「教育問題」はつくられる―構築主義的な読み方・解き方 [単行本]
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「教育問題」はつくられる―構築主義的な読み方・解き方 [単行本]



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出版社:時事通信社
販売開始日: 2025/08/29
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「教育問題」はつくられる―構築主義的な読み方・解き方 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    〈真実〉でも〈フェイク〉でもなく「つくられる事実」という視点から教育問題を読み解く、メディアリテラシー実践の書!深刻な教育問題を解決するには、その問題が〈ある〉のではなく、〈つくられる〉ものであるという逆転の発想が必要だ。本書は、「非行」「いじめ」「発達障害」など、終わりのない教育問題について、「問題はつくられる」という構築主義の見方・考え方から新たな対応策を探る。
  • 目次

    序――「教育問題」と子ども観

    空虚な箱としての「教育問題」/プロセスとしての「子ども期」/現在からの疎外 としての「子ども期」/不安を生み出す装置としての教育目標/教育問題の「前提」 を問い直す方法としての構築主義


    第1章 「事実」はつくられる――「問題」が〈ある〉という前提を問い直す

    1.1 「事実はつくられる」

    1.2 「いじめ」と「みかん」は同じように「ある」のだろうか

    1.3 「体罰教師」の誕生――映画「怪物」の世界から

    1.4 構築主義とは何か――相互行為論的犯罪論の系譜をたどりながら

    1.5 「人それぞれ」と「真実」との関係を考える

    1.6 構築主義的社会問題研究の意義


    第2章 少年犯罪「凶悪化」のイメージをつくり出す――公式統計とメディア報道の検証

    2.1 「問題視」の始め方

    2.2 「凶悪化」イメージの問い方――根拠のないイメージが社会を変える

    2.3 事件報道に見る凶悪化イメージの形成方法――神戸事件の新聞報道分析から

    2.4 公式統計を根拠とする凶悪化イメージの形成方法

    2.5 「凶悪化」の根拠としての「強盗激増」――公式統計は組織活動の産物である


    第3章 社会的注目を集める「量的増加」言説――「予測」と「現実」の関係を問い直す

    3.1 「量的増加」言説の持つインパクト

    3.2 「公式統計」「新聞報道」「世論」の影響関係――メディアリテラシーとは何か

    3.3 「少年非行戦後第三のピーク」の解読――「組織活動の産物としての公式統計」 という視点から

    3.4 予言の自己成就としての「少年非行戦後第三のピーク」

    3.5 問題解決行動の逆説――「予言の自己成就」という循環構造


    第4章 問題現象の動機と原因を探究する――責任帰属を巡る攻防

    4.1 「原因」と「動機」

    4.2 「動機」とは何か――心の中か、社会の中か

    4.3 「原因」とは何か――原因を問うことは責任を問うことである

    4.4 非行の原因は「家庭」なのか――世論調査結果を読む

    4.5 循環し再生産される原因の語彙


    第5章 学校での「発達障害児増加」は何を意味するか――「実態」なのか、「構築」なのか

    5.1 急増する発達障害児

    5.2 通級指導データの読み方――「制度が増加をもたらしている」ことの意味

    5.3 発達障害理解の枠組みづくり――「8・8%」問題の解読

    5.4 発達障害は「生得的特性」か、「相互行為的達成物」か

    5.5 「実践を変える」から「制度を変える」へ


    終 章 教育問題を支配する「早期発見」という呪縛――医療の論理か、教育の論理か

    「教育問題」という箱の特徴/「早期発見」精神と医療化/逸脱は病気(または障害) なのか――「がん」と「発達障害」の比較から/「発見」という構築実践――「今まで 見過ごされてきた」への対抗言説を求めて/「早期」の論理と功罪/早期発見のラベリング効果――功罪の「罪」への着目/医療の論理か、教育の論理か/永遠なる仮説実験的営みとしての教育


    引用・参考文献

    あとがき
  • 内容紹介

    〈真実〉でも〈フェイク〉でもなく「つくられる事実」という視点から
    教育問題を読み解く、メディアリテラシー実践の書!

    深刻な教育問題を解決するには、その問題が〈ある〉のではなく、〈つくられる〉ものであるという逆転の発想が必要だ。
    本書は、「非行」「いじめ」「発達障害」などの教育問題について、「問題はつくられる」という構築主義の見方・考え方から詳述する。
    終わりのない教育問題への新たな対応策を探る画期的〝問題提起〟の書!

    「教育問題」という言葉から何を連想するだろうか。戦後日本を振り返っても、高度経済成長期なら「受験戦争」や「落ちこぼれ」、1980年代になると「少年非行」や「校内暴力」、それに続いて、「いじめ」「不登校」「学級崩壊」「発達障害」などなど、次々と新たな教育問題が生まれては消えていくという歴史を繰り返しているが、絶えず何かは教育問題であり続けていることもまた確かである。とはいえ、現代日本では「受験戦争」や「校内暴力」という言葉はほとんど聞かれなくなったが、それはなぜだろうか。それとは対照的に、「いじめ」は1985年頃に教育問題化してからすでに40年近く経過するが、いまだに教育問題であり続けているのはなぜなのか。なぜ近年になって「発達障害」が教育問題化しているのだろうか。
     そうした「なぜ」に対して、すでにさまざまな議論がなされてきたし、これからも続いていくだろうが、本書はそうした流れとは基本的に異なる問題関心から教育問題にアプローチしようとするものである。
    具体的には、教育問題とされてきた多様な問題群のうちの何か、例えば少年非行や発達障害といった個々のテーマに焦点化して論じるのではなく、それら個々の問題事象を総称する言葉である「教育問題」そのものを考察の対象として「教育問題とは何か」という問いに答えようとするものである。

    図書館選書
    〈真実〉でも〈フェイク〉でもなく「つくられる事実」という視点から教育問題を読み解く、メディアリテラシー実践の書!
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    北澤 毅(キタザワ タケシ)
    立教大学名誉教授。1953年茨城県生まれ。東京大学教育学部卒業。筑波大学大学院博士課程修了。日本女子体育短期大学講師、立教大学文学部教授を経て、2019年立教大学を定年退職。専攻は教育社会学、逸脱行動論
  • 著者について

    北澤毅 (キタザワタケシ)
    北澤 毅(きたざわ・たけし)
    立教大学名誉教授
    1953年茨城県生まれ。東京大学教育学部卒業。筑波大学大学院博士課程修了。日本女子体育短期大学講師、立教大学文学部教育学科助教授、教授を経て、2019年立教大学を定年退職。専攻は教育社会学、逸脱行動論。構築主義に依拠した実証研究として、1993年に発生した山形マット死事件について『少年犯罪の社会的構築――「山形マット死事件」迷宮の構図』東洋館出版社(2002)を出版、2011年に発生した大津市中学生自殺事件について『囚われのいじめ問題――未完の大津市中学生自殺事件』岩波書店(2021)を出版。その他、感情の社会化をテーマにした『文化としての涙――感情経験の社会学的探究』勁草書房(2012)、「いじめ問題」の成立過程を解明した『「いじめ自殺」の社会学――「いじめ問題」を脱構築する』世界思想社(2015)、教師-児童関係をテーマにした『教師のメソドロジー――社会学的に教育実践を創るために』北樹出版(2018)など、著書、論文多数。

「教育問題」はつくられる―構築主義的な読み方・解き方 の商品スペック

商品仕様
出版社名:時事通信出版局
著者名:北澤 毅(著)
発行年月日:2025/08/30
ISBN-10:4788720558
ISBN-13:9784788720558
判型:B6
発売社名:時事通信社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:254ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:299g
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