正法眼蔵全新講〈第2巻〉一顆明珠・心不可得・古仏心・大悟・坐禅儀・坐禅箴・海印三昧・空華・光明 [全集叢書]
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正法眼蔵全新講〈第2巻〉一顆明珠・心不可得・古仏心・大悟・坐禅儀・坐禅箴・海印三昧・空華・光明 [全集叢書]



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出版社:春秋社
販売開始日: 2025/05/20
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正法眼蔵全新講〈第2巻〉一顆明珠・心不可得・古仏心・大悟・坐禅儀・坐禅箴・海印三昧・空華・光明 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    七十五巻本・十二巻本・「辦道話」等を網羅する『正法眼蔵』全体の革新的読解シリーズ、待望の第2巻!1 無常・無我の立場を堅持し、2 あらゆるものの存在は縁起から成り立ち、3 縁起を実現するのは行為であり、4 実体と錯覚させるのは言語である、の四原則から、『正法眼蔵』の真意に迫る。
  • 目次

    前言 読みの四原則
     一における「実体」というアイデアについて
     二における「実体」の否定と「縁起」
     三における行為による存在の規定
     四における言語の作用について
     凡例 

    正法眼蔵第七 一顆明珠
     娑婆世界大宋国、福州玄沙山院宗一大師……
     雪峰とふ、那箇是備頭陀……
     ひごろは、つりする人にてあれば……
     つひにみちをえてのち、人にしめすにいはく、尽十方世界、是一箇明珠……
     尽十方といふは、逐物為己、逐己為物の未休なり……
     是一顆珠は、いまだ名にあらざれども道得なり……
     学人如何会得……
     いはゆるの道得を道取するに……
     玄沙、来日問其僧、尽十方世界、是一顆明珠、汝作麼生会……
     僧曰、尽十方世界、是一顆明珠、用会作麼……
     玄沙曰、知汝向黒山鬼窟裏作活計……
     しかあればすなはち、この明珠の有始無始は、無端なり……
     正当恁麼時、あるいは虚空にかかり、衣裏にかかる……
     しかあればすなはち、転・不転のおもてをかへゆくににたれども……
     愛せざらんや、明珠かくのごとくの彩光きはまりなきなり……
     しかあれども、われもなんぢも、いかなるかこれ明珠……
     たとひたどりわづらふも、明珠にあらぬにあらず……

    正法眼蔵第八 心不可得
     釈迦牟尼仏言、過去心不可得、現在心不可得、未来心不可得……
     いはゆる徳山宣鑑禅師、そのかみ金剛般若経をあきらめたりと自称す……
     ときに鑑講師とふ、なんぢはこれなに人ぞ……
     かくいふをききて、婆子いはく、老婆に一問あり……
     うらむべし数百軸の釈主、数十年の講者……
     つらつらこの婆子と徳山と相見する因縁をおもへば……
     現在大宋国にある雲衲霞袂、いたづらに徳山の対不得をわらひ……
     こころみに徳山にかはりていふべし……
     恁麼いはんに、徳山さだめて擬議すべし……
     およそ徳山、それよりのちも、させる発明ありともみえず……

    正法眼蔵第九 古仏心
     祖宗の嗣法するところ、七仏より曹渓にいたるまで四十祖なり……
     向来の四十位の仏祖、ともにこれ古仏なりといへども……
     先師いはく、与宏智古仏相見……
     疎山いはく、大庾嶺頭有古仏、放光射到此間……
     雪峰いはく、趙州古仏……
     西京光宅寺大証国師は、曹渓の法嗣なり……
     このゆえに、華開の万木百草、これ古仏の道得なり、古仏の問処なり……
     師いはく、牆壁瓦礫……
     しかあれば、作麼生是牆壁瓦礫と問取すべし、道取すべし……
     漸源仲興大師、因僧問、如何是古仏心……
     まことに七仏以前に古仏心壁竪す……

    正法眼蔵第十 大悟
     仏仏の大道、つたはれて綿密なり……
     しかあるに、人根に多般あり……
     しかあれば、いづれの情・無情か生知にあらざらんと参学すべし……
     しかあればすなはち、三界を拈じて大悟す……
     臨済院慧照大師云、大唐国裏、覓一人不悟者難得……
     しかもかくのごとくなりといへども、さらに祖宗の懐業を参学すべし……
     京兆華厳寺宝智大師嗣洞山、諱休静……
     いはゆる大悟底人は、もとより大悟なりとにはあらず……
     しばらく功夫すべし、大悟底人の却迷は、不悟底人と一等なるべしや……
     しかあれば、認賊為子を却迷とするにあらず……
     師云、破鏡不重照、落華難上樹……
     しかあれども、恁麼の参学にあらず……
     これは、大悟は作仏のごとし、却迷は衆生のごとし……
     ここをもて、雪山の雪山のために大悟するあり……
     京兆米胡和尚、令僧問仰山……
     還仮悟否。この道をしづかに参究して、胸襟にも換却すべし……
     いまの還仮悟否の道取は、さとりなしといはず……
     しかあるを、さとりといふには、いはる……
     しかあれば、たとひ第二頭なりとも、たとひ百千頭なりとも……

    正法眼蔵第十一 坐禅儀
     参禅は坐禅なり、坐禅は静処よろし……
     諸縁を放捨し、万事を休息すべし……
     坐禅の時、袈裟をかくべし、蒲団をしくべし……
     あるいは半跏趺坐し、あるいは結跏趺坐す……
     衣衫を寛繫して、斉整ならしむべし……
     正身端坐すべし……
     かくのごとく身心をととのへて、欠気一息あるべし……

    正法眼蔵第十二 坐禅箴
     薬山弘道大師坐次、有僧問、兀兀地思量什麼……
     僧のいふ、不思量底如何思量……
     大師いはく、非思量……
     しかあればすなはち、兀兀地は仏量にあらず、法量にあらず……
     しかあるに、近年おろかなる杜撰いはく、功夫坐禅、得胸襟無事了、便是平穏地也……
     又一類の漢あり、坐禅辦道は、これ初心晩学の要機なり……
     しるべし、学道のさだまれる参究には、坐禅辦道するなり……
     江西大寂禅師、ちなみに南岳大慧禅師に参学するに……
     彫龍を愛するより、すすみて真龍を愛すべし……
     江西いはく、図作仏……
     しるべし、大寂の道は、坐禅かならず図作仏なり……
     南岳、ときに一塼をとりて、石上にあててとぐ……
     自己の所見を自己の所見と決定せざるのみにあらず……
     南岳いはく、磨作鏡……
     大寂いはく、磨塼豈得成鏡耶……
     南岳いはく、坐禅豈得作仏耶……
     大寂いはく、如何即是……
     南岳いはく、如人駕車……
     若不行の道、ひとへに不行と道取せるにあらず……
     打牛の法、たとひよのつねにありとも……
     大寂無対なる、いたづらに蹉過すべからず……
     南岳、またしめしていはく、汝為学坐禅、為学坐仏……
     坐禅を道取するにいはく、若学坐禅、禅非坐臥……
     南岳いはく、若学坐仏、仏非定相……
     南岳いはく、汝若坐仏、即是殺仏……
     若執坐相、非達其理……
     南岳・江西の師勝資強、かくのごとし……
     おほよそ西天・東地に仏法つたはるるといふは……
     仏祖の光明に照臨せらるるといふは、この坐禅を功夫参究するなり……
     しかあればすなはち、古来なりといへども、坐禅を坐禅なりとしれるすくなし……
     あはれむべし、十方の叢林に経歴して一生をすごすといへども……
     坐禅箴は、大宋国慶元府太白名山天童景徳寺……
     坐禅箴  勅諡宏智禅師 正覚 撰……
     仏仏要機……
     祖祖機要…… 
     不触事而知…… 
     不対縁而照……
     其知自微、曾無分別之思……
     其照自妙、曾無毫忽之兆…… 
     水清徹底兮、魚行遅遅……
     空闊莫涯兮、鳥飛杳杳……
     宏智禅師の坐禅箴、かくのごとし……
     先師上堂のとき、よのつねにいはく、宏智、古仏なり……
     坐禅箴  仏仏要機、祖祖機要……

    正法眼蔵第十三 海印三昧
     諸仏諸祖とあるに、かならず海印三昧なり……
     仏言、但以衆法、合成此身……
     いはゆる海印三昧の時節は、すなはち但以衆法の時節なり……
     起時唯法起。この法起、かつて起をのこすにあらず……
     起はかならず時節到来なり、時は起なるがゆえに……
     古仏いはく、忽然火起。この起の相待にあらざるを、火起と道取するなり……
     此法滅時、不言我滅。まさしく不言我滅のときは、これ此法滅時なり……
     この滅に多般の手眼を荘厳せり。いはゆる無上大涅槃なり……
     すでに前法の滅なり、後法の滅なり……
     いま不相対と道取あり、不相待と道取あるは、しるべし……
     たとひ滅の是即にもあれ、たとひ起の是即にもあれ……
     海中は有人にあらず、我於海は世人の住処にあらず……
     曹山元証大師、因僧問、承教有言、大海不宿死屍……
     大海不宿死屍。いはゆる大海は、内海・外海等にあらず……
     不宿死屍、といふは、不宿は明頭来明頭打、暗頭来暗頭打なるべし……
     師云の包含万有は、海を道著するなり……
     仏性海といひ、毗盧蔵海といふ、ただこれ万有なり……
     僧のいはく、為什麼絶気者不著は、あやまりて疑著の面目なりといふとも……
     曹山の道すらく、万有非其功絶気……

    正法眼蔵第十四 空華
     高祖道、一華開五葉、結果自然成……
     結果任你結果なり、自然成をいふ……
     たとへば、優鉢羅華の開敷の時処は、火裏・火時なるがごとし……
     古先いはく、優鉢羅華火裡開……
     この道理を到来せしめて、春秋をはかりしるべし……
     かくのごとくあるなかに、世尊道、虚空華、なり……
     しかあるに、如来道の、翳眼所見は空華、とあるを……
     あはれむべし、かくのごとくのやから、如来道の空華の時節・始終をしらず……
     釈迦牟尼仏言、亦如翳人見空中華、翳病若除、華於空滅……
     いま凡夫の学者おもはくは、陽気のすめるところ、これ空ならんとおもひ……
     しるべし、仏道の翳人といふは、本覚人なり、妙覚人なり……
     悟の翳なるには、悟の衆法、ともに翳荘厳の法なり……
     空華を学せんこと、まさに衆品あるべし……
     まさにしるべし、空は一草なり、この空かならず華さく、百草に華さくがごとし……
     空華の、空にさくも、またまたかくのごとし……
     祖師いはく、華亦不曾生……
     張拙秀才は、石霜の俗弟子なり……
     断除煩悩重増病……
     大宋国福州芙蓉山霊訓禅師、初参帰宗寺至真禅師而問……
     このゆえに、瑯琊山広照大師いはく、奇哉十方仏、元是眼中華……
     かくのごとくなるゆえに、明得・未明得、ともに眼中華なり……
     大宋国石門山の慧徹禅師は、梁山下の尊宿なり……

    正法眼蔵第十五 光明
     大宋国湖南長沙招賢大師、上堂。示衆云、尽十方界、是沙門眼……
     それよりのち梁武帝の御宇、普通年中にいたりて……
     転疎転遠の臭皮袋おもはくは、仏光も自己光明も……
     いはゆる仏祖の光明は、尽十方界なり、尽仏尽祖なり……
     唐憲宗皇帝は、穆宗・宣宗両皇帝の帝父なり……
     いまこの文公、これ在家の士俗なりといへども、丈夫の志気あり……
     しかありといへども、韓文公なほ仏書を見聞せざるところあり……
     しかあれば、明明の光明は、百草なり……
     生死去来は、光明の去来なり。超凡越聖は、光明の藍朱なり……
     雲門山大慈雲匡真大師は、如来世尊より三十九世の児孫なり……
     百千の雲門をあつめて同参せしめ、一口同音に道取せしむるなり……
     しかあればしるべし、人人尽有の光明は、現成の人人なり……
     雲門自代云、僧堂・仏殿・廚庫・三門……
     雪峰山真覚大師、示衆云、僧堂前、与諸人相見了也……
  • 出版社からのコメント

    無常・無我・縁起から読み解くシリーズ。一顆明珠・心不可得・古仏心・大悟・坐禅儀・坐禅箴・海印三昧・空華・光明の巻を収録。
  • 内容紹介

    【創業105周年記念出版】

    無常・無我の立場から形而上学的・超越的存在な存在を認めず、存在を生成し行為からなる縁起と実体と錯覚させる言語という原則に基づいて、『正法眼蔵』75巻本+12巻本+「辦道話」など別攝5巻を新しく読み解く、画期的なシリーズ!

    「仏教の思想は「無常・無我・縁起」のアイデアを核心とする、と考える筆者の立場から導出された。したがって、私が「仏法」と言う時、それは四原則に基づく思想と実践の体系を意味する。ちなみに、本書の題名において「新講」と称するのは、講読の方法を予め提示することと、上述の四原則で全体を読み切る試みが、今のところ本書以外に無いからである。」(本書「前言 読みの四原則」より)

    第二巻は、一顆明珠・心不可得・古仏心・大悟・坐禅儀・坐禅箴・海印三昧・空華・光明の巻を収録。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    南 直哉(ミナミ ジキサイ)
    1958年生まれ。1984年、曹洞宗で出家得度。同年、大本山永平寺に入山。以後、約20年の修行生活を送る。2003年に下山。現在、福井県霊泉寺住職、青森県恐山菩提寺院代
  • 著者について

    南 直哉 (ミナミ ジキサイ)
    1958年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、大手百貨店に勤務。1984年、曹洞宗で出家得度、同年、大本山永平寺に入山。以後、約20年の修行生活を送る。2003年に下山。現在、福井県霊泉寺住職、青森県恐山菩提寺院代。
    著書に『語る禅僧』(ちくま文庫)、『日常生活のなかの禅』『『正法眼蔵』を読む――存在するとはどういうことか』(ともに講談社選書メチエ)、『「問い」から始まる仏教――私を探る自己との対話』(佼成出版社)、『老師と少年』(新潮文庫)、『超越と実存――「無常」をめぐる仏教史』(新潮社)、『仏教入門』(講談社現代新書)、『出家の覚悟――日本を救う仏教からのアプローチ』(スマラサーラ氏との共著、サンガ選書)、『人は死ぬから生きられる――脳科学者と禅僧の問答』(茂木健一郎氏との共著、新潮新書)など多数。

正法眼蔵全新講〈第2巻〉一顆明珠・心不可得・古仏心・大悟・坐禅儀・坐禅箴・海印三昧・空華・光明 の商品スペック

商品仕様
出版社名:春秋社
著者名:南 直哉(著)
発行年月日:2025/05/20
ISBN-10:4393152344
ISBN-13:9784393152348
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:仏教
言語:日本語
ページ数:418ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:3cm
重量:691g
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