倫理学講義<第二巻> [全集叢書]
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倫理学講義<第二巻> [全集叢書]



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出版社:知泉書館
販売開始日: 2025/05/09
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倫理学講義<第二巻> [全集叢書] の 商品概要

  • 目次

    凡例
    まえがき

    第Ⅰ部 愛の諸形態――エロス愛について

     第一章 愛の多義性――愛の意味についての問題
     第二章 エロスとしての愛1――宇宙的愛としてのエロス
     第三章 エロスとしての愛2――人間的愛としてのエロス
     第四章 エロスとしての愛3――人間相互愛としてのエロス
     第五章 エロスとしての愛4――知恵の愛としてのエロス
     第六章 エロスとしての愛5――エロス的愛の特質
     第七章 エロスとしての愛6――われわれの愛の経験におけるエロス
     第八章 エロスとしての愛7――エロスの明暗
     第九章 エロスとしての愛8――エロス愛についての問題
     第一〇章 エロスとしての愛9――「物」に対する愛におけるエロスと「人」に対する愛におけるエロス
     第一一章 エロスとしての愛10――エロス愛に還元されない愛
     第一二章 エロスとしての愛11――エロス愛を妨げる原因としての社会の道徳
     第一三章 エロスとしての愛12――道徳とエロス愛
     [補講] エロス愛の要約と,philia, agape 愛との関係

    第Ⅱ部 愛の経験

     第一章 愛の経験の自明性
     第二章 愛する経験と愛される経験
     第三章 愛の経験の多義性
     第四章 愛の経験における共通的なもの
     第五章 憎みの経験
     第六章 憎みの原因
     第七章 憎みと愛
     第八章 憎みの根底に存する自愛
     第九章 すべての愛の根底に存する自愛
     第一〇章 すべての愛と憎みの根底にある自愛
     第一一章 自愛と自己
     第一二章 自己とは何か――自己の二重構造
     第一三章 自己の二重構造はどこから生じるか
     第一四章 二重構造の原因としての精神と肉体――まず肉体について

    第Ⅲ部 好きと嫌い

     第一章 自愛と他愛
     第二章 愛の三つの意味
     第三章 愛に対立するもの
     第四章 三つの愛の相互の関係
     第五章 愛の対立の中間領域
     第六章 好き嫌いの対象
     第七章 食物の好き嫌い
     第八章 好き嫌いの原因
     第九章 好き嫌いと先入見
     第一〇章 体質と気質
     第一一章 好き嫌いの限界
     第一二章 好きが嫌いに転化する第二の条件
     第一三章 好きが嫌いに転化する二つの限界状況の関係
     第一四章 嫌いが好きに転化する条件
     第一五章 嫌いが好きに転化する限界状況における心的条件の作用
     第一六章 好き嫌いの愛のもとに存する自愛
     第一七章 嫌いが好きに移る限界状況における心的条件
     第一八章 自己愛の二重構造
     第一九章 まとめと残された問題

    第Ⅳ部 プラトンのエロス論

     第一章 愛の自明性と多義性
     第二章 愛の三つの形態
     第三章 『シュンポジオン』の構成
     第四章 パイドロスの演説1――エロスは「最も年長の神」である
     第五章 パイドロスの演説2――エロスの根原性
     第六章 パイドロスの演説3――人間のうちにはたらくエロス
     第七章 パイドロスの演説4――生命力としてのエロスと情熱としてのエロス
     第八章 パイドロスの演説5――美しいものに憧れるエロス
     第九章 パウサニアスの演説1――エロスとアプロディテ
     第一〇章 パウサニアスの演説2――天上のアプロディテと現世のアプロディテ
     第一一章 パウサニアスの演説3――行為の根原としてのエロスと行為の仕方を規定するアプロディテ
     第一二章 パウサニアスの演説4――現世のアプロディテとともにはたらくエロス
     第一三章 パウサニアスの演説5――天上のアプロディテとともにはたらくエロス
     第一四章 エリクシマコスの演説1――人間的エロスの二元論から宇宙的エロスの二元論へ
     第一五章 エリクシマコスの演説2――身体における「善いエロス」と「悪いエロス」
     第一六章 エリクシマコスの演説3――音楽におけるエロス
     第一七章 エリクシマコスの演説4――天文学におけるエロス
     第一八章 エリクシマコスの演説5――予言術におけるエロス
     第一九章 エリクシマコスの演説6――天上のエロスとハルモニア
     第二〇章 エリクシマコスの演説7――エロスとテクネー
     第二一章 アリストファネスの演説1――人間に対して親愛なエロス
     第二二章 アリストファネスの演説2――三種の人間とその分割
     第二三章 アリストファネスの演説3――二つの問題に対する解答
     第二四章 アリストファネスの演説4――解答についての疑問
     第二五章 アリストファネスの演説5――ノモスと現実
     第二六章 アリストファネスの演説6――ノモスの規定する権利と義務
     第二七章 アリストファネスの演説7――不幸の根原としての理想と現実との相克
     第二八章 アリストファネスの演説8――エロスは人間を救いうるか

    第Ⅴ部 「あなた方の父」なる神

    (一)「あなた方の父」なる神
     第一章 キリスト教と愛
     第二章 二つの愛
     第三章 二つの神の知り方
     第四章 「父なる神」の二つの意味
     第五章 「あなた方の父」なる神1――『マタイによる福音書』第五―七章における用例
     第六章 「あなた方の父」なる神2――「あなた方」とは誰か
     第七章 「あなた方の父」なる神3――「あなた方」と異邦人
     第八章 「あなた方の父」なる神4――「あなた方」と偽善者
     第九章 「あなた方の父」なる神5――「パリサイ人」と偽善者
     第一〇章 「あなた方の父」なる神6――イエスとパリサイ人との対立
     第一一章 「あなた方の父」なる神7――パリサイ人の偽善性
     第一二章 「あなた方の父」なる神8――パリサイ人の偽善の根原
    (二) イエスと群衆
     第一三章 群衆の立場
     第一四章 群衆の苦しみ1――病いの苦しみ
     第一五章 群衆の苦しみ2――社会的圧迫
     第一六章 群衆の苦しみ3――救いの道としての宗教
     第一七章 ユダヤ教と群衆1――ヘロデ王とユダヤ教
     第一八章 ユダヤ教と群衆2――祭司と学者
     第一九章 ユダヤ教と群衆3――神殿と祭司
     第二〇章 ユダヤ教と群衆4――神殿と幕屋
     第二一章 ユダヤ教と群衆5――祭司の階級
     第二二章 ユダヤ教と群衆6――祭司とレビ人
     第二三章 ユダヤ教と群衆7――パリサイ人,律法学者と会堂

    あとがき
    解説
    索引
  • 内容紹介

    著者は1985年に京都大学を定年退職後,南山大学に移り,自由なテーマによる教養科目の講義を要請された。専門科目しか教授してこなかった著者が,若い人たちも興味をもち,理解できるように分かり易く工夫したのが本シリーズである。哲学・倫理学の深い学識と豊かな知識に支えられた講義は,学生たちを魅了した。研究者にとっても学問と人生を知るうえで,示唆に富む有益な名講義である。
    名古屋での13年,授業で話した主要なテーマは「愛」の問題であった。本巻では愛の諸相について語られる。
    「愛とは何か。問われないと私は知っている。問われると,分からなくなる。」愛することは知っている。しかし愛とは何かを知らない。愛の自明性と多義性という両面性と愛の意味を知るために愛の諸形態について考える。
    愛については三つの見方がある。プラトン『饗宴』の「エロス」,アリストテレス『ニコマコス倫理学』の「ピリア」,そして『新約聖書』の「アガペー」である。
    本書では『饗宴』の論客たちの愛に対する思いを見ながら,エロスの持つ多様で深い意味が紹介される。
    さらにキリスト教の「あなたの父なる神」と「キリストと群衆」を通して,神とイエスと群衆が相互に交わりながら,人々の中で息づく愛と,キリスト教の真実を見つめる。
    人には好きと嫌いがあり,エロスの愛は反面として「憎しみ」を伴う。それらの根底には「自愛」がある。「自愛」と「他愛」の深刻な抗いにいかに応えるかを考える。
    次回の第三巻では「ピリア」と「アガペー」について語られ,「エロス」を含め愛の統合的な理解が明らかにされる。
  • 著者について

    山田晶 (ヤマダアキラ)
    大正11(1922)年生まれ。昭和19年京都帝国大学文学部哲学科卒業。昭和40年京都大学文学部助教授を経て教授となる。昭和60年京都大学を定年退職後,南山大学文学部教授,聖霊短期大学特任教授。平成10年に日本学士院会員。平成20(2008)年没。

    小浜善信 (オバマヨシノブ)
    昭和22(1947)年生まれ。昭和50 年京都大学大学院文学研究科博士課程(西洋中世哲学史専攻)終了。神戸市外国語大学名誉教授。 〔主要業績〕「伝達の可能根拠について―Confessiones, 11,3,5」(『哲学研究』46-11),「時間の問題―アリストテレスとプロティノス」(『新プラトン主義の原型と水脈』,昭和堂,2000年),Wandel zwischen den Welten(Hrsg. v. Hannelore Eisenhofer-Halim,Peter Lang Verlag, Frankfurt am Main, 2003),『九鬼周造の哲学―漂泊の魂』(昭和堂),「アウグスティヌスにおけるanimus について―『告白』第10 巻を中心にして 」(『中世哲学研究 Veritas 』26),「個物の問題―トマス・アクィナス」(『神戸市外国語大学外国学研究所研究年報』48),「根岸の女―九鬼周造と荷風」(『同外国学研究所研究年報』48),「西田幾多郎の哲学―習慣と受肉する精神・霊化する身体 」(『同外国学研究』79)ほか。

倫理学講義<第二巻> [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:知泉書館
著者名:山田晶(著)/小浜善信(編)
発行年月日:2025/05
ISBN-10:4862854346
ISBN-13:9784862854346
判型:B6
発売社名:知泉書館
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:倫理学
言語:日本語
ページ数:418ページ
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