東南アジアのリバース・ジェンダー・ギャップ―進む女性の高学歴化は何を意味するのか [単行本]
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東南アジアのリバース・ジェンダー・ギャップ―進む女性の高学歴化は何を意味するのか [単行本]

鴨川 明子(編著)服部 美奈(編著)


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出版社:明石書店
販売開始日: 2025/06/27
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東南アジアのリバース・ジェンダー・ギャップ―進む女性の高学歴化は何を意味するのか の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    教育におけるジェンダー問題の新たなトレンド。東南アジア諸国では、高等教育段階において女性が優位となるリバース・ジェンダー・ギャップ現象が進行している。「女性の高学歴化の光と影」「男子はどこへ問題」「ジェンダー二元論を懐疑し、超える」といったテーマを軸に、この新しい現象の現状やその背景要因の解明を試みる。
  • 目次

     はしがき

    序章 リバース・ジェンダー・ギャップとは?[鴨川明子]
     はじめに――リバース・ジェンダー・ギャップの定義と本書の枠組み
     第1節 東南アジアにおける女性の高学歴化の現状
     第2節 女性の高学歴化の背景と要因の多国間並置
     第3節 グローバル・ジェンダー・ギャップ指数(GGGI)
     おわりに――東南アジアの人びとにとっての教育の意味とは?

    第1章 高等教育リバース・ジェンダー・ギャップの世界的視点[二村彩菜/黒田一雄]
     はじめに
     第1節 世界の高等教育リバース・ジェンダー・ギャップの動向
     第2節 リバース・ジェンダー・ギャップが生じた要因
     第3節 今後の展開
     おわりに

    第Ⅰ部 女性の高学歴化の光と影――統計的現状と要因を知る

    第2章 マレーシア――進む、広がる高等教育のリバース・ジェンダー・ギャップ[鴨川明子]
     はじめに
     第1節 マレーシアの教育
     第2節 統計にみる女性の高学歴化
     第3節 女性の高学歴化の背景と要因
     おわりに

    第3章 インドネシア――女性の高学歴化を後押しする宗教解釈と柔軟なライフスタイル[服部美奈]
     はじめに
     第1節 インドネシアの教育
     第2節 リバース・ジェンダー・ギャップの現状
     第3節 男子の教育不振?――PISA2018年調査のデータから
     第4節 家族政策とイスラームにみるジェンダー
     第5節 語りにみるジェンダー・教育・キャリア
     おわりに

    第4章 フィリピン――男子の教育不振[市川誠]
     はじめに
     第1節 フィリピンの教育
     第2節 就学における男女差
     第3節 男女差の分析――男子の不振

    第5章 タイ――拡大した高等教育機会を享受する女性たち[森下稔]
     はじめに
     第1節 タイの教育
     第2節 タイ高等教育の展開
     第3節 統計にみる女性の高学歴化の現状
     第4節 女性が高学歴であることの背景と要因
     おわりに

    第6章 カンボジア――ジェンダー政策と女性の高学歴化:「白い布」か「宝石」か[羽谷沙織]
     はじめに
     第1節 カンボジアの教育
     第2節 カンボジアの高等教育
     第3節 ジェンダー政策と女性の高学歴化
     第4節 変わらない性役割観と女性をめぐるディスコース――「白い布」か「宝石」か
     おわりに

    【コラム1】中国――少数民族自治区のリバース・ジェンダー・ギャップ現象:高学歴農村女性の光と影[姜珂児]

    第Ⅱ部 「男子はどこへ問題」――ワークとライフを考える

    第7章 インドネシア――自由を再定義する女性と多様なジェンダー解釈を受容する男性[服部美奈/ヌール・ネリ・マスルラ]
     はじめに
     第1節 研究の方法
     第2節 アンケート調査にみる大学院生のジェンダー意識とキャリア形成
     第3節 女性の学業とキャリアに対する認識の変化と新しい家族の形
     第4節 女性の職業の多様化と公務員数におけるリバース・ジェンダー・ギャップ
     第5節 「自由」の獲得――女性のキャリア選択とウェルビーイング
     おわりに

    第8章 マレーシア――では、男子はどこへ?:働くために学ぶ、ポリテクニク男子[鴨川明子/ラムリー・ムスタファ]
     はじめに――新たな課題としての「男子はどこへ問題」
     第1節 高等教育の「男子はどこへ問題」の現在地
     第2節 もうひとつの選択肢としてのポリテクニク
     第3節 働くために学ぶ!?――ポリテクニク男子
     第4節 なぜ、ポリテクニクを選ぶのか?
     おわりに

    第9章 マレーシア――公立大学におけるリバース・ジェンダー・ギャップ現象の意味:「かわいい」男子学生から考える複数の男性性[久志本裕子]
     はじめに
     第1節 マレーシアの高大接続と公立大学
     第2節 大学教員がみた男子学生と女子学生の態度の違い
     第3節 大学教員と学生の関係とその男女差
     第4節 考察とまとめ

    【コラム2】フィリピン――男子はどこへ?:“Faustian bargain”の可能性から考える農村労働市場の一試論[岡部正義]

    【コラム3】アメリカ――男子へのアファーマティブアクション[吉田翔太郎]

    第Ⅲ部 ジェンダー二元論を懐疑し、超える――東南アジアの多様性と複雑さ

    第10章 タイ――大学生の語りで読み解くタイ社会のジェンダー多様性[森下稔]
     はじめに
     第1節 タイにおけるジェンダー多様性
     第2節 大学生の語りに耳を傾ける
     おわりに

    第11章 カンボジア――伝統芸能の継承とジェンダー規範の再考:カンボジア古典舞踊ロバム・ボランにおけるセックス、ジェンダー、セクシュアリティの交錯[羽谷沙織]
     はじめに
     第1節 カンボジア教育におけるセックスとジェンダーをめぐる議論
     第2節 ユネスコによる無形文化遺産登録と権力
     第3節 カンボジア王立芸術大学における古典舞踊ロバム・ボラン教育
     第4節 わざの継承における創られた伝統――「女性の優位性」の言説
     第5節 ゲイ男性古典舞踊家アオクの反論――男性舞踊家を「逸脱」ととらえるまなざし
     第6節 考察
     おわりに

    第12章 フィリピン――フィリピンのフェミニスト神学[市川誠]
     はじめに
     第1節 第三世界・アジアのフェミニスト神学
     第2節 土着のフェミニスト神学の伝統
     第3節 マルコス・シニア専制期以降のフェミニスト神学の組織的普及
     おわりに

    終章 リバース・ジェンダー・ギャップをローカルなまなざしにより読み解く[服部美奈/鴨川明子]
     はじめに――リバース・ジェンダー・ギャップという新しい時代の到来
     第1節 リバース・ジェンダー・ギャップ現象が起こる要因
     第2節 「男子はどこへ問題」
     第3節 女性が高等教育を受ける意味
     第4節 ジェンダー二元論を懐疑し、超える当事者の視点とローカルな文脈の重要性
     おわりに

     英語タイトル
     あとがき
     編著者・著者紹介
  • 内容紹介

    東南アジア諸国では、高等教育段階において女性が優位となるリバース・ジェンダー・ギャップ現象が進行している。「女性の高学歴化の光と影」「男子はどこへ問題」「ジェンダー二元論を懐疑し、超える」といったテーマを軸に、この新しい現象の現状やその背景要因の解明を試みる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    鴨川 明子(カモガワ アキコ)
    早稲田大学教育・総合科学学術院 教授。専攻:比較教育学、マレーシア研究、ジェンダー論

    服部 美奈(ハットリ ミナ)
    名古屋大学大学院教育発達科学研究科 教授。専攻:比較教育学、教育人類学、インドネシア地域研究
  • 著者について

    鴨川 明子 (カモガワ アキコ)
    早稲田大学教育・総合科学学術院 教授。
    専攻:比較教育学、マレーシア研究、ジェンダー論。
    主な著作:『マレーシア青年期女性の進路形成』(単著、東信堂、2008年)、『アジアを学ぶ――海外調査研究の手法』(編著、勁草書房、2011年)、『若手研究者必携 比較教育学のアカデミック・キャリア――比較教育学を学ぶ人の多様な生き方・働き方』(共編著、東信堂、2021年)、『若手研究者必携 比較教育学のライフストーリー――研究スキル×キャリア形成』(共編著、東信堂、2023年)、Citizenship Education in the ASEAN Community, Governance and Citizenship in Asia(共著、Springer、2023)。

    服部 美奈 (ハットリ ミナ)
    名古屋大学大学院教育発達科学研究科 教授。
    専攻:比較教育学、教育人類学、インドネシア地域研究。
    主な著作:『インドネシアの近代女子教育――イスラーム改革運動のなかの女性』(単著、勁草書房、2001年)、『変貌するインドネシア・イスラーム教育』(共編著、東洋大学アジア地域研究センター、2007年)、『アジアの教員――変貌する役割と専門職への挑戦』(共編著、ジアース教育新社、2012年)、『ムスリマを育てる――インドネシアの女子教育(イスラームを知る20)』(単著、山川出版社、2015年)、Critical Issues and Reform in Muslim Higher Education(共編著、IIUM Press、2015年)、『教育とエンパワーメント(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ3)』(共編著、明石書店、2020年)。

東南アジアのリバース・ジェンダー・ギャップ―進む女性の高学歴化は何を意味するのか の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:鴨川 明子(編著)/服部 美奈(編著)
発行年月日:2025/06/30
ISBN-10:4750359505
ISBN-13:9784750359502
判型:A5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:264ページ
縦:21cm
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