古典の挑戦 第2版-古代ギリシア・ローマ研究ナビ [単行本]
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出版社:知泉書館
販売開始日: 2025/04/30
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古典の挑戦 第2版-古代ギリシア・ローマ研究ナビ の 商品概要

  • 目次

    まえがき(葛西康徳)

    第1部 記憶と再現

    1 ギリシアは東からやって来た?(クリストファー・メットカルフ)
    歴史的概要/楔形文字と古代近東文学/「起源の歌」概要/「起源の歌」とヘシオドス/『ギルガメシュ叙事詩』とホメロス/現在の研究アプローチ/参考文献

    2 ホメロス問題に挑む(ベルナルド・バッレステロス)
    はじめに/耳で聞く詩/テクストとその起源/ホメロス問題へのアプローチ/『イリアス』,『オデュッセイア』とトロイア戦争にまつわる叙事詩の伝統/ホメロスとその出典/参考文献

    3 ギリシア抒情詩,復元の挑戦(ヴァネッサ・カサート)
    古典学における抒情詩/復元への第一歩/作者を推定する試み―サッポーとアルカイオス/抒情詩とパフォーマンス―独唱/抒情詩とパフォーマンス―合唱/抒情詩の語り手/参考文献

    4 「悲劇」は悲しい劇なのか?(グンター・マーティン)
    はじめに/神話物語としての悲劇/公的な行事や宗教儀礼としての悲劇/演技としての悲劇/参考文献

    5 喜劇を真面目に読む(アデル・C・スカフーロ)
    はじめに/ギリシア喜劇/ローマ喜劇/参考文献

    6 ローマで観る演劇(ドメニコ・ジョルダーニ)
    はじめに/パッリアタ劇/トガタ劇/トラベアタ劇/コトゥルナタ劇/プラエテクスタ劇/理論と実践/参考文献

    7 ヘレニズム文学の彩り(マッシモ・ジュゼッペッティ)
    はじめに/文学活動への公的な支援/劇作と「エピグラム」/三人の学者詩人―カッリマコス,テオクリトス,アポッロニオス/三人の詩人の周辺―その他の主たるヘレニズム作家たち/ヘレニズムと歴史記述/翻案・偽作―ヘレニズムの新しい文学/参考文献

    8 アウグストゥスと詩人たち(日向太郎)
    はじめに/内乱と平和―ウェルギリウスの場合/内乱と平和―ホラティウスの場合/詩のなかで歌われるアクティウムの海戦―ホラティウスとウェルギリウスの場合/恋愛エレゲイア詩人―プロペルティウス/恋愛エレゲイア詩人―ティブッルス/エレゲイア詩人から叙事詩人へ―オウィディウス/参考文献

    9 ローマでギリシアを主張する――セカンド・ソフィスティック(ベネデク・クルチオ)
    「セカンド・ソフィスティック」?/ソフィストとその活動/パイデイア―過去,そして現在/帝政期ローマの修辞学とソフィスト的文学/主要な作家たち/読書案内/参考文献


    第2部 素材と受容

    10 古典ができるまで――テクスト批判(パトリック・フィングラス)
    はじめに/初期の印刷本/現代の校訂本/デジタル化された校訂本/校訂作業の実例/結び/参考文献

    11 蘇るパピルス(エンリコ・エマヌエレ・プロディ)
    はじめに/「パピルス」とは何か?/何故エジプトか/科学技術とパピルスの解読/パピルス学の始まり/参考文献

    12 壺絵は語る(フランソワ・リッサラーグ)
    イマージュの人類学/イマージュとは何か? 何を意味するのか?/イマージュとコンテクスト/陶器に描かれたイマージュ/イマージュとホメロス/結論/参考文献

    13 歴史の中のギリシア美術(ロビン・オズボーン)
    古典期の美術史/古代美術史研究へのアプローチ―ヴィンケルマンとその遺産/古代美術史研究へのアプローチ―20世紀/古代美術史研究へのアプローチ―21世紀/結び/参考文献

    14 聞く神話,見る神話――ギリシア神話の表現とプロメテウス(クレシミール・ヴコヴィッチ/末吉未来)
    神話を論じることの難しさ/ギリシアの神々―オリュンポス十二神/ギリシア神話のはじまり―ヘシオドスが語るプロメテウス神話/「プロメテウス」が持つイメージ―現代のプロメテウス/プロメテウスの過去,現在,未来―アイスキュロスが見せるプロメテウス神話/神話の正体/参考文献

    15 ローマ神話の紡がれかた(クレシミール・ヴコヴィッチ/マリア・マリオラ・グラヴァン)
    序/ローマの神話と歴史/ローマの神々と英雄たち/ローマ建国神話―ロムルスとレムス/ローマの女性/神話と環境/参考文献

    16 ギリシアを翻訳する――バルバロイの文化への翻訳(ドメニコ・ジョルダーニ)
    はじめに/創世神話の翻訳―「環状の濠」とヘシオドスが描くカオス/散文の翻訳―ローマに持ち込まれたエウヘメロス/叙事詩の翻訳―ローマ版『オデュッセイア』/参考文献

    17 古代演劇を日本で研究する(マクシム・ピエール)
    ディオニュソス,ヨーロッパから日本へ/日本とギリシア演劇の出会い/ギリシア演劇と日本演劇―実りある比較/日本におけるギリシア悲劇―世界劇場/世界が聴いている演劇/参考文献

    18 「イソップ」の渡来と帰化(吉川 斉)
    はじめに/イエズス会と『エソポのハブラス』/『伊曽保物語』と江戸時代/幕末・明治初期の「イソップ」/『通俗伊蘇普物語』の登場/修身教育と「イソップ」/参考文献


    第3部 思想と人間

    19 哲学がうまれる(納富信留)
    古代ギリシアと哲学/哲学の誕生をめぐって/スタイルの革新と葛藤/自然の探究/「ある」の形而上学/理論体系としての哲学/生き方をめぐる哲学の広がり/参考文献

    20 よく語ること(吉田俊一郎)
    ギリシア・ローマにおける弁論・修辞学の重要性/ギリシアの弁論と修辞学/ローマの弁論と修辞学/ギリシア・ローマの修辞学理論/参考文献

    21 歴史を創ること(オズウィン・マリー)
    古代ギリシアの歴史学/ヘレニズム時代の歴史学/ローマの歴史学/古代から近代へ―近代から見たギリシア・ローマ/参考文献

    22 ギリシア人の法と裁判(葛西康徳/ゲーアハルト・チュール)
    裁判術と裁判実務/脱刑事法/デモステネス一般法廷弁論/参考文献

    23 ローマ人の法と法文化(アーネスト・メッツガー)
    はじめに/都市法務官/法律家/代行と弁論/ローマ法はどのように表現されているか/ローマ法はどのようにまとめられているか/センターは財産法/ローマ法の学ばれ方/訳者解説/参考文献

    24 ギリシア教(ロバート・パーカー)
    神々とその他のパワー/宗教的権威―ポリス教/儀礼/あの世/批判と存続/訳者解説/参考文献

    25 踊る合唱隊(末吉未来)
    古代ギリシアの合唱隊(コロス)/コロスとは何か/神に祈るコロス/コレゴスを引き立てるコロス/結び/参考文献

    26 古典古代の人類学(アンドレア・タデイ)
    はじめに―古典歴史人類学の誕生/言葉,観念,神々/正義の神々/神から人間へ/殺人と宗教/pre-law―ホメロスとギリシア悲劇/神話から現実へ―とある裁判事例の考察/呪いと誓い/結び/参考文献

    27 妥協するギリシア人(葛西康徳)
    ギリシア人/peithomai / peitho/アゴーンagon/In (half) losers’ eyes/参考文献

    結びに代えて――21世紀の古代ギリシア・ローマ(ティム・ウィットマーシュ)
    生き残った古代/ギリシア・ローマのもたらす功罪/古典を学ぶこととは

    第2版 あとがき(葛西康徳)
    総合文献案内
    索引
    執筆者紹介
  • 内容紹介

    21世紀の今,古代ギリシア・ローマを学ぶ意義とは何か。様々な社会的・地理的・人種的背景を持つ人々が交流した多様な古代社会,その姿を描き出した豊富な作品群。古典とは,人間と社会の困難な状況を示すことで,私たちにヒントを与えてくれる強力な〈武器〉なのである。
    本書は,オックスフォード大学やケンブリッジ大学で古典学の教育を受け,国際的に第一線で活躍する研究者が,日本人の夏期短期留学生に向けて行う西洋古典学への招待である。古典の最前線の問題に,それぞれ独特の発想とナラティヴで斬り込み,聴衆を魅了する。
    第1部「記憶と再現」は,古代ギリシアが影響を受け,近年進展の目覚ましい近東文学を紹介した後,ホメロス,抒情詩,悲劇,喜劇,ヘレニズム文学,ラテン詩文など基本的テーマを丁寧に説明する。セカンド・ソフィスティックの紹介は日本で初めてとなるだろう。
    第2部「素材と受容」では,20世紀に急速に発展したパピルス研究や,美術,壺絵,神話,文献学など最先端の業績を踏まえて解説する。そして日本の古典劇とギリシア演劇との比較,およびイソップ寓話の受容を見ていく。
    第3部「思想と人間」は,哲学,弁論術,歴史,宗教,法などヘレニズム文化の中核的テーマを説明し,ギリシア人とは何かを考える。ギリシア・ローマの法と裁判は,近代の政治・法制度を理解する上でも必須の教養である。さらには現在注目される合唱隊の紹介,および人類学の視点から古典学の再解釈を試みる。
    人文学の基礎である西洋古典学の森に学習者を導く最良の道案内。好評を博した初版に,新たに7章分のテーマを大幅増補して,最新の改訂を施した充実の決定版である。
  • 著者について

    葛西康徳 (カサイヤスノリ)
    1955年生まれ。Ph.D. 東京大学文学部名誉教授 〔主要業績〕 Peithomai and Peitho in Homer - An Aspect of the Background to Greek Rhetoric - (Bristol, Ph.D. 1992). Bibliotheca Wisteriana, Tokyo, forthcoming; フランソワ・アルトーグ『新版オデュッセウスの記憶』東海教育研究所,2026(共訳);『デモステネス弁論集5』京都大学学術出版会,2019(共訳)。

    ヴァネッサ・カッツァート (ヴァネッサ カッツァート)
    1977年生まれ。D.Phil. ヴェネツィア大学(イタリア)マリー・キュリー・グローバル・リサーチフェロー 〔主要業績〕 Hipponax the Poet. Poetic Mischief in Archaic Greece. Cambridge, forthcoming(共編);‘Sappho’s Poetic Language’, in Finglass, P. and Kelly, A. (eds.) The Cambridge Companion to Sappho. Cambridge, 2021; The Cup of Song: Studies on Poetry and the Symposion. Oxford, 2016(共編).

    吉川斉 (ヨシカワヒトシ)
    1980年生まれ。博士(文学)。成城大学文芸学部准教授 〔主要業績〕 『「イソップ寓話」の形成と展開――古代ギリシアから近代日本へ』知泉書館,2020。

    末吉未来 (スエヨシミク)
    1988年生まれ。M.Phil. ベルン大学(スイス)大学院博士課程 〔主要業績〕 ‘Word Full of Respect, World Full of Conflict: Leaders and Creation of Tension in the Antigone’, Pallas 131 « Interactions chorales. Interactions entre choeuret acteurs dans la tragédie grecque ancienne », forthcoming.

古典の挑戦 第2版-古代ギリシア・ローマ研究ナビ の商品スペック

商品仕様
出版社名:知泉書館
著者名:葛西康徳(著)/ヴァネッサ カッツァート(著)/吉川斉(著)
発行年月日:2025/04
ISBN-10:4862854362
ISBN-13:9784862854360
判型:規小
発売社名:知泉書館
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国文学その他
言語:日本語
ページ数:748ページ
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