原爆誕生 「悪魔の兵器」を求めた科学者たち [単行本]
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原爆誕生 「悪魔の兵器」を求めた科学者たち [単行本]
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原爆誕生 「悪魔の兵器」を求めた科学者たち [単行本]

鈴木 冬悠人(著・文・その他)


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出版社:岩波書店
販売開始日: 2025/07/31
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原爆誕生 「悪魔の兵器」を求めた科学者たち [単行本] の 商品概要

  • 目次

     はじめに 原爆は、誰にとって“必要”だったのか

    序 章 「原爆の父」と呼ばれる男たち
     三人の“父”たち
     原爆開発の「動機」
     科学者たちの証言記録フィルムにたどり着く

    第1章 レオ・シラード 原爆開発をいち早く訴えた男――肥大化した恐怖と危機感
     すべてはナチス・ドイツから始まった
     ユダヤ人科学者レオ・シラード
     ハンガリーからドイツ、そしてアメリカへ亡命
     核分裂は爆弾につながるのか
     現実的な兵器となった原子爆弾
     世界が恐れたドイツの天才科学者ハイゼンベルク
     恩師アインシュタインを担ぎ出す
     進まない原爆の研究開発
     破竹の勢いのナチス、シラードの焦燥

    第2章 ヴァニーヴァー・ブッシュ 原爆開発を国家計画にした男――科学者のチカラを誇示する
     兵器開発を取り仕切る科学界のドン・ブッシュ
     原爆開発に立ちはだかる「もし」の壁
     元素94の可能性
     現実味を帯びる原爆製造 ブッシュの困惑と逡巡
     動き出すブッシュ 科学により戦争に勝利する
     軍産科学複合体制の基礎となった「科学研究開発局」
     四二歳でMIT副学長、その後カーネギー研究所所長に転身
     戦争に貢献し、科学者の地位を上げる
     原爆開発はこの戦争に間に合うのか?
     ノーベル賞物理学者アーネスト・ローレンス
     イギリスからの報告書 「爆弾は作ることが可能」
     議会を通さずに開発推進を承認したルーズベルト
     「大半はまったく理解できていなかった」 物理学の非専門家ブッシュの不安
     原爆開発は全力推進へ
     「OK FDR」 ブッシュと大統領の特殊な関係
     真珠湾攻撃で一変した空気

    第3章 ロバート・オッペンハイマー 原爆を完成させた男 Ⅰ――野心と自己顕示欲
     理論物理学のスペシャリスト、オッペンハイマー
     嫌悪されたオッペンハイマーの左翼活動
     オッペンハイマーの野心と原点
     「私は常に負け犬だった」 ローレンスへの手紙
     他人事ではなかったヨーロッパでの戦争
     オッペンハイマーの実力
     マンハッタン計画の誕生
     最高優先順位ではなかった原爆開発
     豪腕ブルドーザー、レスリー・グローブス
     戦争期間内に実現できる可能性はあるのか
     バークレーでの出会い

    第4章 ロバート・オッペンハイマー 原爆を完成させた男 Ⅱ――ロスアラモスで掲げた“大義”
     オッペンハイマーとグローブス
     機密保持、管理能力への懸念
     オッペンハイマーは自らの名声のために働く
     人材確保のために全米を飛び回る
     若い科学者にとっては絶好のチャンス
     原爆開発の大義が協力を促した
     ロスアラモスの誕生
     「ガジェット」を作る
     二つの核分裂物質が合体した瞬間に反応をスタートさせる

    第5章 国民が知らない中で進んだ巨額プロジェクト
     プルトニウム生産へ向けた研究
     「人類の歴史における暗黒の日」
     プルトニウムの大量生産
     極秘・巨額開発費に疑惑の目
     トルーマンの疑念
     「私たちは窮地に陥るかもしれません」
     イギリスとの本格的な協力体制
     ソ連の原爆開発をにらんでいたイギリス
     ロスアラモスに来たオッピーの“神”
     人類への偉大な贈り物か、最大の惨事か
     葬られたボーアの予言 「ハイドパーク協定」
     ブッシュも戦後の原爆政策を模索
     ドイツの原爆開発の行方
     ドイツの原爆開発はどこまで進んでいるのか

    第6章 開発の大義が揺らぐ科学者たち
     荒野に築かれた機密都市ロスアラモス
     “難題”にのめり込んだ科学者たち
     科学者たちの「ユートピア」
     軍が用意した豊かな環境
     「起爆装置」の開発という難題
     「真夏の危機」 ガンメソッドは使えない
     許される誤差は一〇〇万分の二秒
     薄れたナチス・ドイツの脅威 揺れるロスアラモス
     原爆完成のための新たな大義
     「ガジェット」がどのように使われるかは私たちの仕事ではない
     私たちは「ガジェット」に囚われていた
     原爆は独占するべきものか ソ連のスパイとなった科学者
     マンハッタン計画に潜り込んだスパイ

    第7章 すべてを知る男 フランクリン・ルーズベルト――その突然の訃報
     ワシントンに届いたナチスの衝撃情報
     ありもしないナチスの脅威を追いかけるアメリカ
     なぜドイツは原爆開発を進めなかったのか
     原爆製造の命令は一切出されなかった
     伝わらなかったハイゼンベルクの真意
     原爆使用阻止へと動くシラード
     新大統領ハリー・トルーマン
     極秘・巨額の原爆計画に驚愕
     自らの意思で決断を下すことを恐れていたトルーマン
     ブッシュにのしかかる重圧
     巨額の開発費を正当化する原爆投下の“大義”
     「目標検討委員会」でドイツは議題に上がらず
     一九四三年から既定路線だった日本への原爆投下
     投下目標は日本だけだった
     目標検討委員会を主導するオッペンハイマー

    第8章 ドイツ降伏 科学者たちの葛藤
     ドイツの降伏
     国民の金を使った責任をどう取るのか
     オッペンハイマーとシラード
     「暫定委員会」 原爆使用と戦後政策の行方
     最大の懸案は「ロシア」
     日本への原爆投下の効果は絶大である
     住宅地への警告なし原爆投下 科学者たちの結論
     毒ガスがたどった経緯 凄惨な被害が抑止力を生む
     東京大空襲でも道義的責任が問われないのならば
     暫定委員会に対するシラードの不満
     「フランクレポート」 無警告投下への反対
     デモンストレーションか即時使用か 割れた科学者たち
     原爆使用を推進するブッシュとオッペンハイマー
     原爆使用を思いとどまらせることはもはや不可能
     トルーマン大統領宛てに請願書を作成したシラード
     請願書は戦後のアリバイ作り

    第9章 原爆誕生、そして投下へ
     原爆実験は間に合うのか
     ポツダム会談も実験も先延ばしにできない
     世界を変えたトリニティ実験
     世界初の核爆発を目撃した科学者たち
     我々は世界が新しくなったことを知った
     最も効果的な投下方法を指示したオッペンハイマー
     八月六日 史上最悪の爆弾投下
     そのとき科学者たちは
     高揚感に包まれるロスアラモス
     長崎へのさらなる投下
     一変したロスアラモスの雰囲気
     原爆被害の調査に入った科学者

    第10章 科学者たちのその後
     外交の道具となった原爆
     人類がロスアラモスと広島の名前を呪う日 オッペンハイマーの失望
     実現できなかった核の国際管理
     政治的な影響力を失ったブッシュ
     ソ連の原爆実験 核開発競争へ
     水爆実験への反対 ブッシュの転換点
     赤狩りで失脚するオッペンハイマー
     シラードの心に起きた変化
     核軍縮運動に関わり続けたシラード
     シラードとアインシュタイン 原爆開発をめぐる齟齬
     原爆開発が軍産科学複合体制の礎に
     政府の資金援助を得て基礎研究を支える
     ノーベル平和賞授賞式 被爆者の訴え
     私たちは原爆の作り方を忘れることはできない
     人類が核兵器で自滅することのないように

     参考文献
     おわりに
  • 出版社からのコメント

    「軍事的には不要」という軍の意見を退け原爆開発を推進したのは科学者たちだった。埋もれた証言から描く悪魔の兵器誕生の全貌。
  • 内容紹介

    ノーベル賞受賞者ら一二〇〇人もの科学者と空前の予算を投入したマンハッタン計画。「軍事的には不要」という軍の意見を退け原爆開発を提案・推進し、投下を主張したのはオッペンハイマーを始めとする科学者たちだった。彼らはなぜ大量殺戮に突き進んだのか。掘り起こされた肉声から「悪魔の兵器」誕生の全貌に迫る。
  • 著者について

    鈴木 冬悠人 (スズキ フユト)
    鈴木冬悠人(すずき・ふゆと)
    1982年生まれ.慶應義塾大学法学部卒業.NHKグローバルメディアサービス番組制作センター・プロデューサー.主な制作番組は,BS1スペシャル「なぜ日本は焼き尽くされたのか」(衛星放送協会オリジナル番組アワード最優秀賞),同「“悪魔の兵器”はこうして誕生した」.
    著書に『日本大空襲「実行犯」の告白――なぜ46万人は殺されたのか』(新潮新書).

原爆誕生 「悪魔の兵器」を求めた科学者たち [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:鈴木 冬悠人(著・文・その他)
発行年月日:2025/07/31
ISBN-13:9784000617109
判型:46判
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:284ページ
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