日本農史研究〈上〉「生きもの循環」と農法 [単行本]
    • 日本農史研究〈上〉「生きもの循環」と農法 [単行本]

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日本農史研究〈上〉「生きもの循環」と農法 [単行本]
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日本農史研究〈上〉「生きもの循環」と農法 [単行本]



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出版社:農山漁村文化協会
販売開始日: 2025/06/17
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日本農史研究〈上〉「生きもの循環」と農法 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は日本列島の農法史の歩みを歴史的事実に即してふり返りながら「生きもの循環」「風土」「農法」をキーワードにしてとらえなおしてみようとするものである。アグロ・エコロジー、最近ではサステナブルではなくリジェネラティブなどがもてはやされる。こうした見方は、実は日本列島の「風土農法」において、早くから生まれていた。「まわし・ならし・合わせ」の江戸農書、「直耕」の思想家・安藤昌益、信州諏訪の「風土産業論」の三澤勝衛、『風土と環境』の作物学・栗原浩など…。その水脈は現在まで滔々と流れ続けている。風土とともにある農法再考の書。
  • 目次

    はじめに 「生きもの循環」から「風土農法」を考えよう

    第1章 根本原理としての生きもの循環
    第1節 江戸農書にみる「忌地」
     コラム① 「疲れ地」だってある
    第2節 江戸農書・安藤昌益にみる生きもの循環
    第3節 現代農業者にみる生きもの循環
     コラム② 幻となった窪吉永との出会い
    第4節 「雑草・害虫」から「ただの草・ただの虫」へ
     コラム③ 祈る百姓―― 飢人地蔵と水虎様

    第2章 風土が響存する生きもの循環
    第1節 太陽を収穫する緑の設計
     コラ
    ム④ 我友の松木正利が交配し創り出したるダリアMS18号 菅洋
     コラム⑤ お天道様には勝てへんなぁ
    第2節 根と微生物と土
    第3節 三澤勝衛に学ぶ生きものが響存する風土
    第4節 風土からみる農術の構造
     コラム⑥ 絵を描く百姓――今も続く絵農書

    第3章 狭義の農法=農術における内的発達法則
    第1節 大和農法の水稲反収と作付方式にみるS字カーブ
    第2節 収穫逓減の法則とその克服
     コラム⑦ アグロノミスト・嵐嘉一の遺言
    第3節 いのちの技法としての農術の内的発達法則
    第4節 農術の設計思想(アーキテクチャー)
    第5節 増収と安定をめざす個別適正設計
     コラム⑧ 唄う百姓――田楽から田植唄へ

    第4章 変容する農術の開発・普及・定着過程
    第1節 大和農法にみる先駆け・普及・受容
    第2節 ロジャーズの普及理論に学ぶ
    第3節 戦後日本の開拓的研究
     コラム⑨ 接ぎ木でいくか、実生でいくか?
     コラム⑩ アメリカから来たリンドストロムの研究
    第4節 風土を貫く農術遺伝子
     コラム⑪ 剣を振る百姓――鍬と剣の「二刀流」

    第5章 作付方式からみる風土農法の流れとかたち
    第1節 水稲反収の地域的多様性
     コラム⑫ 鳥海や 花は六石 実は四石
    第2節 雑穀・畑作・有畜からみる風土農法
    第3節 日本列島の作付方式の流れ
    第4節 作付方式からみる地域のかたち
     コラム⑬ 戸谷の最後の手紙
     コラム⑭ 俳句をひねる百姓――「地貌季語」を読む

    第6章 農術から広義・大義の風土農法へ
    第1節 温量指数にもとづく世界農業の四大類型
     コラム⑮ 川喜田の日本農村の調査
    第2節 天然・人工農法から二一世紀は「天工農法」
    第3節 永続する家と村は「ヨコ」社会
    第4節 生きもの循環と響き合う農家生活リズム
     コラム⑯ 踊る百姓―日本民謡は日本農法だ!おわりに 生きもの循環は「おかげさま・おたがいさま」の世界
  • 出版社からのコメント

    作物=光合成生産者、農業者と動物=運搬者、微生物=土壌形成者の三者がおりなす生きものたちの循環から農法を再考する。
  • 内容紹介

     本書は、作物・微生物・土壌から見た第1・2章、農業者から見た第3・4章、そして広く歴史・社会から見た第5・6章と、三部構成となっている。
     「第1章 根本原理としての生きもの循環」では、「忌地」と呼ばれる連作障害を取り上げ、「忌地」をめぐる農業者、作物、土壌・微生物という三者の生きものたちの関係を探る。「第2章 風土が響存する生きもの循環」は、作物=光合成生産者、農業者と動物=運搬者、微生物=土壌形成者の三者が「生きもの循環」を形成してきたことを説く。
     「第3章 狭義の農法=農術における内的発達法則」は本書の核心にあたる。最初に奈良盆地の水稲反収の推移から、大和農法五〇〇年の小・大・超S字カーブを発見しそれを説明する。次に「第4章 変容する農術の開発・普及・定着過程」では、農術の展開に農業者がどのような役割を果たしたかを、大和農法を事例に考える。
     「第5章 作付け方式からみる風土農法の流れとかたち」では、山形県・日本海側の庄内農法における水稲反収の推移を検討する。さらには連年の時間的な作付順序と一年での空間的な作付割合を組み合わせた「作付方式」の推移を、全国的かつ歴史的に検討する。
     「第6章 農術から広義・大義の風土農法へ」では、奈良盆地の大和農法を念頭に置きながら、狩猟採集から半栽培や畑作、稲作が始まり普及していく時期を「天然農法」、稲作が伝来して作付が始まり、国家によって強制されていく6、7世紀頃よりを「人工農法Ⅰ」、13、14世紀頃より商業的農業が展開していく時期を「人工農法Ⅱ」、1960年代より機械化・化学化・施設化が進む時期を「人工農法Ⅲ」とする。そして21世紀に創造されていく風土農法を「天工農法」と名付ける。
     現在行われている有機農業や自然農法は、反・人工農法Ⅲ、そしてもっと長期的にみれば反・人工農法として位置づけられる。今後は、有機農業や自然農法を組み込んだ、AIやロボットなどのスマート農業も活用する、「生きもの循環」に則った「天工農法」が、農家自身によって開発されやがて多数農民によって受容されていくのではないかとする。どちらかではなく、両者の融合である。
     生きもの循環の基本原理は、日本列島で代々伝えられてきた「おかげさま・おたがいさま」「いただきます・ごちそうさま」という日常生活の和語の世界。本書では、三澤勝衛の風土産業論、作物風土論を軸に、風土農法論を展開し、今では忘れかけられている「おかげさま・おたがいさま(+いただきます・ごちそうさま)」の世界を、21世紀において天工農法により再興することを目指している。

    図書館選書
    生きもの循環の基本原理は、日本列島で代々伝えられてきた「おかげさま・おたがいさま」「いただきます・ごちそうさま」という日常生活の和語の世界。三澤勝衛の風土産業論、作物風土論を軸に風土農法論を展開する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    德永 光俊(トクナガ ミツトシ)
    1952年愛媛県松山市に生まれる。2010~2019年大阪経済大学 学長
  • 著者について

    德永 光俊 (トクナガ ミツトシ)
    德永光俊(とくなが・みつとし)
    1952年 愛媛県生まれ。1980年3月 京都大学大学院農学研究科農林経済学専攻後期博士課程単位取得満了。1990年3月 京都大学農学博士(論博)取得「農業技術の社会文化史―大和農法の構造と展開―」
    1985年4月 大阪経済大学経済学部専任講師。1990年1月 同助教授。1997年1月 同教授。2010年11月 同学長(~2019年3月)。2020年3月退職、現在同名誉教授。
    『日本農書全集』第Ⅱ期 全37巻編集委員(農文協 1993~1997年)、「関西農業史研究会」世話人(1977年~)
    編著書に、『日本農法の水脈―作りまわしと作りならし』(農文協 1996)、『日本農法史研究―畑と田の再結合のために』(農文協 1997)、『日本農法の天道―現代農業と江戸農書』(農文協 2000)、共編『黒正巌著作集』全7巻(思文閣出版 2002)、『歴史と農書に学ぶ 日本農法の心土―まわし・ならし・合わせ』(農文協 2019)などがある。

日本農史研究〈上〉「生きもの循環」と農法 [単行本] の商品スペック

発行年月日 2025/06/10
ISBN-10 4540241214
ISBN-13 9784540241215
ページ数 360ページ
20cm
15cm
発売社名 農山漁村文化協会
判型 A5
Cコード 0061
対象 一般
発行形態 単行本
内容 農林業
分類 産業
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成年向け書籍マーク G
書店分類コード J500
発売情報解禁日 2025/05/21
書籍ジャンル 自然科学
再販商品 再販
書籍販売条件 委託
言語 日本語
厚さ 3cm
重量 447g
出版社名 農山漁村文化協会
著者名 德永 光俊
その他 「生きもの循環」と農法

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