水辺と日本人―環境・文明・防災 [単行本]
    • 水辺と日本人―環境・文明・防災 [単行本]

    • ¥3,850116 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ
100000009004115689

水辺と日本人―環境・文明・防災 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥3,850(税込)
ゴールドポイント:116 ゴールドポイント(3%還元)(¥116相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:明石書店
販売開始日: 2025/04/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

水辺と日本人―環境・文明・防災 [単行本] の 商品概要

  • 目次

     はじめに

    一 水辺と日本人
     ヒトとサルをくらべると
     ヒトは「裸のサル」
     「悪食のサル」でもある
     超雑食は進歩への基盤
     陸から海に押し戻された
     海のなかでなにが起こったか
     女の由来にかくされている
     「水辺のサル」になった
     平らなユカと平らなアシが発達した

    二 山海に暮らして一万年
     生きている大地
     海からやってきた
     海上からめだつ断層崖
     舟をあやつる縄文人
     段丘上にある集落
     汽水域の生活
     一五〇〇年つづいた集落
     階層社会があったか
     一大祭祀集落が母集落か
     縄文空間をいまに伝える東京
     花綵のような山すその水辺

    三 海が水辺をつくった
     海中の絶島
     葦が繁る海をみつめていた
     葦から国土が湧いてくる
     佐賀平野をみたか
     雲のようにひろがる原野があった
     干潟を行き来する淡水
     風、木、山、野の神、そして最後に
     あらたな国のイメージ
     出雲の葦原の中つ国
     お米が海の水辺に目をつけた
     出雲を見捨てた

    四 内陸の湖を蹴裂いた
     海中の島のなかは
     盆地に目をつけた
     内陸の低湿地だった
     溜池と小河川を利用して
     湖盆の水を抜いた
     全国にある蹴裂伝説
     縄文人も蹴裂いた
     「安住の地」のイメージ
     小盆地宇宙
     盆地と水のつきあい方

    五 自然の上に海辺の低湿地を拓いた
     しらぬひ筑紫
     かつて平野は海だった
     海と平野はつながっている
     泥水が毎日はいりこむ
     泥水を暴れ川が運ぶ
     呪術で川を治める
     神石が土地をつくる
     クリークができた
     水と土の世界が生まれた
     地下情報を共有する小さな地域
     「共同自助」の世界
     地域ごとに「みず道」がある
     内なる「小さな環境」づくり

    六 水辺は遊び庭
     火の文化と決別した
     水辺で行動を起こした
     ヒメヒコ制が宣言された
     水辺はヘッドクオーター
     他者との交流の場
     川中の聖地
     中州に根拠を置いた
     熊野にいます神が増幅した
     アマツカミ族の「水辺のニワ」
     水辺の思想
     古代の集落の「遊び庭」
     水辺のニワは遊び庭
     曲水の宴としてひろまった
     州浜で政治をおこなった

    七 水辺のニワがすまいになった
     古代の貴族のすまい
     すまいに壁がない
     家屋文鏡はなにを語るか
     「ヤシロ」に住まう
     祭住一致のすまい
     寝殿造は「遊び庭」に建つ
     「水辺のニワ」のすまい
     段差による場づくり
     寝殿造はなぜ高床か
     「水辺のニワ」に回帰して発展した

    八 水辺がすまいを進化させた
     水辺で暮らしつづけた
     ユカに特別な感情をもっている
     土間と共存する板床
     土間は最初のユカ
     ユカに人格をあたえた
     土間のイメージと空間
     畳に照射された土間
     框が発達した
     ユカは外にもむかった
     「にわ」はユカである
     ユカはコミュニケーションの場

    九 水辺から都市が生まれた
     環濠の拠点集落
     乱流地帯に神殿都市をつくった
     水の祭祀が町になる
     水をつくりだして集住する
     川原に町が生まれた
     低湿地が都市化時代をつくりだした
     わたしたちの都市は低平地都市
     山川藪沢の思想

    一〇 劇場は都市の水辺の遊び庭
     四条河原で歌舞伎が生まれ育った
     水辺の都市のなんでもない水辺
     中州が聖地になった
     四条河原に先住者がいた
     転々とする芸能興行地
     五条河原が興行地になったのは
     かぶきおどりの創始
     野天に仮設の小屋掛け
     あたらしい「水辺の遊び庭」ができた
     「水辺の遊び庭」が町になった

    一一 海辺にもうひとつの都市があった
     幕末期、製造業にすぐれたものが
     山の隅々まで耕されている
     沿岸を利用した
     自然生産物はめぐまれている
     農業国家とおしえこまれた
     「村とよばれた都市」があった
     海辺が生活の主たる場
     海辺の根拠地にあらわれた港市
     湊におおくの寺社が
     寺社が海辺を発展させた

    一二 山海の一大都市をつくった
     mountain goes to sea
     いわゆる人工島とは異なる
     地味な調査による防災と人づくりから
     港外に人工島都市を
     都市はひらかれている
     埋め立ては自然の賜物
     海を忘れかねる情
     低平地都市は蟻地獄
     「草木と青空とを忘れかねる情」
     平地とはちがった文化を得た
     縄文のリ・インカネーションだ

    ひとつの結語

     あとがき
     参考文献
  • 内容紹介

    四周を海に囲まれ、無数の河川が流れるこの列島で忘れがちな「水辺の思想」に立ち返り、豪雨・洪水・津波といった頻発する自然災害との向き合い方を根本的に問い直す。史料的アプローチのみならず現地調査の成果も加えた、国土・住まい・都市の壮大な発展史。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中岡 義介(ナカオカ ヨシスケ)
    建築学者、地域都市計画家。兵庫教育大学名誉教授。1944年神戸市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。工学博士。福井工業大学、佐賀大学、兵庫教育大学教授を歴任。その間、京都大学人文科学研究所非常勤講師、中国・中南工業大学客員教授、国立民族学博物館・国立歴史民俗博物館共同研究員、日本学術振興会サンパウロ研究連絡センター長などを兼任
  • 著者について

    中岡 義介 (ナカオカ ヨシスケ)
    建築学者、地域都市計画家。兵庫教育大学名誉教授。
    1944年神戸市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修了。工学博士。
    福井工業大学、佐賀大学、兵庫教育大学教授を歴任。その間、京都大学人文科学研究所非常勤講師、中国・中南工業大学客員教授、国立民族学博物館・国立歴史民俗博物館共同研究員、日本学術振興会サンパウロ研究連絡センター長などを兼任。
    〔主な著書〕
    『国土のリ・デザイン』(花伝社、2022年)
    『ブラジルの都市の歴史』(共著、明石書店、2020年)
    『ウッドファースト』(分担執筆、藤原書店、2016年)
    『バリ島巡礼』(共著、鹿島出版会、2016年)
    『首都ブラジリア――モデルニズモ都市の誕生』(共著、鹿島出版会、2014年)
    『世界地名大辞典9 中南アメリカ』(分担執筆、朝倉書店、2014年)
    『路地研究――もうひとつの都市の広場』(分担執筆、鹿島出版会、2013年)
    『日本人はどのように国土をつくったか』(分担執筆、学芸出版社、2005年…

水辺と日本人―環境・文明・防災 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:中岡 義介(著)
発行年月日:2025/04/30
ISBN-10:4750359238
ISBN-13:9784750359236
判型:B6
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:民族・風習
言語:日本語
ページ数:312ページ
縦:20cm
他の明石書店の書籍を探す

    明石書店 水辺と日本人―環境・文明・防災 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!