創造と創発の心理学〈上〉―つながりがもたらす新たな秩序 [全集叢書]
    • 創造と創発の心理学〈上〉―つながりがもたらす新たな秩序 [全集叢書]

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創造と創発の心理学〈上〉―つながりがもたらす新たな秩序 [全集叢書]



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出版社:学文社
販売開始日: 2025/06/17
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創造と創発の心理学〈上〉―つながりがもたらす新たな秩序 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    心の多層性を学び、その歴史性、創造性がつむぐ人と人とのかかわりを再考する。分断を超えた共生社会への心理学的挑戦!
  • 目次

     まえがき

     序 章 心理学の多層構造をひらく―合理と感性、個と社会、意識と無意識のあいだで
      1 心理学の多面的アプローチを探る
      2 自己理解と他者理解のバランス
      3 合理と感性のはざま
      4 意識と無意識のはざま
      5 セラピーにおける自分だけの物語
      用語解説

    第1部 心理学の多面的アプローチと方法
     第1章 心理学を学ぶことについて
      第1節 多様化する価値観と漂流するアイデンティティ
      第2節 大きな物語の終焉
       1 戦後日本の大きな物語 /2 啓蒙思想と進歩 /3 アメリカン・ドリームとその崩壊
       /4 ポストモダンの多様性
      第3節 小さな物語が照らすもの
       1 多様な価値観とその語り /2 小さな物語による救いと変容
       /3 小さな物語から生まれる個別の人生の意味 /4 掬い上げられた小さな物語たち
      第4節 情報の波に埋もれる語り
       1 ハイパーリアリティに消費される物語 /2 語り手の見えない「つながり」による物語
      第5節 「ふつう」が生む価値観
       1 手掛かりとしての社会的表象 /2 社会的表象が価値観や行動に与える影響
       /3 「つながり」の変化による社会的表象の変化
      第6節 心と世界をつなぐ地図
      用語解説

     第2章 心理学の方法論
      第1節 心の探求を支える四つの視座
       1 自然科学的アプローチ /2 社会科学的アプローチ /3 人文科学的アプローチ
       /4 実践・応用的アプローチ
      第2節 心理学の研究方法
       1 異なる方法をどのように用いるか /2 現実の課題にどう向き合うか
       /3 鳥瞰図的な視点と細部への眼差し
      第3節 現象と構造をまたぐ動的な心の解釈
       1 現象としての心の動き /2 構造としての文化と歴史 /3 現象と構造をつなぐ
      用語解説

    第2部 心の多層性を探る
     第3章 知覚が映し出す心の在り方
      第1節 外界と内界をつなぐ知覚
       1 外受容感覚の働き /2 脳神経系の仕組み /3 固有感覚と前庭系 /4 内受容感覚とホメオスタシス
       /5 身体感覚の統合と自己感覚
      第2節 身体感覚と感情・症状
       1 身体感覚がもたらす感情と心理的健康の関係 /2 内受容感覚を通じた感情の調整
      第3節 身体感覚と共感・社会的影響
       1 内受容感覚の感度と感情認知 /2 内受容感覚とアイコンタクト・表情模倣
      第4節 錯視から見る視覚の柔軟性と芸術的視点
       1 錯視 45 /2 錯視とアートの世界
      第5節 知覚の適応力
       1 順応がもたらす時間的な知覚の変化 /2 残効という知覚の余韻 /3 順応と残効の違いと共通点
       /4 逆さメガネによる視覚と運動の適応力
      第6節 知覚の個人差と文化差
       1 知覚の一般性と個人差 /2 症状が知覚に与える影響 /3 個人差と文化差の背景にあるもの
      第7節 知覚に映し出される心の歴史性
      用語解説

     第4章 認知の柔軟性のリスクと可能性
      第1節 認知の偏り
       1 認知バイアスの種類と例 /2 認知バイアスがもたらす影響
      第2節 記憶は過去の出来事の記録なのか
       1 ロフタスのフォールスメモリー研究 /2 記憶の固定観に挑む
      第3節 記憶の柔軟性
       1 記憶の歪みと社会的リスク /2 記憶の柔軟性とその可能性
      第4節 脳は記憶の貯蔵庫なのか
       1 ペンフィールドの脳刺激実験とその発見 /2 実験結果への批判と再評価
       /3 記憶の貯蔵庫モデルを超えて
      第5節 曖昧な記憶を語る意味
       1 記憶回復アプローチのリスク /2 記憶の社会的性質 /3 記憶の曖昧さを受け入れる
       /4 記憶を語ることの意義
      第6節 記憶の変容がもたらす創造性
       1 記憶の柔軟性と未来志向 /2 語りと創造的表現の役割 /3 記憶の変容と人間の力
      用語解説

     第5章 無意識と創造性
      第1節 マインドワンダリング
      第2節 デフォルトモードネットワーク
       1 デフォルトモードネットワーク(DMN) /2 タスクポジティブネットワーク(TPN)
       /3 DMNとTPNの交錯
      第3節 レム睡眠と脳活動
       1 レム睡眠中の脳活動 /2 夢と創造性の関係
      第4節 創造的退行
      第5節 無意図的想起
       1 無意図的想起のトリガー /2 無意図的想起とマインドワンダリング /3 無意図的想起とDMN
       /4 無意図的想起とトラウマの関係
      第6節 トラウマの世代間伝承とレジリエンス
       1 トラウマの世代間伝達 /2 親から子への影響 /3 希望への道筋
      用語解説

     第6章 心の歴史性と創造性
      第1節 時の中に生きる存在
       1 時間とともに形成される心 /2 心理学の多層的な時間観
      第2節 集合的記憶の痕跡
      第3節 脳の来歴
      第4節 存在しない記憶
      第5節 こころの古層
       1 前近代:憑依と「つきもの」 /2 近代:壁としての心
       /3 ポストモダン:バラバラの個人と再び開かれる心 /4 移動性と越境
      第6節 無意識がもたらす新たな視座
      第7節 心の自由と創造性
      用語解説

    第3部 心のつながりのダイナミクス
     第7章 愛着の基盤と心理的絆の発展
      第1節 安心感が育む自発性
       1 愛着の形成段階 /2 身体的接触による情緒の安定 /3 愛着スタイルの分類と特徴
      第2節 愛着スタイルと親密な人間関係の形成
       1 成人期の愛着スタイル /2 愛着スタイルが与える心理的影響 /3 内的作業モデルの働き
       /4 愛着スタイルにおける遺伝と環境の影響 /5 安心感が支える自律性と分離不安の克服
       /6 愛着スタイルの変容
      第3節 愛着の脳神経科学的メカニズム
       1 愛着とストレス耐性 /2 愛着に関連する神経伝達物質 /3 愛着に関連する脳の構造と機能
       /4 愛着の世代間伝達と脳科学的メカニズム
      第4節 集団と個を結ぶ絆の力
       1援助行動の定義と種類 /2 援助行動の進化的・心理的要因 /3 援助行動の発達過程
       /4 援助行動を支える動機づけ /5 共同養育の進化と霊長類の比較 /6 安心感が広げる援助行動の連鎖
      第5節 与えることで満たされる心
       1 利他的行動の心理的恩恵 /2 利他的行動の社会的波及効果
      第6節 心理的安定と社会的階層
       1 集団の安定性と優位性が個人の心理的安定に及ぼす影響 /2 RWAとSDOにおける遺伝と環境の影響
       /3 愛着スタイルと社会的階層の関係 /4 社会的態度の変化
      用語解説

     第8章 社会集団の力学と多様性
      第1節 内と外を分かつ認知の境界
       1 社会的アイデンティティ理論の概要と神経科学的知見 /2 内集団からの排除が与える心理的影響
       /3 集団内における心理的安全性の意義 /4 内集団と外集団の対立を緩和する心理的メカニズム
      第2節 偏見の形成と伝播
       1 認知バイアスがステレオタイプや偏見に与える影響 /2 文化的環境によるステレオタイプの形成と変容
       /3 偏見が与える社会的影響とその緩和 /4 偏見を低減させる社会的デザイン
      第3節 規範、評判、関係性の心理的メカニズム
       1 規範の役割と仕組み /2 評判が人を動かす理由 /3 規範、評判、関係性の相互作用
      第4節 人はどのようにして道徳的判断を行うのか
       1 「正義」だけでは語れない道徳の五つの要素 /2 道徳を決めるのは直感か理性か
      第5節 競争と剥奪感が生む社会的分断と対立
       1 ゼロサム思考の心理的メカニズムと社会的影響 /2 相対的剥奪感の心理と社会への影響
       /3 ディープストーリーが描き出すゼロサム思考と相対的剥奪感
      第6節 創発的プロセスにおける多様性と類似性
       1 社会や組織に対する創発的プロセスの視点 /2 創造性を引き出す多様性と類似性のバランス
      /3 多元的無知の克服によるダイバーシティ信念の促進
      用語解説

     第9章 歴史と文化の多層性
      第1節 個人主義と集団主義の再考
       1 個人主義と集団主義の概念とその多次元性 /2 文化心理学による個人主義・集団主義の再解釈
       /3 遺伝と文化の共進化 /4 日本文化の独自性
      第2節 日本文化における幸福感
       1 幸福感の文化的な違い /2 つながりと調和による幸福感
      第3節 「恥の文化」と謝罪
       1 恥の文化 /2 文化による謝罪の違い
      第4節 道徳的判断の文化差
       1 人間関係と道徳的判断の文化差 /2 日本文化における道徳的判断の特徴
       /3 日本文化における神聖観と穢れ観 /4 「穢れ」が現代の我々の行動に与える影響
       /5 穢れ意識と差別の関係
      第5節 多層化した日本文化
       1 日本文化の柔軟性 /2 島国という地理的特性と文化的多層性
      用語解説

     第10章 分断を超えた共生社会への心理学的挑戦
      第1節 SNSはなぜゲームチェンジャーなのか
       1 SNSの普及と現代のつながり /2 注目優先社会の到来
       /3 フィルターバブルとエコーチェンバーは分断を助長するのか?
       /4 オンライン上で暴力的傾向は増幅されるのか? /5 道徳的な憤りがシェアされる仕組み
      第2節 ノイジーマイノリティによる煽動と加速するポピュリズム
       1 ノイジーマイノリティと多元的無知の仕組み /2 無礼さを包み、不寛容を融和する寛容の力
       /3 ポピュリズムの心理的仕組み
      第3節 現代社会におけるメディアリテラシーの力
       1 メディアリテラシーとは /2 フィンランドにおけるメディアリテラシー教育
       /3 大人のリテラシー向上の必要性
      第4節 心をつなぐ接触
       1 無意識の偏見とどのように向き合うか /2 共通点がつなぐ社会の未来
       /3 偏見を和らげる友情とアートの力 /4 偏見に対する寛容性の働き
       /5 スポーツとアートが示すナショナリズムを超えた一体感の可能性
      第5節 考える自由、伝える安心
       1 批判的思考とは /2 日本における批判的思考教育 /3 心理的安全の発信
       /4 オンライン空間における心理的安全性
      第6節 分断を超えた共生社会の必要性
       1 共生社会の必要性とその多様な形態 /2 分断の背景にある心理的要因
       /3 多文化共生における間文化主義という選択肢
      用語解説

     あとがき
     索 引
  • 内容紹介

    心の多層性を学び、その歴史性、創造性がつむぐ人と人とのかかわりを再考する。
    身近な文化、社会をどうとらえるか。
    分断を超えた共生社会への心理学的挑戦!

    心理学がもつ多面的なアプローチと、そこから広がる実践への応用を通して、
    「心とは何か」「人間をいかに理解するか」という問いに向き合うための案内書。
    3部構成で、心の歴史性や社会とのつながりを探究する。

    ・第1部では、心理学を学ぶことの意義を見つめなおす。自己と他者を理解するために心理学が
    どのようなアプローチを取るのか。
    ・第2部では、知覚、感情、認知、記憶といった心の基礎的な機能に注目し、心が世界をどのように捉え、
    いかにして時間の厚みを帯びるのかをたどる。
    ・第3部では、心の発達と社会との関係に目を向け、愛着、心理的絆、集団の力学、歴史と文化の多様性
    といったテーマを取り上げる。現代社会が抱える心理的な課題や社会的分断を越え、共に生きる社会を築くための、
    多様な視点を提示。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    吉野 大輔(ヨシノ ダイスケ)
    日本大学芸術学部教授。臨床心理士・公認心理師。中央大学文学部教育学科心理学コース卒業、日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程修了、博士(心理学)。心の成長、創造、そして無意識の表現に関心を寄せ、臨床と教育の現場を往還してきた。日本大学海外派遣研究員制度を活用し、ヨーロッパ、北米、オセアニアの地を巡りながら本書を執筆。つながりと創発を鍵に、人間の内なる世界と外の世界を結ぶ心理学のあり方を模索している
  • 著者について

    吉野 大輔 (ヨシノ ダイスケ)
    吉野 大輔(よしの だいすけ)日本大学芸術学部教授。臨床心理士・公認心理師。

創造と創発の心理学〈上〉―つながりがもたらす新たな秩序 の商品スペック

商品仕様
出版社名:学文社
著者名:吉野 大輔(著)
発行年月日:2025/06/20
ISBN-10:4762034371
ISBN-13:9784762034374
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:心理学
言語:日本語
ページ数:264ページ
縦:21cm
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