見えない壁 北方四島の記憶 [単行本]
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見えない壁 北方四島の記憶 [単行本]

本間 浩昭(著・文・その他)


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出版社:KADOKAWA
販売開始日: 2025/08/04
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見えない壁 北方四島の記憶 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    はじめに

    第一章 択捉島のいちばん長い日
    キンモクセイのある家
    濃霧の中、択捉島に侵攻して来たソ連軍
    死線をくぐり抜け
    海底ケーブルをも切断してしまう流氷の力
    上陸から12時間経って「ソ連軍侵攻」は本土に伝わった
    ソ連兵から娘を守った父親
    択捉島から始まり、択捉島に戻って来た戦争
    脱出できた日本人はごくわずか

    第二章 国後島、色丹島、歯舞群島では
    脱出船の合図は懐中電灯
    「日本人は全員転籍し、ソビエト人民にする」と布告
    海難で海の藻くずになる人々
    妹、弟5人を失った家族もいた
    相次ぐ殺傷事件
    ソ連軍が占領に使った艦船は米軍が貸し与えたものだった
    アメリカの「レンド・リース法」
    ウクライナ戦線で復活した「レンド・リース」
    北方領土交渉の邪魔をした「ダレスの恫喝」
    密航と軍事スパイ容疑でシベリアに送られた村長
    進学を許されて島を出た人も
    脱島時と強制退去時の死者数は不明

    第三章 ロシア人との混住が始まった
    ことばが通じない中で
    子供同士で相次ぐけんか
    ロシア語を覚えなければ
    択捉島版「最後の授業」
    ソ連軍人と親交のあった三上家
    ソ連兵の子を身ごもった女性も
    ソ連軍医から直伝を受けたロシア語が晴らした冤罪

    第四章 ふるさとの島々を後に
    突然の引き揚げ命令
    荷物同然に「もっこ」で吊るされた
    築き上げた財産を全て島に残して
    なぜ帰還は、樺太経由だったのか
    船内で命を閉じた子をおぶり続けた
    生まれて間もない子を水葬
    学籍簿を経文に記して持ち帰った校長
    ソ連兵と結婚して島に残った女性

    第五章 水晶島に一家八人で残留した日本人
    ソ連実効支配下、残留の生き証人
    日本人に「勤労動員」の要請
    きちんと訳すことができない通訳
    ルーツは富山県
    サハリンの強制移住先での暮らし
    監視社会ソ連、35歳で届いた召集令状
    帰国願いは3度も却下
    ロシア語の能力を買われて伊藤忠商事へ
    ふるさとの島は7キロ先にあるのに……

    第六章 国境があいまいだった時代に
    かつて日露の国境は混沌としていた
    「猟虎の皮」という言い回しに重なるアイヌの境遇
    日露武力衝突の舞台
    振別の墓を知る人物
    北辺の国土を守るために派遣され、命を落とした人々
    松前藩、仙台藩の警備
    紳士的な交渉で定められた日露の境界線
    日本政府にふるさとを奪われた千島アイヌ

    第七章 元島民が考える解決案
    「バザール商法」のロシア
    日本人の強制退去は「ハーグ陸戦条約」に違反
    実に興味深い三上の試案
    共生のための「三三七拍子の解決法」
    いま住んでいるロシア人を追い出さないために
    帰るも地獄、残るも地獄
    住み分けは可能なのか

    あとがき
  • 出版社からのコメント

    占領の恐怖、強制混住、国籍の選択――政治に翻弄された国境際の人々の記録
  • 内容紹介

    日本で最も大きな島、択捉島、二番目に大きな島、国後島。そこに色丹島、歯舞諸島の面積を合わせれば実に沖縄本島の4.2倍にもなる。
    これらの島々は、北海道の目と鼻の先にある。最も近い歯舞群島の貝殻島までの距離は、北海道根室市の納沙布岬からわずか3.7kmだ。
    この国境の島々にはかつて、人々が暮らしがあり、1万7000人もの人々が生活を営んでいた。
    しかし日本がポツダム宣言を受諾し、降伏を表明してから約2週間後、ソ連はこの島々に侵攻、平穏だった島民の暮らしは一変する。
    そこから人々の運命は大きく分かれていく。脱出して北海道にたどり着いた人、船の中で命を落とした人、あるいは現地に残り後にロシアに渡った人……
    新聞記者として30年以上にわたって根室に住み、当時の記憶を持つ人を訪ね続けてきた記者による唯一無二の調査報道。
    戦争が人々にもたらす負の影響を見据え、北方四島の解決策を見通す。

    図書館選書
    ポツダム宣言受諾後、ソビエト連邦が北方四島を占領、島民たちの戦争が始まった--。国家に棄てられた国境の民の戦後を、根室在住35年超の記者が掘り起こす。約1万7000人の足取りを追う渾身のレポート。
  • 著者について

    本間 浩昭 (ホンマ ヒロアキ)
    毎日新聞報道部根室支局記者。
    1967年東京都生まれ。1985年同志社大学文学部卒業後、毎日新聞入社。20年以上に亙り根室支局に一人で駐在する名物記者。国境地域の情勢と、北方四島問題をライフワークとする。
    前東京大学客員助教授。旧石器発掘捏造事件の端緒を入手し、一連の事実をスクープする。取材班の一員として2001年の新聞協会賞、菊池寛賞、早稲田ジャーナリズム大賞受賞。

見えない壁 北方四島の記憶 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:KADOKAWA
著者名:本間 浩昭(著・文・その他)
発行年月日:2025/08/04
ISBN-13:9784041052532
判型:46判
発売社名:KADOKAWA
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:320ページ
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