七色の折りヅル－ヒメぱせり詩集(子ども　詩のポケット<60>) [全集叢書]

七色の折りヅル－ヒメぱせり詩集(子ども　詩のポケット<60>) の 商品概要

• 目次

  １　なめくじの通り道
  
  なめくじの通り道／はちうえのあさがお／ここは　どこじゃ／こおり／なみったら／ちっちゃなとかげ／いちょうのはっぱ／ホクホク／ゴキブリさん　暖をとる／お寺の鏡もち／ストーブをけす／わたげのタンポポ
  
  ２　なみだのびんせん
  
  小さな乗客／たび／雨がさらっていく／呼んでる・・・／ぜんりょくしっそう／かんげききぶん／なみだのびんせん／ねむりながらつくったおはなし／夢を見た
  
  ３　なかよし給食ぶくろ
  
  どうして　あかい？／おくつをはける日は／ゆき　ゆき／まんいんでんしゃ／ぬりえノート／かがみ／なかよし給食ぶくろ／おなまえアップリケ／にじ　どこ行った／ひさびさに行く　ようちえん／ちゃんと　きいてるよ／心がざわざわ／おじいちゃんのメガネたち／髪を切った
  
  ４　七色の折りヅル
  
  「ほんとう」のこくはく／お二階さん／しょうぎだおし／こうえん／水そうの金魚／ドライフラワー／おちた柿の実／七色の折りヅル
  
  ヒメぱせりさんの詩集に寄せて　　宮中雲子
  あとがき

• 出版社からのコメント

  一羽でもいいから　届いてよ／七色に染めた　折りヅルたちよ――『木曜手帖』とともに歩み続けてきた著者の子ども心溢れる第一詩集。

• 内容紹介

  『木曜手帖』とともに歩み続けてきた著者の、子ども心溢れる第一詩集。
  表題作含む43篇を収載。
  
  「こどもの心を持ち続け、それを生かした作品を書いてきた作者は、あちこちにきらっとした表現をみせてくれています。」
  （宮中雲子「ヒメぱせりさんの詩集に寄せて」より）
  
  ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
  
  七色の折りヅル
  白色の折り紙を　七色に染めて
  ツルを折る
  一羽　二羽・・・七羽折る
  
  海にのみこまれちゃった母さんに届け　
  と
  七色七羽の折りヅルを海に流す
  
  小さく生まれる波に　乗っかって
  進むかと思えば　戻ってくる
  
  次に来る波にも　乗れないで
  浜にとどまって　ゆれているツル
  
  一羽でもいいから　届いてよ
  七色に染めた　折りヅルたちよ
  わたしの想いよ
  
  しぶきが　陽の光をうけて
  虹が　空中に生まれる
  
  「お母さん！」
  
  ――「七色の折りヅル」より
  
  ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
  
  図書館選書
  「一羽でもいいから　届いてよ／七色に染めた　折りヅルたちよ／わたしの想いよ」～『木曜手帖』とともに歩み続けてきた著者の子ども心溢れる第一詩集。表題作含む43篇を収載。

• 著者について

  ヒメぱせり (ヒメパセリ)
  1964年　愛知県名古屋市に生まれる
  1968年　静岡県浜松市へ移住
  ※7才より詩作
  1984年　詩誌「ラ・メール」会員になる
  1986年～88年　詩と散文『shi』同人
  1991年～「木曜会」の勉強会に参加
  「こどものうた」の詩作を始める
  2006年～「インターネット木曜手帖」に投稿
  現在　日本語教師

七色の折りヅル－ヒメぱせり詩集(子ども　詩のポケット<60>) の商品スペック