和解と平和の森―北海道・朱鞠内に朝鮮人強制労働の歴史を刻む [単行本]
    • 和解と平和の森―北海道・朱鞠内に朝鮮人強制労働の歴史を刻む [単行本]

    • ¥2,20066 ゴールドポイント(3%還元)
    • お取り寄せ日本全国配達料金無料
100000009004130126

和解と平和の森―北海道・朱鞠内に朝鮮人強制労働の歴史を刻む [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥2,200(税込)
ゴールドポイント:66 ゴールドポイント(3%還元)(¥66相当)
お届け日:お取り寄せこの商品は、日時を指定できません。届け先変更]詳しくはこちら
日本全国配達料金無料
出版社:高文研
販売開始日: 2025/08/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

和解と平和の森―北海道・朱鞠内に朝鮮人強制労働の歴史を刻む の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    朱鞠内は東アジアの未来に希望の種をまく。「笹の墓標強制労働博物館」はその発信基地として生まれた。
  • 目次

    はじめに
    朱鞠内・和解と平和の森あんない

    第一章 朱鞠内で死者に出会う
    木立の中の古い寺
    語りだした位牌の群れ
    くぼみの下の死者たち
    雨竜ダム建設工事
    わが町に住む強制労働体験者
    犠牲者を調査したい
    死者への手紙
    笹やぶを掘ろう
    軍事政権下の韓国へ
    語り継がれる強制動員の記憶
    願いの像を建立する
    遺骨を掘ったお前たちが悪い
    求められる謝罪と補償
    入国できるのか
    民衆の和解
    〈コラム〉 北海道と強制労働


    第二章 東アジア共同ワークショップへの道
    韓国人研究者がやってきた
    遺骨発掘日韓共同ワークショップ
    ムーダンの祈りでスタート
    アンケート事件
    二〇〇人で過ごした九日間の混沌
    韓国チームによる遺族探し
    死者に出会うということ
    連塁と宿業
    森村誠一さんの応援
    〈コラム〉 民衆史掘りおこし運動


    第三章 越境して出会う若者たち
    鄭炳浩と私
    初めて出会った在日コリアン
    父から子へ語り継ぐ
    雪下ろしのワークショップで
    月下のソバ畑を歩いた
    ワークショップの棒頭
    敗戦後も続く植民地主義
    初めて呼ばれる名前
    死者にアイヌの祈りを
    分断の壁を越える若者たち
    済州島に行けない
    自分は侵略にはかかわっていない
    〈コラム〉 先住民族アイヌ


    第四章 七〇年ぶりの里帰り
    浅茅野旧陸軍飛行場
    過酷な突貫工事
    共同墓地を試掘する
    東アジアの平和な未来のための共同ワークショップ
    折り重なって埋められた
    記憶・継承碑
    なぜ合葬してしまったのか
    被害と加害を超えて
    一〇一分の一の重い決断
    私たちの責任
    一体も返さない政府
    日韓市民のイニシアチブで
    遺骨奉還の旅
    あなたを胸に抱いて
    平和の踏み石
    届かない遺骨 帰れない遺骨


    第五章 笹の墓標展示館の倒壊と再生
    展示館になった光顕寺
    鉄道工事犠牲者を追悼する
    屋根雪下ろしその時に
    友情の場所を守りたい
    庫裏の焼失
    全国各地で巡回展開催
    日本初の「強制労働」博物館
    和解と平和の森を創ろう


    あとがき
  • 出版社からのコメント

    北海道戦時強制労働犠牲者の遺骨発掘と返還。日韓市民のイニシアチブで東アジアに「歴史和解」を育てる、半世紀におよぶ活動の記録。
  • 内容紹介

    日本は日中戦争・アジア太平洋戦争時、労働力不足を補うために、植民地であった朝鮮から多くの朝鮮人を動員し、危険な土木工事や炭鉱等で働かせ、時には虐待し、多くの命が失われた。
    北海道・幌加内町朱鞠内もかつての強制労働の現場。元々は20戸ほどの入植地として始まった開拓農民の集落だったが、1935~43年の鉄道・ダム工事の期間には、数千人の日本人と少なくとも3000人の朝鮮人労働者が働かされた。過酷な工事現場からは死者が次々と出て、その大半は墓地から外れた山林の地下に埋められ、やがて熊笹が地面を覆い、死者の存在は戦後長く忘れ去られていた。
    1976年、朱鞠内湖に遊びに来ていた当時30歳の僧侶・殿平善彦は、偶然にも、近くにある光顕寺で引き取り手のない80基余りの位牌に出会う。それは8年間の工事の間に亡くなった日本人・朝鮮人の青年男性ものだった。敗戦直後に北海道で生を受けた彼は、それまで自分に先立つ過去を戦争や植民地支配に重ねて考えたことはなかったが、自分達は「沈黙を続けることはできない」と思った。
    その時から、殿平は笹やぶの下に眠る強制労働犠牲者に思いを馳せ、遺骨を発掘し、一人でも多く遺族の元へ遺骨を返そうと動き出し、韓国へも何度も足を運んだ。
    本書は、殿平善彦の30~80歳までの、強制労働犠牲者の遺骨問題に取り組んだ、半世紀におよぶその活動の貴重な記録である。


    殿平にとって遺骨発掘の意味は、「死者の声を聴くこと」であり「遺骨は出会うもの」だと言う。朱鞠内は、遺骨と出会った若者たち・市民に、過去から現在まで続く加害と被害の歴史を学びながら、人と人がつながって生きることの大切さを教えてくれる場所となった。

    そしていま、朱鞠内は「和解と平和の森」として再生し新たな一歩を踏み出そうとしている。
    今日の世界は新たな戦争の時代を迎えようとしているかのようだ。ヨーロッパでも中東でも、戦火を止めることができない。ウクライナでもパレスチナでも無辜の市民が命を奪われ続けている。新たな植民地主義が世界を覆うかもしれない。
     戦争と殺戮は、日本の近代が東アジアの国々や人々に強いた植民地主義とつながっている。現代の東アジアも戦争の危機と無縁ではいられない。「私たちは今こそ、国境を越えてつながり、朱鞠内に集い、暴力と植民地主義の闇を照らして和解と平和の未来を見晴るかす一筋の光になれたら」と殿平は語る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    殿平 善彦(トノヒラ ヨシヒコ)
    1945年北海道深川市生まれ。龍谷大学大学院文学研究科中退。浄土真宗本願寺派一乗寺住職、社会福祉法人多度志保育会理事長、日本宗教者平和協議会代表委員、北海道宗教者平和協議会理事長、遺骨奉還宗教者市民連絡会世話人、北大開示文書研究会共同代表、NPO法人東アジア市民ネットワーク代表理事。1976年に北海道朱鞠内・光顕寺で強制労働犠牲者の位牌に遭遇、80年から犠牲者の遺骨発掘と遺族への返還に努める。97年から強制労働犠牲者遺骨発掘日韓共同ワークショップ、後の東アジア共同ワークショップを開催。2015年、115体の強制労働犠牲者遺骨を韓国に奉還。24年9月、笹の墓標強制労働博物館を開設
  • 著者について

    殿平善彦 (トノヒラヨシヒコ)
    1945 年北海道深川市生まれ。龍谷大学大学院文学研究科中退。浄土真宗本願寺派一乗寺住職、社会福祉法人多度志保育会理事長、日本宗教者平和協議会代表委員、北海道宗教者平和協議会理事長、遺骨奉還宗教者市民連絡会世話人、NPO 法人東アジア市民ネットワーク代表理事。
    1976 年に北海道朱鞠内・光顕寺で強制労働犠牲者の位牌に遭遇、80 年から犠牲者の遺骨発掘と遺族への返還に努める。97 年から強制労働犠牲者遺骨発掘日韓共同ワークショップ、後の東アジア共同ワークショップを主宰。2015 年、115 体の強制労働犠牲者遺骨を韓国に奉還。24 年9 月、朱鞠内に笹の墓標強制労働博物館を建設。

    著書:『念仏の鼓動』(法蔵館、1992 年)、『若者たちの東アジア宣言―朱鞠内に集う日・韓・在日・アイヌ』(かもがわ出版、2004 年)、『遺骨 語りかける命の痕跡』(かもがわ出版、2013 年)『クッキー物語』(殿平書房、2019 年)ほか

和解と平和の森―北海道・朱鞠内に朝鮮人強制労働の歴史を刻む の商品スペック

商品仕様
出版社名:高文研
著者名:殿平 善彦(著)
発行年月日:2025/08/22
ISBN-10:4874989233
ISBN-13:9784874989234
判型:B6
発売社名:高文研
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:296ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:320g
他の高文研の書籍を探す

    高文研 和解と平和の森―北海道・朱鞠内に朝鮮人強制労働の歴史を刻む [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!