「第三帝国」以前の「第三の国」―ドイツと日本におけるネオ・ヨアキム主義(九州大学人文学叢書) [全集叢書]
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「第三帝国」以前の「第三の国」―ドイツと日本におけるネオ・ヨアキム主義(九州大学人文学叢書) [全集叢書]



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出版社:九州大学出版会
販売開始日: 2025/04/19
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「第三帝国」以前の「第三の国」―ドイツと日本におけるネオ・ヨアキム主義(九州大学人文学叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    12世紀イタリア、フィオーレのヨアキムの歴史思想に由来する理念「第三の国」が、もともとナチスの「第三帝国」とは異なる意味で用いられ、19世紀後半から第一次世界大戦期までのヨーロッパやロシア、日本に多大な影響を与えたことは、いまだ学術的に究明されていない。本書では、イプセンやメレシコフスキー、カンディンスキー、トーマス・マンから日本の雑誌『第三帝国』にいたるまで、「第三帝国」das Dritte Reich以前の「第三の国」das dritte Reichをめぐる東西の言説を初めて本格的に検討し、未開拓領域の全容を明らかにする。
  • 目次



     1 今や我国にも「第三帝国」の声は高い
     2 未開拓領域
     3 見取り図

    第一章 ネオ・ヨアキム主義

     1 フィオーレのヨアキム
     2 始原と終末の枠構造
     3 ヨアキム受容
     4 「第三」と「国」

    補遺一 「第三帝国」研究における「第三の国」

     1 ジャン・フレーデリク・ノイロール『第三帝国の神話』
     2 フリッツ・シュテルン『文化的絶望の政治』
     3 ジョージ・ラッハマン・モッセ『フェルキッシュ革命』
     4 クルト・ゾントハイマー『ヴァイマル共和国における反民主主義思想』
     5 ジョージ・ラッハマン・モッセ『大衆の国民化』
     6 ゴットフリート・ガーブリエルほか編『哲学歴史事典』
     7 ブッハルト・ブレントイェンス『第三の国の神話』
     8 コルネーリア・シュミッツ・ベルニング『ナチズム用語集』
     9 クラウス・エッケハルト・ベルシュ『国民社会主義の政治的宗教』
     10 シュテファン・ペーガツキ『穴だらけの私』
     11 ヘルマン・ブッツァー「第三帝国における『第三帝国』」
     12 マッティーアス・リードル『フィオーレのヨアキム』
     13 リヒャルト・ファーバーとヘルゲ・ホイブラーテン編『イプセンの『皇帝とガリラヤ人』』

    第二章 背教者ユリアヌス

     1 高次の第三のもの
     2 19世紀ドイツにおけるユリアヌス受容
     3 フケーの『皇帝ユリアヌスと騎士たちの物語』
     4 アイヒェンドルフの叙事詩「ユリアーン」
     5 「ドイツ的な世紀」の彼方

    第三章 日本における「第三の国」

     1 雑誌『第三帝国』
     2 イプセン受容
     3 メレシコフスキー受容
     4 新理想主義

    第四章 東西交点としての「第三の国」

     1 1923年
     2 日本の『第三帝国』とドイツの『第三の国』
     3 パウル・フリードリヒ
     4 東と西における「パウリ、フリードリツヒ」

    第五章 異端の正統者ルードルフ・カスナー

     1 アンチポーデ
     2 新しい「試み」
     3 観相学的世界像
     4 前綴りein-

    第六章 東方からの黙示

     1 ワシリー・カンディンスキー
     2 トーマス・マン
     3 ロシア的本質
     4 言葉の英雄

    第七章 ユーリウス・ペーターゼンの憧憬

     1 問題の書の問題性
     2 『ドイツの伝説と文学における第三の国への憧憬』(前半)
     3 『ドイツの伝説と文学における第三の国への憧憬』(後半)
     4 連続の中の不連続

    結び 「第三の国」の行方

    補遺二 日本におけるナチス研究の躓き

     1 Nationalsozialismusをめぐる訳語問題
     2 国家社会主義か国民社会主義か
     3 未来へのメッセージとしての訳語

     参考文献一覧
     初出一覧
     あとがき
     事項索引
     人名索引
  • 出版社からのコメント

    前近代的な宗教思想であった「第三の国」が、近代的な社会思想として展開し、ナチスの「第三帝国」へと変容していく過程を追う。
  • 内容紹介

    1923年から1933年までは、ナチス・ドイツの自称であり、通称であり、俗称である「第三帝国」という言説が流布した10年であった。12世紀イタリアで生じた歴史を三分割する思想が、ナチスの語彙とは異なる意味で用いられ、19世紀後半から第一次世界大戦期までのヨーロッパやロシア、それに日本に多大な影響を与えたことは、日本は言うに及ばず、ドイツでも、いまだ学術的に究明されていない。「第三帝国」das Dritte Reich以前の「第三の国」das dritte Reichを初めて本格的に検討する本書は、未開拓領域の全容を明らかにする
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小黒 康正(オグロ ヤスマサ)
    1964年生まれ。北海道小樽市出身。博士(文学、九州大学)。九州大学大学院人文科学研究院教授。日本学術会議連携会員、日本独文学会会長
  • 著者について

    小黒 康正 (オグロ ヤスマサ)
    北海道小樽市出身。博士(文学、九州大学)。元ミュンヒェン大学日本センター講師。
    現在、九州大学大学院人文科学研究院教授、同研究院附属言語運用総合研究センター長、
    日本独文学会会長、日本学術会議連携会員、西日本日独協会副会長。

    主要著書
    『黙示録を夢みるとき トーマス・マンとアレゴリー』(鳥影社、2001年)
    『水の女 トポスへの船路』(九州大学出版会、2012年;新装版2021年)
    『100分de名著 トーマス・マン『魔の山』』(NHK出版、2024年)

    2024年5月にNHK「100分de名著 『魔の山』」に講師として出演、合気道四段。

「第三帝国」以前の「第三の国」―ドイツと日本におけるネオ・ヨアキム主義(九州大学人文学叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:九州大学出版会
著者名:小黒 康正(著)
発行年月日:2025/04/30
ISBN-10:4798503851
ISBN-13:9784798503851
判型:A5
発売社名:九州大学出版会
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:290ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:2cm
重量:530g
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