"絵語り"の日本中世 [単行本]
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"絵語り"の日本中世 [単行本]



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出版社:その他
販売開始日: 2025/03/31
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"絵語り"の日本中世 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    絵画に潜む表象主体の行為を探る。絵巻・物語絵などの絵画は、単に画題を絵で「伝達」するメディアではない。そこには制作にかかわる主体の画題への[解釈―表現]行為過程が介在している。その表象行為をめぐって、日本中世にはどのような特質が見られるのか。中世に制作された『信貴山縁起』、極楽寺蔵『六道絵』、『源氏物語絵詞』などを中心に、鑑賞者の解釈を誘発する、その表象の編成と仕組みを分析する。また、教育の場では絵画をどのように扱うことができるのか。実際の教育現場に携わった著者ならではの視点から、定番教材である『竹取物語』や『徒然草』を題材に、古典学習の拡充に向けた絵画の有効的な活用を提案する。
  • 目次

    序 章 研究の目的と方法
    第一節 研究の目的
    第二節 研究の方法

    第一章 〈絵語り〉論序説
    第一節 問題の所在
    第二節 鑑賞主義的な解釈
    第三節 画面構成による絵画の語り
    第四節 物語とは直接関係のない絵画表現
    第五節 隠喩の文脈
    第六節 主題の複層性
    第七節 まとめ

    第二章 説話画の〈絵語り〉―『信貴山縁起』尼公巻をめぐって
    第一節 問題の所在
    第二節 信濃を出国する尼公
    第三節 和歌と名所絵
    第四節 宿をとる尼公
    第五節 〈絵語り〉の位相―観念と実像
    第六節 まとめ

    第三章 仏教説話画の〈絵語り〉―極楽寺本『六道絵』をめぐって
    第一節 問題の所在
    第二節 十王絵相の検討
    第三節 六道絵相の検討
    第四節 極楽寺蔵『六道絵』の〈絵語り〉
    第五節 まとめ

    第四章 物語絵の〈絵語り〉―『源氏物語絵詞』をめぐって
    第一節 問題の所在
    第二節 〈絵語り〉と景(空間)
    第三節 〈絵語り〉と時間
    第四節 〈絵語り〉と心情(人)
    第五節 〈絵語り〉と意味
    第六節 まとめ

    第五章 教材としての絵画(一)―古典学習の拡充に向けて
    第一節 問題の所在
    第二節 教科書における絵画資料の使用目的
    第三節 指導書における絵画資料の使用目的とその検討
    第四節 絵画資料の有効的な活用の提案
    第五節 中学校の古典学習におけるまとめ
    第六節 『源氏物語絵巻』「御法」を用いた活動
    第七節 『源氏物語』御法巻の学習の狙い
    第八節 絵画資料の有効的な活用の提案
    第九節 高等学校の古典学習におけるまとめ
    第十節 教材としての絵画

    第六章 教材としての絵画(二)―絵画テキストを活用した実践事例
    第一節 『竹取物語』の挿絵を用いた活動
    第二節 活動を通して得られた学習の効果
    第三節 「竹取物語絵」学習のまとめ
    第四節 「徒然草絵」を用いた活動
    第五節 絵画テキストの使用目的
    第六節 単元について
    第七節 授業構成
    第八節 学習者の反応
    第九節 「徒然草絵」学習のまとめ

    結 章 研究の総括
    第一節 本研究の概要
    第二節 日本中世の〈絵語り〉の諸相
    第三節 日本中世の〈絵語り〉の特質

    あとがき

    初出一覧
    参考引用文献
    索 引(事項/人名/書名)
  • 出版社からのコメント

    絵画に潜む表象主体の行為を探る
  • 内容紹介

    絵巻・物語絵などの絵画は、単に画題を絵で「伝達」するメディアではない。そこには制作にかかわる主体の画題への[解釈―表現]行為過程が介在している。
    その表象行為をめぐって、日本中世にはどのような特質が見られるのか。
    中世に制作された『信貴山縁起』、極楽寺蔵『六道絵』、『源氏物語絵詞』などを中心に、鑑賞者の解釈を誘発する、その表象の編成と仕組みを分析する。
    また、教育の場では絵画をどのように扱うことができるのか。
    実際の教育現場に携わった著者ならではの視点から、定番教材である『竹取物語』や『徒然草』を題材に、古典学習の拡充に向けた絵画の有効的な活用を提案する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    井上 泰(イノウエ ヤスシ)
    1981年生まれ。2024年4月から福山大学大学教育センター准教授。学位 博士(学術)(2009年3月広島大学)。専門領域は、国語科教科内容学で主に日本古典文学。特に日本中世における文学と絵画表象を研究対象としている。大学院では、文学・絵画研究に取り組みつつ、それと国語科教育とを往還しながら古典学習に関する研究も行った。広島大学附属福山中・高等学校に着任後は、古典学習にとどまらず、広く〈読み〉の学習について実践研究を行い、国語科教育に関する研究を重ねてきた。現在は、教育・研究の場を大学に移し、中等教育教員養成に取り組みつつ、国語科教育・古典学習に関する研究や日本古典分野における文学・絵画研究に取り組んでいる
  • 著者について

    井上泰 (イノウエヤスシ)
    井上 泰(いのうえ・やすし)
    1981年生まれ。
    2009年4月から2024年3月まで、広島大学附属福山中・高等学校 教諭(国語科)
    2024年4月から福山大学大学教育センター准教授(現在に至る)
    学位 博士(学術)(2009年3月 広島大学)

    専門領域は、国語科教科内容学で主に日本古典文学。特に日本中世における文学と絵画表象を研究対象としている。現在は、教育・研究の場を大学に移し、中等教育教員養成に取り組みつつ、国語科教育・古典学習に関する研究や日本古典分野における文学・絵画研究に取り組んでいる。

    主な論文に「国語科における言語文化学習をどうするか―中学一年生 芥川龍之介「蜘蛛の糸」の授業実践から考える」(『日本文学』72巻2号、日本文学協会、2023年2月)、「兵庫県極楽寺蔵『六道絵』の〈絵語り〉」(『国文学攷』第200号、広島大学国語国文学会、2008年12月)、「国語科授業における学習者の読みの構えの育成」(『中等教育研究紀要』50巻、広島大学附属福山中・高等学校、2010年3月)などがある。

"絵語り"の日本中世 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠社
著者名:井上 泰(著)
発行年月日:2025/03/10
ISBN-10:4585370137
ISBN-13:9784585370130
判型:A5
発売社名:勉誠社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:絵画・彫刻
言語:日本語
ページ数:352ページ
縦:22cm
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