悪人の俳句・善人の俳句（他力の五七五<6>） [単行本]

悪人の俳句・善人の俳句（他力の五七五<6>） [単行本] の 商品概要

• 目次

  第一部　善人とは・悪人とは
  　　　　　生・死
  　　　　　さとり＝すくい
  　　　　　悪人・善人
  　　　　　自力心＝はからい
  　　　　　阿弥陀仏のはたらき＝他力
  　　　　　お喚び声
  　　　　　信心＝はからいがとられた
  　　　　　往相・還相回向
  第二部　悪人の俳句
  第三部　善人の俳句

• 内容紹介

  　　無量光　逃ぐる蜥蜴も　追はへとり
  　　　　　　　　　　　　　　半風子
  
  「善人なほもつて往生をとぐ。いはんや悪人をや」──罪悪深重・煩悩具足の凡夫であるわたしこそが、如来の救いの〝めあて〟であるという浄土教の真髄を、十七音とエッセイで味わう。
  
  ◎本文より◎
  往生が定まるのは、仏願の生起本末をお聞かせいただいた時ですから、いまここで信心をいただいたわけです。過去にいただいていたわけでもなく、将来いただく予定があるわけでもありません。（中略）その誓願が成就して、すでに衆生を救済していただいていることを聞いた時、信心をいただいた、はからいがとれた、とられたということなのであります。

悪人の俳句・善人の俳句（他力の五七五<6>） [単行本] の商品スペック