憶概念の使用法を探求」する1冊。
  • 目次

    目次

    凡例1:本書で用いられるトランスクリプト(転写)記号
    凡例2:ウィトゲンシュタインの仕事と省略記号との対応

    第1章 序論 記憶の言葉と行為
     1. 言葉の意味と行為
     2. 述語と言葉の使い方
     3. 懐疑への回答
     4. 伝統的な「記憶概念」で理解することの不精確性
     5. 「思い出す」ということ、「覚えている」ということ
     6. 精確ではない記述がもたらすもの
     7. 本書の構成

    第2章 記憶現象の取り扱いの変遷
     1. 会話研究における「記憶」概念の取り扱い
     2. 認知主義的記憶観への抵抗
      2.1 認知主義的記憶観の流行
      2.2 日常言語学派による言語的転回とデカルト的二元論への抵抗
      2.3 記憶の痕跡に対する批判
      2.4 機能的意味論および相互行為相貌論
      2.5 概念の論理文法分析とエスノメソドロジーにおける「記憶」概念
     3. 日本語会話を対象とした記憶概念に関わる研究
      3.1 レリヴァンス(有意性: relevance)
      3.2 言説心理学とエスノメソドロジーの「認知」に関する論争
      3.3 記憶概念に関する会話の研究と、会話分析の穏健路線
     4. 先行研究のインパクトと本研究での「記憶」概念の取り扱い
     5. 第2章の小括

    第3章 研究目的と分析対象・方法
     1. 本研究の目的
     2. 分析対象となるデータ
     3. 分析方法
     4. 第3章の小括

    第4章 会話の進行を調整する記憶のことば
     1. 進行性に関する先行研究
     2. 話題開始を適切にする
     3. 噂話の話題の導入を確認する
     4. 追加説明の参照点を確認する
     5. 充分な情報を与えたことを示す
     6. 第4章の小括
     
    第5章 同じことを示す記憶のことば
     1. 記憶と参与フレームに関する先行研究
     2. 言い換えによって同定する
     3. 同調する
     4. 語りの終了を示し同調する
     5. 第5章の小括

    第6章 抵抗する記憶のことば
     1. 抵抗のための記憶に関する先行研究
     2. 根拠提示で抵抗する
     3. 根拠のプレースホールダーを立てて抵抗する
     4. 第6章の小括

    第7章 不可能を示す記憶のことば
     1. 記憶と能力、その前提に関する先行研究
     2. 状況的不能・部分的可能を示す
     3. 規範的可能を指摘する
     4. 弁解する
     5. 撤回可能な場を作る、および話題を再開する
     6. 第7章の小括

    第8章 結論 分析と記述からわかる記憶のことばの使い方
     1. 分析・記述の総括
     2. 本研究の成果の位置づけ
     3. まとめ―記憶のことばの使い方
     4. 本研究の課題と今後の展開

    参考文献
    謝辞
    索引
  • 出版社からのコメント

    「忘れた」「覚えている」等の記憶に関わる心的述語が、雑談において会話のジレンマに対応するために用いられることを明らかにする。
  • 内容紹介

    自らや相手の記憶に言及するように見える、「忘れた」「覚えている」等の心的述語。この発話は、会話でなぜ用いられ、どのような形で必要とされているのか。その理由を、「会話のジレンマへの対処」に見出したのが本書である。具体的な使用例を通じて、記憶に関わる心的述語の多様な使用法を記述し、従来の認知主義的アプローチに新たな視点を提供する。

    図書館選書
    「忘れた」「覚えている」等の心的述語は、会話でなぜ用いられ、どのような形で必要とされているのか。その理由を、「会話のジレンマへの対処」に見出す。従来の認知主義的アプローチに新たな視点を提供する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    千々岩 宏晃(チヂイワ ヒロアキ)
    1988年生まれ。京都橘大学文学部専任講師(日本語教育・会話分析)。ビナ・ヌサンタラ大学(インドネシア)講師、独立行政法人国際交流基金日本語指導助手(ブカレスト大学・ルーマニア)、京都橘大学発達教育学部助教を経て現職。大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了。博士(日本語・日本文化)

記憶のことばの使い方―雑談における記憶の心的述語の相互行為分析的研究(研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:和泉書院
著者名:千々岩 宏晃(著)
発行年月日:2025/03/20
ISBN-10:4757611161
ISBN-13:9784757611160
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:344ページ
縦:22cm
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