食わず女房から源氏物語へ語りをたどる [単行本]

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食わず女房から源氏物語へ語りをたどる [単行本]

藤井貞和(著・文・その他)


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出版社:三弥井書店
販売開始日: 2025/05/02
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食わず女房から源氏物語へ語りをたどる [単行本] の 商品概要

  • 目次

    一章 昔話始まる(上)──五紀の表
     一 クロード・レヴィ=ストロース(一九〇八~二〇〇九)
     二 『神話論理』を紐解く
     三 旧アジア大陸から新大陸へ
     四 文学編年史の反省点
     五 〈五紀の表〉にしてみる
     六 昔話の始まりは──田、稲、米
     七 食わず女房
    二章 昔話始まる(下)──文字を消す
     一 『吹谷松兵衛昔話集』版「食わず女房」
     二 前代への退行
     三 皮の上衣
     四 囲炉裏端で〝視る〟昔話
     五 昔話紀の悲しみの感情
     六 文字を消そう 動画およびナレーションのために
     七 神から鬼へ
     八 人肉の臭いがするぞ
    三章 過去の語り、今は昔、現在での語り
     一 昔話の時間
     二 今に近い昔
     三 「き」と「けり」
     四 物語文学の〈非過去〉
     五 仮面が過去からやってくる──「おも、おもふ」考
     六 笑話のなかの被差別
     七 「最初に語る」とは
     付 世間話
    四章 フルコトは語る──『古事記』成立
     一 フルコト紀の叙述
     二 フルコトの叙述の時制
     三 フルコトとして読む『古事記』神話
     四 伝承、神話の三層構造
     五 料理姫の神話を伝えるスサノヲ
     六 『古事記』序 ──帝紀
     七 天武十年二月と三月
     付 神話をまとめる
    五章 『遠野物語』と〝今は昔〟
     一 民俗学的起点
     二 「今は昔」と昔話
     三 『遠野物語』の「今」とは
     四 「今」を過去へ送り込む
    六章 源氏物語の空間──六条院
     一  「藤裏葉」巻の帝、院を迎えての賀宴
     二 南の御殿から西の御殿(秋の御殿)へ
     三 二条院の「桜」
     四 新構想への変更か
    七章 紫上の死去──お盆の送り火に送られて
     一 光源氏の出家
     二 紫上死去は七月
     三 二元的四季観
     四 「御法」巻の経過
     五 致仕大臣の弔問
     六 「幻」巻の叙述
     七 不出家の主題
     八 送り火とともに
    八章 歌謡とは何か
     一 民謡とは
     二 歌謡研究のいろいろ
     三 フルコトのなかの歌謡──起源的性格の一
     四 「うた」の語源
     五 物語文学と「うたううた」
     六 類歌──起源的性格の二
     七 現在の起源──起源的性格の三
     八 ケニング、ヘイテイ
    九章 歌語りを位置づける──『伊勢物語』の愉しみ
     一 平安最初の百年
     二 歌語り時代
     三 語部的女性──折口の提案
     四 〈咎め〉と答え
     五 聴くルール
     六 気絶した男へぶっかける冷や水
     七 座談の終わり
    十章 演劇言語論──亡霊の語り
     一 〈俳優〉たちの態
     二 演じられる場所と所作
     三 黒い翁、赤い仮面
     四 人身犠牲の終わりと仏教
     五 文楽・歌舞伎と能と──芸能の二大区分
     六 演劇、芸能の言語の発生
     七 亡霊たちはどこへ
    十一章 語り物の演唱
    十二章 『琉球文学大系』の開始
    十三章 物語研究の横断
     一 自由間接話法
     二 作品論か テクスト論か
     三 インタテクスチュアリティ
     四 ポストモダンの功罪
     五 沖縄一九八九
     六 時枝の日本言語学
     七 性差、フェミニズム、婚姻規制
    十四章 詩学を語る──言語態
    十五章 深層に降り立つ──機能語
     一 意味語を下支えする機能語
     二 漢字かな交じり文
     三 意味語、機能語と書くこととの対応
     四 表意文字と表音文字
     五 句読点punctuation marksの機能性
     六 音便euphonyの表記
     七 物語、和歌の解明として
     八 深層の受け取りよう
     九 〝物思いのない山〟
     十 物語の最終ステージは
     付 本文と活字本
    十六章 小説の悲しみ──大江健三郎
    終章 「二〇一一~二〇一四」と明日とのあいだ
     一 廃屋の画像
     二 ライブの旅
     三 『津浪と村』(一九四三)
     四 福島県内と県外
     五 忘れないために
     六 震災に向き合う
     七 口承文学の取り組み
     八 マイノリティの文学
     九 引き返しの不可能さ
    あとがき
  • 内容紹介

    昔話から鬼は生まれる、神が隠れる。神話紀、昔話紀、フルコト紀、物語紀そしてファンタジー紀。編年の流れをたどり、物語や和歌をつらぬく壮大な語りの世界の変容と構造を見据える。
  • 著者について

    藤井貞和 (フジイサダカズ)
    昭和17年(1942)、東京都文京区生まれ。奈良市内に育つ。東京学芸大学、東京大学、立正大学に勤めた。東京大学名誉教授。近著に『古日本文学発生論』(人間社文庫、2024)、『〈うた〉の空間、詩の時間』(三弥井書店、2023)がある。

食わず女房から源氏物語へ語りをたどる [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:三弥井書店
著者名:藤井貞和(著・文・その他)
発行年月日:2025/05/02
ISBN-13:9784838234295
判型:A5
発売社名:三弥井書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学小説
言語:日本語
ページ数:256ページ
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