名古屋駅西タイムトリップ(爽BOOKS) [単行本]

名古屋駅西タイムトリップ(爽BOOKS) [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  消えゆく風景、語り継がれる記憶。闇市由来のマーケットの喧騒、都市改造事業の波と東海道新幹線の開通、そしてリニア開業へ―。戦後名古屋の基盤となった〈駅裏〉の姿を、貴重写真と証言で生き生きと描き出す。この地に刻まれた記憶が未来をひらく！

• 目次

  駅裏／駅西の過去・現在・未来
  
  一九六一年の「駅裏」地図
  
  序
  
  Ⅰ 「駅裏」の日常世界 写真＝杉山雄彦氏所蔵　林浩一郎 編
  
  Ⅱ 「駅裏」の都市改造
  闇市としての「駅裏」／まなざしの衝突と共鳴／行政による都市改造／マーケットの反発／
  在日コリアンとマーケット／恥と誇りの戦後史
  
  【抄録】『河童』（一九八五） 　作＝平子純
  駅西略年表
  
  Ⅲ 「駅裏」の生活史
  在日女性たちの駅裏
  　　……さえこさん、かよこさん、とみこさん、みつよさん
  一部の人たちから貶められた土地であっても、私にとっては、駅裏も「住めば都」だったんですよ。
  　　……井上重信さん
  名古屋の駅裏、東京の山谷、大阪の釜ヶ崎。日本の三大悪所のひとつと言われた。
  　　……岩間次郎さん
  駅裏というところは「夢の跡」という気がするね。
  　　……杉山雄彦さん
  
  Ⅳ 「駅西らしさ」とは何か
  西原韓国食材商会
  シネマスコーレ
  ホリエビル
  
  「夢の跡」、その先に
  
  結
  
  あとがき

• 内容紹介

  闇市由来のマーケットの喧騒、都市改造事業の波と東海道新幹線の開通、そしてリニア開業へ――。戦後名古屋の基盤となった〈駅裏〉の姿を、貴重写真と証言で生き生きと描き出す。この地に刻まれた記憶が未来をひらく!

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  林 浩一郎(ハヤシ コウイチロウ)
  １９８０年東京都生まれ。名古屋市立大学人文社会学部准教授。２００５年、慶應義塾大学経済学部卒業。２０１２年、首都大学東京人文科学研究科博士後期課程修了。博士（社会学）

• 著者について

  林 浩一郎 (ハヤシコウイチロウ)
  1980年東京都生まれ。名古屋市立大学人文社会学部准教授。2005年、慶應義塾大学経済学部卒業。2012年、首都大学東京人文科学研究科博士後期課程修了。博士（社会学）。
  主な論文に、『多摩ニュータウン開発の構想と現実――都市計画と地域政治の社会学』首都大学東京博士論文、「リニア開発主義の構造と主体――名古屋駅西地区におけるリノベーション事業と〈草の根の新自由主義〉」『日本都市社会学会年報』36、「名古屋駅裏のまなざし――戦後闇市の創造的破壊」『日本都市社会学会年報』41などがある。

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