シック・ジャパン企業変革のレシピ―TURN AROUND [単行本]

シック・ジャパン企業変革のレシピ―TURN AROUND の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  シェービングの枠を超え絶対王者は次のステージへ。業界をリードし続けるレガシー企業を、わずか２年でさらなる高みへ押し上げる。グローバル本社から大抜擢された気鋭の経営者が目指す華麗なるターンアラウンドの全貌とは―。２９年連続Ｎｏ．１の業界のリーダーが挑む経営変革。「最も革新的なビューティグルーミングカンパニー」に向けて―。たった２年で劇的変化！実際に役立つ変革フローを紹介！

• 目次

  はじめに
  
  エピソード0　
  29年連続シェア№１　絶対王者シック・ジャパンが抱いた〝健全な危機感〟
  新たな挑戦への招待　　
  シック・ジャパン変革への道　　
  パーパス・ビジョン・戦略の不在　
  イノベーションの停滞　　
  トップダウンによる組織の硬直化　　
  場当たり的な対応は解決ではない　　
  エンゲージメント・モチベーションの低下　　
  変革を推進する強いリーダーの必要性　　
  
  エピソード1　
  シェービング業界のリーディングカンパニーがさらなる高みを目指す
  大胆に企業が生まれ変わる「変革のレシピ」
  企業を変革するために必要なプロセス　　
  企業変革のレシピとは　　
  レシピ１ パーパス・ビジョンの策定と浸透　　
  レシピ２ ポートフォリオ戦略の立案　　
  レシピ３ 組織の再構築　　
  レシピ４／５ 短期的成果／承認・称賛　　
  レシピ６ 企業文化の変革と浸透
  
  エピソード2　
  レシピ１ パーパス・ビジョンの策定と浸透
  〝ビューティグルーミングカンパニー〟を掲げ変革の一歩を踏み出す
  シック・ジャパンのパーパス・ビジョン　　
  パーパス・ビジョン策定の意義　　
  シック・ジャパンのパーパス・ビジョンの決め方　　
  パーパス・ビジョンの浸透に寄与した１on１ミーティング　　
  日常業務でのパーパス・ビジョンの浸透　
  四半期に一度のラウンドテーブルで理解度の確認　　
  ビューティアンバサダー・ビューティアワード　　
  ビジョンの視覚化＝本社フルリノベーション　　
  
  エピソード3　
  レシピ２ ポートフォリオ戦略の立案
  業界におけるゲームチェンジャーとして「Schick」の強みを磨く
  ポートフォリオの再構築　　
  「選択と集中」による重点ブランドの絞り込み　　
  新規市場開拓のための新ブランド投入　　
  ３つの柱からなる成長戦略　　
  日本の消費者を中心に据えた開発体制確立　　
  本格的なビューティグルーミングの体現　　
  いかにしてポートフォリオ戦略を立案したか　　
  ワクワクする売り場づくり
  
  エピソード4　
  レシピ３ 組織の再構築
  戦略に合わせてベストなスタメンを組む
  組織変革が企業変革で必須な理由　　
  シンプルな組織への再編　
  戦略に沿った成長のためには躊躇せず新規組織を加える　　
  適所適材の考え方でベストなスタメンを組む　　
  組織を変えるにはスピードが大事　　
  
  エピソード5　
  レシピ４／５ 短期的成果／承認・称賛
  成果にスポットライトを当て　組織全体のムードを高める
  承認・称賛がもたらす効果　　
  社員同士承認・称賛し合うことに慣らす　　
  短期的成果を上げ承認・称賛する　　
  日常的に承認を送り合う　　
  四半期ごとに称賛を段階的に実施
  年に一度の盛大で記憶に残る称賛　　
  
  エピソード6　
  レシピ６　企業文化の変革と浸透
  成功体験に結び付けて　社員の意識と行動に変化を起こす
  企業文化の重要性　　
  シック・ジャパンの４つのバリューワード　　
  社長就任時の企業文化の定着状況　　
  バリュー行動（価値観）は体感で覚える　　
  成功体験とバリューワードを結び付ける　　
  企業文化の浸透と定着に向けたアプローチ　
  
  エピソード7
  リーディングカンパニーとして　業界を牽引し続ける
  シック・ジャパンの変革の成果　　
  変革のレシピを実践するうえでのポイント　　
  シック・ジャパンの将来の展望　　
  美の力で日本人だけでなく、世界中の人々を変え幸せな毎日を届ける　　
  
  おわりに

• 内容紹介

  “現状維持”は衰退と同義である
  
  “絶対王者”の座に安住することなく、
  わずか２年で劇的な企業変革を実現したシック・ジャパンの取り組みとは？
  カミソリやシェービング剤を扱うウェットシェービング市場でトップシェアを誇るシック・ジャパン――。同社は国内でシェア約50％を誇る№１企業として約30年にわたり業界のトップに君臨してきました。しかし、人口減少による市場の縮小やコロナ禍でのシェービング需要の一時的な低迷など、同社が置かれている環境は決して楽観視できる状況ではなく、トップシェアは堅持しているものの業績自体は横ばいという状況が続いていたといいます。
  この状態に危機感を抱いた同社は、数々の外資系ビューティ関連企業で企業変革（ターンアラウンド）を成功に導いてきた著者を代表取締役として招聘し、再成長に向けた変革へと乗り出しました。著者は製品開発からマーケティング、流通チャネルの見直しなど構造改革を推し進めながら、これまで築いてきた“Schick ”ブランドの強みを活かしつつ、スキンケアや除毛剤といったビューティカテゴリーを拡充し、女性や若年層といった新たな市場を開拓していきます。そしてわずか2年でウェットシェービングだけでなく、スキンケアを含めたトータルグルーミングを提供する「ビューティグルーミングカンパニー」へと変革を成し遂げ、2024年度には売上高、利益とも前年を大きく上回る業績を残しました。
  本書では、２年という短期間で企業変革を成し遂げた著者の手法を「企業変革のレシピ」として、各プロセスごとに詳しく解説しています。存在意義（パーパス）の再定義や目指すべき姿（ビジョン）の策定と浸透、戦略の立案、意思決定のスピードを高めるための組織の簡素化・再構築といった改革手法に加え、どのようにして社員の意識と行動を変え、変革への推進力にしていったのかについても具体的に紹介しています。
  企業変革に挑むすべての経営者にとって、変革を成功に導くためのヒントが詰まった一冊です。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  後藤 秀夫(ゴトウ ヒデオ)
  １９７３年生まれ。明治大学経営学部卒業後、１９９６年にジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社に入社。営業・マーケティングを経験。在職中に米国サンダーバード国際経営大学院でＭＢＡを取得。２００５年より、日本ロレアル株式会社で１１年の在職中に日本と台湾において事業部長の要職を歴任。リーダーとして長年にわたって手腕を発揮してターンアラウンドや事業拡大に貢献。２０１７年より、ヘンケルジャパン株式会社ビューティケアの日本兼韓国代表として、コンシューマーおよびプロフェッショナルの両事業を統括。同社のビジネスを短期問でターンアラウンドさせて事業を急成長させる。２０２２年より、シック・ジャパン株式会社代表取締役社長に就任

• 著者について

  後藤　秀夫 (ゴトウ　ヒデオ)
  後藤秀夫（ごとう　ひでお）
  1973年生まれ。
  明治大学経営学部卒業後、1996年にジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社に入社。営業・マーケティングを経験。在職中に米国サンダーバード国際経営大学院でMBAを取得。2005年より、日本ロレアル株式会社で11年の在職中に日本と台湾において事業部長の要職を歴任。リーダーとして長年にわたって手腕を発揮してターンアラウンドや事業拡大に貢献。2017年より、ヘンケルジャパン株式会社ビューティケアの日本兼韓国代表として、コンシューマーおよびプロフェッショナルの両事業を統括。同社のビジネスを短期間でターンアラウンドさせて事業を急成長させる。2022年より、シック・ジャパン株式会社代表取締役社長に就任。

シック・ジャパン企業変革のレシピ―TURN AROUND の商品スペック