増補改訂版 東インド会社とアジアの海賊 [単行本]

増補改訂版 東インド会社とアジアの海賊 [単行本] の 商品概要

• 目次

  カラー口絵
  
  まえがき　　斯波義信
  序論　アラビア海から東シナ海までの船旅　　牧野元紀
  総論　東インド会社という海賊とアジアの人々　　羽田正
  
  第1部　西南アジア海域
  1．海賊の正体を求めて―ガンジ・サワーイー号掠奪事件と多言語史料に見るその実態　　嘉藤慎作
  2．ジョアスミー海賊とは誰か？―幻想と現実の交錯　　鈴木英明
  
  第2部　東南アジア海域
  3．貿易と暴力―マレー海域の海賊とオランダ人、一七八〇～一八二〇年　　太田淳
  4．ヨーロッパ人の植民地支配と東南アジアの海賊　　弘末雅士
  
  第3部　東アジア海域
  5．海商と海賊のあいだ―徽州海商と後期倭寇　　中島楽章
  6．中国沿岸の商業と海賊行為（一六二〇～一六四〇年）―リポン大尉の記録におけるオランダ人の参入　　パオラ・カランカ（［翻訳］彌永信美）
  7．屏風に描かれたオランダ東インド会社の活動　　深瀬公一郎
  8．『中国海賊』イメージの系譜　　豊岡康史
  9．清朝に〝雇われた〟イギリス海軍―十九世紀中葉、華南沿海の海賊問題　　村上衛
  
  年　表
  あとがき　　平野健一郎
  執筆者一覧

• 出版社からのコメント

  誰が海賊だったのか？海賊の多様性を歴史から読み解く

• 内容紹介

  17世紀初頭にヨーロッパで誕生した東インド会社とその海上覇権の確立にあたって大きな障壁となった現地の海賊たち。
  両者は善と悪という単純な図式では表せない関係にあった。
  東インド会社もまた海賊であった―。
  東インド会社と海賊の攻防と、活動の実態を明らかにする。
  インド洋西海域の海賊活動の実態を示す論考1本を追加し、増補改訂版として装い新たに刊行。
  東洋文庫創立100周年記念

• 著者について

  斯波義信 (シバヨシノブ)
  斯波義信（しば・よしのぶ）
  東洋文庫文庫長、東京大学名誉教授・大阪大学名誉教授・日本学士院会員、文化勲章受章（2017年）
  
  平野健一郎 (ヒラノケンイチロウ)
  平野健一郎（ひらの・けんいちろう）
  東洋文庫普及展示部長・ミュージアム館長、東京大学名誉教授・早稲田大学名誉教授
  
  羽田正 (ハネダマサシ)
  羽田正（はねだ・まさし）
  東洋文庫評議員、東京大学名誉教授
  
  牧野元紀 (マキノモトノリ)
  牧野元紀（まきの・もとのり）
  東洋文庫文庫長特別補佐、学習院女子大学教授

増補改訂版 東インド会社とアジアの海賊 [単行本] の商品スペック