戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー―吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ [単行本]
    • 戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー―吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ [単行本]

    • ¥3,520106 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年12月29日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー―吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009004131855

戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー―吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥3,520(税込)
ゴールドポイント:106 ゴールドポイント(3%還元)(¥106相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年12月29日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:作品社
販売開始日: 2025/09/25
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー―吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    急速に情報収集能力を強化し「正常化」を目指し始めた日本のインテリジェンス。諸外国と比べ「未発達」と見なされてきたが、同時に経済・技術分野への注力といった独自の発展を遂げたものでもあった。本書は、「吉田ドクトリン」と近年登場した「安倍ドクトリン」という二つの〈グランド・ストラテジー〉を取り上げ、そこに埋め込まれた規範が、戦後日本のインテリジェンスに及ぼした影響を、機密解除されたCIA資料や文献、広範なフィールドワークやインタビューをもとに、歴史的過程を仔細に検証することで明らかにする。
  • 目次

     謝辞
     はじめに 日本の対外情報システムの正常化
    第1節 軍事指向のインテリジェンス理解を超えて
    第2節 「暗部」に光を当てる――日本のインテリジェンス・コミュニティ
      内閣情報調査室(内調)/警察庁/外務省/公安調査庁/防衛省
    第3節 相対的に未発達で「特異な」対外情報組織
    第4節 本書の意義、目的および主張
    第5節 概要

     第1章 日本のグランド・ストラテジーおよび内包された規範
    ――吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ
    第1節 冷戦時代の国家安全保障戦略――吉田ドクトリン
     国際的に組み込まれた規範――二国間主義/国内に組み込まれた経済規範――開発主義およびテクノナショナリズム/開発主義および発展指向型国家/テクノナショナリズム/国内に組み込まれた安全保障の規範――反軍国主義
    第2節 グランド・ストラテジーの進化――浮上する安倍ドクトリン
     二国間主義――自律性の拡大から対等な同盟関係へ/開発主義の終焉/テクノナショナリズムからテクノハイブリッド・モデルへの不本意な移行/「積極的平和主義」――反軍国主義の規範からの急進的な逸脱?
    第3節 結論

     第2章 日本における米国の秘密工作
    ――二国間主義を遵守する従属的な同盟国の育成
    第1節 敵対領域に入ったCIA
    第2節 保守的なエリートの育成
     緒方竹虎――従順な紳士/正力松太郎――メディア界の大御所であり原子力利用論者/賀屋興宣――狡猾な長老であり豪傑/岸信介――手厚くもてなされた戦争犯罪者/児玉誉士夫――非凡な才能を持った政財界の黒幕
    第3節 日本の保守派――操り人形の糸を切ること
    第4節 日本における米国の秘密工作の成果
    第5節 結論

     第3章 米国の情報の傘
    ――二国間主義と冷戦時代の日本の対外情報活動
    第1節 慎重に始まった二国間の情報協力
    第2節 共産主義を封じ込めるための制度構築および共同作戦
     二国間主義の利用――占領下のカトウ機関/竹松作戦/占領後の連携相手の創設――内閣総理大臣官房調査室/日米両軍の共同ヒュミント部隊間に生じる緊張感――ムサシ機関/盗聴すること――日本の通信傍受組織の設置
    第3節 シギント施設へのアクセス――二カ国関係の強化
    第4節 従属的な同盟国を操るための情報共有
     1976年のミグ25(MiG-25)戦闘機パイロットの亡命事件/1983年の大韓航空007便撃墜事件/日本と「ファイブ・アイズ」/画像情報(IMINT)
    第5節 従属的な同盟国を監視し、育成するための情報支援?
     装備品供与/訓練
    第6節 結論

     第4章 テクノロジーの探求
    ――発展指向型国家としての日本の対外経済情報システム
    第1節 経済情報収集機関
     企業による経済情報収集活動/日本科学技術情報センター(JICST)/独立行政法人日本貿易振興会(ジェトロ)――日本の国際商業情報サービス/産業保護研究所――スパイ養成学校
    第2節 日本の経済情報収集システムの形成における米国の役割
    第3節 経済情報収集活動
     ヒュミント/IBM社スパイ事件――産業・経済スパイ事件?/テキント(技術情報)/オシント(公開情報)
    第4節 日本の米国における経済情報収集活動の費用便益
    第5節 結論

     第5章 日本の対外情報システム
    ――反軍国主義と縄張り主義の影響
    第1節 日本版CIA設立に向けての努力
     吉田茂――戦後日本のインテリジェンスの父/緒方竹虎――吉田が信頼した副官/古野伊之助――実力派新聞記者の提言/村井順――調査室長の提案/辰巳栄一――影で働くということ
    第2節 民主主義の退潮を懸念した国会およびメディア
    第3節 縄張り主義――実利的な背景と反軍国主義的な背景
     外務省対警察庁――村井の失脚/警察と自衛隊の関係
    第4節 反軍国主義国家における情報収集
     合法的なヒュミントへの依存および防衛駐在官に対する外務省の管理/画像情報に関する反軍国主義的な制約――軍事スパイ衛星の制限/シギント――比較的リスクが低く、受動的な収集分野の優先/オシント――議論の余地のない情報収集分野
    第5節 結論

     第6章 グランド・ストラテジーの再構築
    ――進化する日本の対外情報システム
    第1節 経済インテリジェンス――国家安全保障における「新たな」ファクター
     従属的な同盟国への報復/日本のバイオテクノロジー・スパイ事件――最後の熱狂か?
    第2節 政軍インテリジェンス
     タブーの克服/日本の偵察衛星(情報収集衛星)、反軍国主義を断ち切るか?/宇宙の中の日本――より対等な二国間関係に向けて/縄張り主義、および警察の反軍国主義的な懸念――情報本部の設立/ルビコン川を渡る――日本版CIAの設立?
    第3節 結論

    おわりに 国際的なインテリジェンスの常道へ


    参考文献
    人名・組織名索引
    図表一覧
    訳者あとがき
  • 内容紹介

    ★作品社公式noteで「訳者あとがき」公開中→「戦後日本のインテリジェンス 試し読み」で検索!


    「日本版CIA」は、なぜ存在しないのか?
    今後あるべき姿は?
    二つの国家〈大戦略〉の変遷からインテリジェンスの戦後史を描き出す、画期的研究!!
    インテリジェンス研究の第一人者による翻訳最新刊。

    急速に情報収集能力を強化し「正常化」を目指し始めた日本のインテリジェンス。諸外国と比べ「未発達」と見なされてきたが、同時に経済・技術分野への注力といった独自の発展を遂げたものでもあった。本書は、「吉田ドクトリン」と近年登場した「安倍ドクトリン」という二つの〈グランド・ストラテジー〉を取り上げ、そこに埋め込まれた規範が、戦後日本のインテリジェンスに及ぼした影響を、機密解除されたCIA資料や文献、広範なフィールドワークやインタビューをもとに、歴史的過程を仔細に検証しすることで明らかにする。

    【目次】
    謝辞
    はじめに 日本の対外情報システムの正常化
    第1章 日本のグランド・ストラテジーおよび内包された規範
    ――吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ
    第2章 日本における米国の秘密工作
    ――二国間主義を遵守する従属的な同盟国の育成
    第3章 米国の情報の傘
    ――二国間主義と冷戦時代の日本の対外情報活動
    第4章 テクノロジーの探求
    ――発展指向型国家としての日本の対外経済情報システム
    第5章 日本の対外情報システム
    ――反軍国主義と縄張り主義の影響
    第6章 グランド・ストラテジーの再構築
    ――進化する日本の対外情報システム
    おわりに 国際的なインテリジェンスの常道へ
    注/参考文献/人名・組織名索引/図表一覧/訳者あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ウィリアムズ,ブラッド(ウィリアムズ,ブラッド/Williams,Brad)
    香港城市大学アジア・国際学部准教授。グリフィス大学(オーストラリア)で学士(アジア研究)、成蹊大学で修士(政治学)、モナッシュ大学(オーストラリア)で博士(政治学)の学位を取得。オーストラリアやシンガポールで教鞭をとった後、現職。専門分野は、東アジアの政治学、国際関係、比較政治学およびインテリジェンス論であり、とりわけ日本の政治・外交政策、安全保障政策に焦点を当てる

    小谷 賢(コタニ ケン)
    日本大学危機管理学部教授。1973年京都生まれ。立命館大学卒業、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、京都大学大学院博士課程修了、博士(人間・環境学)。防衛省防衛研究所主任研究官、防衛大学校講師、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員等を経て現職。専門は国際政治学、インテリジェンス研究

    佐藤 智美(サトウ トモミ)
    防衛事務官。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了(修士:国際政治)、防衛大学校総合安全保障研究科修了(修士:安全保障)、拓殖大学大学院国際協力学研究科博士後期課程修了(博士:国際開発)、BABEL UNIVERSITY Professional School of Translation修了(Major:Legal Translation)、政策研究大学院大学博士課程科目履修生(「情報と安全保障」)修了。財団法人佐藤栄作記念国連大学協賛財団公財団公募第28回「佐藤栄作賞」佳作受賞、公益財団法人防衛基盤整備協会平成27年度情報セキュリティに関する懸賞論文サイバーセキュリティ人材確保対策賞受賞
  • 著者について

    ブラッド・ウィリアムズ (ブラッド ウィリアムズ)
    (Brad Williams)
    香港城市大学アジア・国際学部准教授。グリフィス大学(オーストラリア)で学士(アジア研究)、成蹊大学で修士(政治学)、モナッシュ大学(オーストラリア)で博士(政治学)の学位を取得。オーストラリアやシンガポールで教鞭をとった後、現職。専門分野は、東アジアの政治学、国際関係、比較政治学およびインテリジェンス論であり、とりわけ日本の政治・外交政策、安全保障政策に焦点を当てる。著作に『Resolving the Russo-Japanese
    Territorial Dispute: Hokkaido-Sakhalin Relations』(Routledge、2007)など。

    小谷 賢 (コタニ ケン)
    (こたに・けん)
    日本大学危機管理学部教授。1973年京都生まれ。立命館大学卒業、ロンドン大学キングス・カレッジ大学院修了、京都大学大学院博士課程修了、博士(人間・環境学)。防衛省防衛研究所主任研究官、防衛大学校講師、英国王立防衛安保問題研究所(RUSI)客員研究員等を経て現職。専門は国際政治学、インテリジェンス研究。著書に『日本軍のインテリジェンス』(講談社選書メチエ、2007)、『インテリジェンスの世界史』(岩波現代全書、2015)、『日本インテリジェンス史』(中公新書、2022)ほか。訳書にリチャード・
    J・サミュエルズ『特務(スペシャル・デューティー)』(日本経済新聞出版、2020)ほか。

    佐藤 智美 (サトウ トモミ)
    (さとう・ともみ)
    防衛事務官。青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了(修士:国際政治)、防衛大学校総合安全保障研究科修了(修士:安全保障)、拓殖大学大学院国際協力学研究科博士後期課程修了(博士:国際開発)、BABEL UNIVERSITY Professional School of Translation修了(Major:Legal Translation)、政策研究大学院大学博士課程科目履修生(「情報と安全保障」)修了。財団法人佐藤栄作記念国連大学協賛財団公募第28回「佐藤栄作賞」佳作受賞、公益財団法人防衛基盤整備協会平成27年度情報セキュリティに関する懸賞論文サイバーセキュリティ人材確保対策賞受賞。

戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー―吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ の商品スペック

商品仕様
出版社名:作品社
著者名:ブラッド ウィリアムズ(著)/小谷 賢(訳)/佐藤 智美(訳)
発行年月日:2025/09/30
ISBN-10:4867931071
ISBN-13:9784867931073
判型:B6
発売社名:作品社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:368ページ
縦:19cm
その他: 原書名: JAPANESE FOREIGN INTELLIGENCE AND GRAND STRATEGY:FROM THE COLD WAR TO THE ABE ERA〈Williams,Brad〉
他の作品社の書籍を探す

    作品社 戦後日本のインテリジェンスとグランド・ストラテジー―吉田ドクトリンから安倍ドクトリンへ [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!