律令国家の辺境と交通―揺れ動く南北の境界と領域 [単行本]

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律令国家の辺境と交通―揺れ動く南北の境界と領域 [単行本]
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律令国家の辺境と交通―揺れ動く南北の境界と領域 [単行本]



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出版社:八木書店
販売開始日: 2025/05/22
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律令国家の辺境と交通―揺れ動く南北の境界と領域 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    【全25編書き下ろし】
    はじめに ◉川尻秋生

    Ⅰ 総  論
    1 辺境と国郡行政 ◉鐘江宏之
    はじめに
    一 七世紀における辺境-拠点の掌握の時代-
    二 八世紀における支配の浸透・拡大
    三 辺境における国郡運営の特質
     おわりに
    2 辺境と宗教 ◉藤本 誠
    はじめに
    一 七世紀前半の辺境と宗教
    二 七世紀末~八世紀前半の辺境と宗教
    三 八世紀後半~九世紀前半の辺境と宗教
    おわりに
    3 古代東北の交通と地域編成-「山道蝦夷」と横手盆地に注目して- ◉永田英明
    はじめに
    一 「山道蝦夷」と南北交通路
    二 奥羽山脈を越える東西交通と地域関係-横手盆地の支配をめぐって-
     おわりに
    4 考古学からみた辺境における地域支配の形成と交通路-陸奥国南部を中心として- ◉藤木 海
    はじめに
    一 陸奥国南部における律令支配の形成と交通路
    二 幹線交通路に沿った同系瓦の展開
    三 瓦作りの波及からみた郡間交通路
    四 辺境地域におけるの瓦作りの展開と交通路
    おわりに
    5 古代の辺境・辺要としての出羽国 ◉十川陽一
    はじめに-辺境と辺要-
    一 出羽国の地理的条件-東山道・北陸道の併存-
    二 出羽国における支配領域の展開
    三 辺要としての出羽国と城柵
    四 秋田城介の補任からみた出羽国の変質
    おわりに
    6 辺要国・縁海国 ◉橋本 剛
    はじめに
    一 辺要国
    二 縁海国
    三 辺要国・縁海国と七道制
    おわりに
    7 西海道と辺境・交通 ◉酒井芳司
    はじめに
    一 律令制国家の辺要としての西海道
    二 対外交流と軍事の拠点としての九州北部
    三 西海道の交通体系の成立と特質
    むすび
    〔コラム〕続縄文文化と須恵器 ◉藤野一之

    Ⅱ 辺境の交通と領域
    1 陸奥国中部における支配領域の拡大と交通・社会-飛鳥・奈良時代を中心に- ◉村田晃一
    一 地域区分
    二 地域ごとの様相
    三 B~D区における支配領域の拡大と城柵
    四 交通
    五 まとめ
    2 出羽山道駅路と「秋田之道」を復元する ◉高橋 学
    はじめに
    一 造山十足馬場遺跡の発掘調査
    二 調査成果から読み取れること
    三 出羽山道駅路を復元する
    四 「秋田之道」を復元する
    五 二系統の駅路と由理・雄勝を結ぶ連絡路
    おわりに
    3 越後・出羽における支配の拡大と交通 ◉相澤 央
    はじめに
    一 越後・出羽の領域変遷と交通
    二 東北北部と越後との交流
    三 出羽建国後における越後国
    おわりに
    4 出羽国南部の東山道駅路-直路と延喜式ルート- ◉中村太一
    はじめに
    一 奥羽地域における駅路とその変遷
    二 出羽国南部における東山道駅路の復元
    三 延喜式ルートの性格と成立
    おわりに
    5 辺境・壱岐の豪族と交通 ◉堀江 潔
    はじめに
    一 弥生時代の壱岐-A~D群の成立期-
    二 五~六世紀代の壱岐-壱岐の豪族と畿内豪族、北部九州の豪族-
    三 七世紀~八世紀初頭の壱岐-壱岐の豪族と大和政権、律令国家-
    むすび
    6 南九州の交通と辺境論 ◉菊池達也
    はじめに
    一 南九州の駅路
    二 領域の変遷と交通路の変化
    まとめにかえて
    〔コラム〕辺境の外側の蝦夷社会-八戸地域- ◉宇部則保
    〔コラム〕南島の交易と辺境 ◉田中史生
    Ⅲ 辺境をめぐる交流・交易
    1 東北北部から北海道に運ばれた土器-須恵器観の視点から- ◉渡辺 一
    はじめに
    一 須恵器観からみた長頸瓶
    二 東北北部と長頸瓶
    三 北海道と須恵器
    おわりに-境界領域と須恵器-
    2 東北地方の仏教と寺院政策 ◉斎野裕彦
    はじめに
    一 飛鳥・奈良時代の仏教と寺院政策
    二 奈良時代から平安時代へ-儀礼の変化-
    三 平安時代の仏教と寺院政策
    おわりに
    3 九州地方の仏教と寺院政策 ◉齋部麻矢
    はじめに
    一 辺境としての九州
    二 九州の仏教寺院
    三 辺境九州への寺院政策
    おわりに
    4 八世紀初頭における疫病流行と北方辺境地域-和銅元年陸奥国戸口損益帳の分析から- ◉田中禎昭
    はじめに
    一 和銅元年陸奥国戸口損益帳にみる人口動態
    二 戸口の変動とその背景-八世紀初頭における飢饉と疫病-
    三 東アジア世界における八世紀初頭の疫病流行
    四 北方辺境の疫病と流民・交易の問題
    おわりに
    〔コラム〕陸奥・出羽の蕨手刀 ◉黒済和彦
    Ⅳ 遺構事例
    1 栃木県大田原市小松原遺跡-附 石田遺跡、佐良土上の原Ⅱ遺跡- ◉上野修一
    はじめに
    一 小松原遺跡
    二 石田遺跡
    三 佐良土上の原Ⅱ遺跡
    2 滋賀県栗東市高野遺跡の調査 ◉福井知樹
    一 遺跡の概要
    二 近江の古代東海道
    三 検出した古代東海道遺構
    3 大和国横大路 ◉山田隆文
    はじめに
    一 検出された遺構について
    二 考 察
    まとめ
    4 紀和国境付近の南海道駅路 ◉大岡康之
    はじめに
    一 紀伊の南海道
    二 隅田条里遺構と南海道駅路
    三 南海道駅路痕跡の発見
    四 もう一つの痕跡-駅家跡?-
    おわりに
    Ⅴ 付録地図
    東北地方の旧国郡名
    九州地方の旧国郡名
    東日本の駅家と駅路(中村太一氏作成)
    西日本の駅家と駅路(中村太一氏作成)
    畿内の駅家と主要交通路(中村太一氏作成)

    あとがき ◉十川陽一
    執筆者紹介
  • 内容紹介

    時代と共に揺れ動いた律令国家と蝦夷・隼人・朝鮮半島等との境界で、何が起こっていたのか
    東北地方の蝦夷、九州地方の隼人等、律令国家の支配が及ばない周縁との接点=辺境に注目し、交通が果たした機能に迫る

    【内容説明】
    ①辺境と交通をテーマに文献史学・考古学による書き下ろし論考25本
     奈良・平安時代、東北地方の蝦夷の人々や九州地方の隼人など、律令国家の周縁地域には支配領域との接点=辺境が存在した。その辺境に注目し、交流や交易の意味も含む「交通」を切り口に、文献史学・考古学の両側面から、最新の研究成果をふまえた書き下ろし論考25本を収録。
    ②東北地方の蝦夷と辺境
     律令国家の支配領域が越後・陸奥・出羽地方に展開する奈良・平安時代において、軍事と交通路の整備、国家権力との関係、軍事境界線の目視できる目印となった城柵、国郡行政による律令国家支配の実像、人口調査が辺境の人々に与えた影響など、辺境の地域で繰り広げられた諸相を論じる。
    ③九州地方の隼人と辺境
     奈良時代の初頭に律令国家の支配領域に取り込まれた、九州地方の隼人。同地方には、朝鮮半島と隣接した壱岐・南島など、律令国家の支配が及ばない島々も存在した。こうした諸地域が律令国家とどのように接触し、交流したのか。国府を基点とした交通路の整備、仏教の多様な展開・受容など、その多面的な諸相を明らかにする。
    ④土器などの交易からみた多様な辺境の特質
     陸奥から北海道に運ばれた土器や、東北と関東の土器の移動に注目した交易、琉球を含む南島との交易など、多角的な視点で、辺境の特質を明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    川尻 秋生(カワジリ アキオ)
    古代交通研究会会長・早稲田大学文学学術院教授。日本古代史

    十川 陽一(ソガワ ヨウイチ)
    慶応義塾大学文学部准教授。日本古代史

    藤本 誠(フジモト マコト)
    慶応義塾大学文学部准教授。日本古代史・古代仏教史
  • 著者について

    川尻 秋生 (カワジリ アキオ)
    川尻秋生(かわじりあきお)
    古代交通研究会会長・早稲田大学文学学術院教授。日本古代史。
    〔主な著作〕『シリーズ日本古代史5 平安京遷都』(岩波書店、2011年)・『古代の東国2 坂東の成立』(吉川弘文館、2017年)・『シリーズ古代史をひらく 文字とことば』(編著、岩波書店、2020年)

    十川 陽一 (ソガワ ヨウイチ)
    十川陽一(そがわよういち)
    慶應義塾大学文学部准教授。日本古代史。
    〔主な著作〕『日本古代の国家と造営事業』(吉川弘文館、2013年)・『人事の古代史―律令官人制からみた古代日本―』(筑摩書房、2020年)・『概説日本法制史(第二版)』(共編著、弘文堂、2023年)

    藤本 誠 (フジモト マコト)
    藤本 誠(ふじもとまこと)
    慶應義塾大学文学部准教授。日本古代史・古代仏教史。
    〔主な著作〕『古代国家仏教と在地社会―日本霊異記と東大寺諷誦文稿の研究―』(吉川弘文館、2016年)・「古代地方寺院の性格と機能―地方豪族と住僧の検討を中心として―」(『史学』91-3、2022年)・『東大寺諷誦文稿』における孝子伝的記述の特質―抹消(擦消)の意味と史的背景をめぐって―」(『古代文学』62、2023年)

律令国家の辺境と交通―揺れ動く南北の境界と領域 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:八木書店出版部
著者名:川尻 秋生(編)/十川 陽一(編)/藤本 誠(編)
発行年月日:2025/05/15
ISBN-10:4840622760
ISBN-13:9784840622769
判型:A5
発売社名:八木書店
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:520ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:820g
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