大正教養主義の成立と末路―近代日本の教養幻想 [単行本]
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大正教養主義の成立と末路―近代日本の教養幻想 [単行本]



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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2025/08/01
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大正教養主義の成立と末路―近代日本の教養幻想 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    たくさん読み、たくさん考え、差別する。教養を積んで差別を行う。日本の教養はどう始まったのか。原典を読解、新史料を発見し、大正教養主義の成立からその末路までを解明。リハビリテーション不可能なありさまを描き切った、教養主義の死亡診断書、発行!
  • 目次

    序 章 大正教養主義という原像
     0-1 問題の所在と本書の構成
     0-2 補 足──「教養主義」をめぐる研究文脈

       第Ⅰ部 大正教養主義の生成

    第1章 大正教養主義の起源──ラファエル・フォン・ケーベルの教養論
     1-1 はじめに
     1-2 大正教養主義におけるケーベルの立ち位置
     1-3 ケーベルの教養論
     1-4 ケーベル教養論の内実とその歴史的性格
     1-5 おわりに

    第2章 教養の閉鎖領域──ケーベルと学生たち
     2-1 問題の所在──大正教養主義の原像、あるいは大正教養主義記述の定型をめぐって
     2-2 東京帝国大学におけるケーベルと教養
     2-3 ケーベル受容からみる「教養」の展開
     2-4 大正教養主義の原/幻像をめぐって

    第3章 暗記・暗記・暗記──旧制第一高等学校のドイツ語教育
     3-1 問題の所在──旧制高等学校とドイツ語
     3-2 旧制第一高等学校におけるドイツ語教育課程と教授法
     3-3 旧制第一高等学校のドイツ語教育の実際
     3-4 おわりに

    補 章 「教養」(Bildung)の語史──明治~昭和前期の独和・和独辞典の検討
     補-1 はじめに
     補-2 明治期から昭和前期の独和辞典における「Bildung」・「Erziehung」・「Kultur」
     補-3 明治期から昭和前期における和独辞典の「教育」・「教養」・「文化」 
     補-4 おわりに

       第Ⅱ部 大正教養主義の成立

    第4章 働きたくない──教養小説『三太郎の日記』における読書の意義
     4-1 はじめに
     4-2 『三太郎の日記』における読書を巡って
     4-3 『三太郎の日記』における読書の意義
     4-4 相克する「社会」と「読書」
     4-5 おわりに

    第5章 人格と怨念──大正3 年・『三太郎の日記』発売と同時代書評
     5-1 はじめに
     5-2 『三太郎の日記』を巡る研究動向
     5-3 書評にみる『三太郎の日記』受容
     5-4 生成する神話──〈人格主義的コード〉前哨戦
     5-5 おわりに

    第6章 読書をかさねて差別する──阿部次郎の読書論と教養論
     6-1 はじめに
     6-2 阿部次郎の教養論と読書論
     6-3 読書と生活のかかわり
     6-4 教養と愛のかかわり
     6-5 阿部次郎教養論のネタ元としてのゲーテ
     6-6 読書と愛とは、植民地支配である──『三太郎の日記』以後の阿部次郎

       第Ⅲ部 大正教養主義の末路

    第7章 教養の戦争協力──旧制第一高等学校長期の安倍能成における教養・教育論
     7-1 問題の所在――大正教養主義と安倍能成
     7-2 旧制第一高等学校長期の安倍能成の著作の分析
     7-3 おわりに

    第8章 教養を忘れて──戦後日本における安倍能成の教育論
     8-1 はじめに
     8-2 安倍能成の位置づけ
     8-3 安倍能成の自由観
     8-4 安倍能成の教育論──個人の自由と民主主義
     8-5 民主的かつ愛国的──あるいは論者としての安倍能成の位置

    第9章 大正教養主義の末路──阿部次郎の戦中戦後
     9-1 はじめに
     9-2 西洋古典の読書から日本文化回帰へ──戦中期の阿部次郎
     9-3 戦後期の阿部次郎の言論活動
     9-4 おわりに

    終 章 大正教養主義という幻像
     終-1 本書の内容のまとめ
     終-2 教養主義研究のイデオロギー
     終-3 大正教養主義の末路と今後
  • 内容紹介

    教養を積んで差別を行う――
    日本の教養はどう始まったのか。
    原典を読解、新史料を発見し、大正教養主義の成立からその末路までを解明。
    教養主義のリハビリテーション不可能なありさまを描きだした、
    教養主義の死亡診断書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松井 健人(マツイ ケント)
    1992年和歌山県和歌山市生まれ。日本学術振興会特別研究員PD等を経て、東洋大学文学部日本文学文化学科助教(有期)
  • 著者について

    松井 健人 (マツイケント)
    1992年 和歌山県和歌山市生まれ
     2020年 東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)
     日本学術振興会特別研究員PD等を経て現在、東洋大学文学部日本文学文化学科助教(有期)
    主要業績
    『教養・読書・図書館――ヴァイマル・ナチス期ドイツの教養理念と民衆図書館』(晃洋書房、2023年)
    『思想史講義【大正篇】』(山口輝臣・福家崇洋編、共著、筑摩書房、2022年)

大正教養主義の成立と末路―近代日本の教養幻想 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房
著者名:松井 健人(著)
発行年月日:2025/08/01
ISBN-10:4771039755
ISBN-13:9784771039759
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:206ページ
縦:22cm
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