裁判のための法医学入門-科学的証拠に基づく司法鑑定の確立を [単行本]
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裁判のための法医学入門-科学的証拠に基づく司法鑑定の確立を [単行本]



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出版社:その他
販売開始日: 2025/06/06
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裁判のための法医学入門-科学的証拠に基づく司法鑑定の確立を の 商品概要

  • 目次

    第1部 事例で説く法医学の基礎

    第1章 科学としての法医学とは何か
    1 事実の論理を説く法医学
    2 科学としての法医学
     ⑴ 生き埋めか、死後埋められたか
     ⑵ 死因不明の変死体
     ⑶ 「科学的証拠」とは何か
     ⑷ 鑑定人の二重の主観
     ⑸ 科学的証拠を判断する専門家の主観(能力)
    3 事実に語らせる法医学

    第2章 犯罪死を見極めるために
    1 自他殺の鑑別
     ⑴ 自殺か自殺の偽装か
     ⑵ 法医学的な検死
     ⑶ 解剖の限界
    2 解剖生理学的な外傷論
     ⑴ 殺意の判断
     ⑵ 刃物の動きを解明する
     ⑶ 本当の死因は何か
    3 解剖生理学を踏まえた科学的解剖
     ⑴ 事例1―偽装自殺
     ⑵ 事例2―自殺か他殺か
    4 誤判を防ぐための法医学

    Column 1 法医学の啓蒙に貢献した書物

    第3章 死体に見る生命現象の痕跡――「生活反応」とは何か
    1 日本の法医学のルーツを探る
     ⑴ 法医学の教科書
     ⑵ 「生活反応」についての記述
    2 生活反応をめぐる論戦
    3 傷の生活反応はむしろ止血にある
     ⑴ 出血斑における血液凝固
     ⑵ 鑑定書に、判断根拠と判断論拠が提示されているか

    Column 2 小説や映画に見る法医学

    第4章 死因を論理的に説くために
    1 死とは生の喪失=死である
     ⑴ 難しい死因の解明
     ⑵ 死は生を媒介にしてのみ説明できる
     ⑶ 法医学におけるDNA鑑定
     ⑷ 生命が維持できなくなる外界との遮断
    2 死因にはすべて外因と内因の二重性がある
     ⑴ 生体の力(治癒力)
     ⑵ 心臓病による死亡
    3 微細な傷が持つ重大な意味を読み取る
     ⑴ 科学的な法医学と非科学的な法医学
     ⑵ 女児殺害事件の解剖事例
    4 傷は全体を総括して判断すべきである
     ⑴ 傷の見方
     ⑵ 小さな傷の意味
     ⑶ 法医学鑑定の条件

    第5章 
    法医学鑑定の手続はいかに行われるか
    1 鑑定はどこからどのようにして嘱託されるか
     ⑴ 殺人事件での死体解剖による死因鑑定
     ⑵ 司法解剖
    2 法医学者はどのように死因を鑑定するか
     ⑴ 早期死体現象
     ⑵ 後期死体現象
     ⑶ 傷の観察
     ⑷ 解剖
    3 鑑定後の検察官による調書の作成
     ⑴ 解剖執刀者の鑑定書
     ⑵ 鑑定書と被疑者・被告人の供述が合わない場合
    4 出廷の依頼と証言
    5 司法解剖以外の鑑定の嘱託
     ⑴ 裁判官の嘱託による鑑定
     ⑵ 鑑定嘱託事項
     ⑶ 限られている弁護人の鑑定依頼
    6 意見書や鑑定書をどう読み解くか
     ⑴ 鑑定書で重要なのは結論より解剖の記録
     ⑵ 法医学の基本は、捜査情報を入れずに死体所見のみから判断
    7 弁護側からの鑑定依頼
     ⑴ 捜査機関が独占する証拠
     ⑵ 地位に甘んじることなく、科学的な法医学の確立のためにより高みを目指す努力

    Column 3 天才法医学者を描いた高木彬光

    第2部 法医学における難問への挑戦

    第6章 窒息死の鑑定とは
    1 法医学者を悩ませる窒息死
     ⑴ 困ったときの窒息死
     ⑵ Knightの法医学教科書の記述
    2 臓器の異常が見つからないこと

    第7章 病死に見せかけた扼殺
    1 浴槽内の全裸死体
     ⑴ 事例のあらまし
     ⑵ 解剖写真を見る
     ⑶ 偽装された溺死
    2 死体解剖では、外からは見えない体の内部が見える
    3 被害者の体からできる限りの情報を引き出す
     ⑴ 隠されていた傷を探す
     ⑵ 死因は内因と外因の総合的判断で

    Column 4 検察官のストーリーが事実とされる

    第3部 事例で説く法医学の深奥

    第8章 乳幼児の突然死とは
    1 乳幼児の突然死
     ⑴ 事例のあらまし
     ⑵ 解剖所見…
    2 事件から約30年後
    3 乳幼児突然死症候群
     ⑴ 爪痕は何を語るか
     ⑵ 窒息をもたらした外力の痕跡
     ⑶ 乳幼児突然死症候群の診断根拠
     ⑷ 解剖所見からは、窒息死にも当てはまる
     ⑸ 窒息死などを除外してもなお残るSIDSという病態
     ⑹ 厚労省の3つの注意

    第9章 恩師が教えてくれた解剖
    1 突然死との遭遇
    2 監察医務院での修行
    3 突然の訃報
    4 帰らぬ恩師の声を聞く

    第10章 若い男性の突然死の記憶
    1 修羅場と化した結婚式
    2 悲しみの遺族への解剖の説得
    3 解剖が教えてくれた死因
    4 絶望の新婦
    5 法医学者としての最後の言葉

    第11章 内因性突然死とは何か
    1 現象としては同じでも中身は異なる突然死
    2 内因性突然死の生理構造は千差万別
    3 致死的な異常の痕跡は必ずある
    4 致死的な異常の痕跡を見つけ出す実力は実践の積み重ねから

    第12章 内因性急死の現象を呈する外因死
    1 奇妙な事件
     ⑴ 事件のあらまし
     ⑵ 特異な所見
    2 致死量に達せず
     ⑴ 中毒死の所見
     ⑵ 海外での報告例の発見
     ⑶ 睡眠導入剤とアルコールの併用により中毒死
    3 地獄のような裁判
     ⑴ 鑑定人尋問での弁護人による尋問攻撃
     ⑵ 使命感だけが支え
    4 ご遺族からの謝辞

    第13章 巨悪な犯罪に絡む、重要参考人の突然死
    1 未解決に終わった国家的重大事件
     ⑴ 東京地検特捜部の取調べ中の急死
     ⑵ 国家の暗闇に関わる恐ろしい事件
    2 果たして死因は何か
     ⑴ 取調べ中に何があったか
     ⑵ 急死の状況は闇の中
    3 取調べの恐怖が惹起した心臓性突然死の疑い
     ⑴ 心臓弁膜症だけで急死はない
     ⑵ 心臓が変調も本当の原因
    4 事件の背景

    Column 5 ヒトは死んだら生き返らないからこそ解剖する

    第4部 歴史的難事件への法医学の挑戦

    第14章 辻褄合わせの解剖鑑定書―袴田事件その1
    1 冤罪に加担してきた法医学
    2 法医学の暗い過去
    3 あるべき法医学の復権を
    4 解剖鑑定書をどう読むか
    5 袴田事件の解剖鑑定書から何が見えるか
     ⑴ 4通の鑑定書
     ⑵ 鑑定書が出された日付と鑑定人の氏名
    6 息子の解剖所見
    7 母親の解剖所見
    8 父親の解剖所見
    9 娘の解剖所見
    10 凶器はいかなるものであったか
    11 焼死の生活反応とは
    12 解剖写真は何を語るか
    13 解剖所見からの死後経過時間の推定
    14 鑑定書から真相を読み解けば
    15 袴田事件の真実
    16 なぜ解剖鑑定書が無視され続けてきたのか
    17 胃内容が語る真の死亡時刻
    18 法医学権威者の偽証法廷
    19 凶器はクリ小刀ではあり得ない
    20 死亡推定時刻は午後10時前後である
    21 最高裁の高裁差戻し決定について思うこと

    第15章 再審無罪判決におけるDNA鑑定への判断―袴田事件その2
    1 はじめに
    2 DNA鑑定はどう評価されているか
    3 法医学的なDNA鑑定とはいかなるものか
    4 袴田事件のDNA鑑定の核心
    5 終わりに

    第16章 もみ消された引田鑑定―弘前事件
    1 客観的事実から出発する法医学
    2 弘前事件のミステリー
    3 審理の行方
    4 疑惑の血痕鑑定
    5 血痕色調の経時的変化の研究
    6 歴史が証明する真実とは

    第17章 増えた血痕―松山事件
    1 歴史は繰り返す
    2 「殺人事件」と認めうる根拠とは
    3 無理心中を示唆する現場の状況
    4 証拠がいかにして作られたか
    5 「二重鑑定」は果たして存在したのか

    第18章 偽証の鑑定書―山下事件
    1 証拠がいかにしてできたかを見抜く目
    2 山下事件とは
    3 死因鑑定の経緯
    4 鑑定書に初めて記載された頸部所見
    5 法医学的鑑定の欠陥とは
    6 窒息死と心臓死はいかに区別するか
    7 特発性拡張型心筋症とは
    8 法医学は科学的な医学でなければならない

    Column 6 法医学者への警鐘

    第19章 法医学の不可解さを知らしめた原点―下山事件
    1 真実は何か
    2 生活反応とは何か
    3 血液はどこに消えたのか
    4 自殺か、他殺か
    5 生活反応の二重構造とは
    6 自殺説による反論
    7 下山総裁の死因をどう見るか
    8 法医学的な鑑定がなぜ対立するのか
    9 下山事件論争と邪馬台国論争の共通性
    10 下山事件における客観的事実とは
    11 運動量保存の法則
    12 轢断後の遺体の運動の不可思議
    13 不可解な遺体の散乱
    14 相反する事実がなぜ出てくるのか
    15 下山総裁の遺体は多数に分断されている
    16 現場血痕と衣類に付着した油の謎
    17 遺体の発見現場は何を語るか
    18 法医学的論争は果たして決着したのか
    19 飛び出した心臓の謎
    20 心臓はなぜ肩口から飛び出すことができたのか
    21 奇妙な解剖所見は何を語るか
    22 下山総裁の轢断現場を訪ねて
    23 損傷が多すぎる下山総裁の遺体…
    24 自殺説の主観的根拠
    25 逆転の発想1

    Column 7 新型コロナウイルスのパンデミックをめぐって

    終章 法医学への期待
    1 古畑種基氏の法医学者魂
    2 捜査機関に依存する日本の法医学
    3 国家を俯瞰する欧米圏の法医学
    4 日本は法医学の不毛地帯
    5 袴田事件の再審無罪判決に寄せて
    6 再審までのたくさんの扉

    あとがき
    著者プロフィール
  • 内容紹介

    法医学は、テレビドラマなどでは、殺人事件の死因をいとも簡単に解明し、事件解決に導くカッコいい学問として登場する。しかし、実際の事件では、さまざま要因が絡み合って、死因や凶器の特定はそう簡単ではない。冤罪・再審事件ともなれば、検察側と弁護側の鑑定医の意見が対立することさえある。著者は、東京都や大阪府で監察医として数々の検案・解剖、足利事件、飯塚事件、袴田事件など再審事件で鑑定を行ってきた。そうした経験に基づいて、死体解剖やDNA鑑定などの事例と下山事件など戦後著名事件を題材にして、法律家のために、医学一般を踏まえた、法医学の知識と論理を案内する。
  • 著者について

    本田克也 (ホンダカツヤ)
    本田克也(ほんだ・かつや)
     筑波大学名誉教授。福岡県生まれ。1979年筑波大学第二学群人間学類卒業。1987年同大学医学専門学類卒業。1991年同大学大学院医学研究科博士課程修了(医学博士)。東京都や大阪府の監察医、信州大学助手、大阪大学助教授を経て、2001年から2022年まで筑波大学教授。2018年からNPO法人・法医学鑑定センター所長。専門は法医学、法医遺伝学。性染色体およびミトコンドリアDNAを中心とする個人識別法の開拓を研究テーマとする。これまでに、足利事件、飯塚事件、袴田事件などで、弁護側の推薦によって裁判所嘱託の鑑定を行った。
     主な著作に『医法学原論〔基礎編講義〕―医師が裁判にかけられずにすむ「裁判医学」=「医法学」を法医学者が説く』(現代社、2022年)、『DNA鑑定は魔法の切札か―科学鑑定を用いた刑事裁判の在り方』(現代人文社、2018年)、『看護のための「いのちの歴史」の物語』(現代社、2007年)、『統計学という名の魔法の杖―看護のための弁証法的統計学入門』(現代社、2003年)などがある。

裁判のための法医学入門-科学的証拠に基づく司法鑑定の確立を の商品スペック

商品仕様
出版社名:現代人文社
著者名:本田克也(著)
発行年月日:2025/05
ISBN-10:4877988882
ISBN-13:9784877988883
判型:A5
発売社名:大学図書
対象:実用
発行形態:単行本
内容:法律
言語:日本語
ページ数:324ページ
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