宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか-標準モデルを揺るがす謎の現象 [単行本]
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宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか-標準モデルを揺るがす謎の現象 [単行本]

ハリー クリフ(著・文・その他)熊谷 玲美(翻訳)


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出版社:柏書房
販売開始日: 2025/08/16
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宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか-標準モデルを揺るがす謎の現象 の 商品概要

  • 目次

    プロローグ
    第1章 宇宙の物語―宇宙の起源、物質の性質、そして私たちがまだ理解していないこと
    第2章 惑星ヴァルカン―宇宙の理解を大きく変えた2つのアノマリー
    第3章 不確かさにだまされる―科学を迷わせるアノマリーから身を守るには
    第4章 氷の下から届いた粒子―南極の氷の下から現れたあり得ない粒子は、新たな亜原子世界の手がかりなのか
    第5章 磁気のミステリー―ミューオンの磁気は新たな力の隠れた影響を明らかにするのか
    第6章 機械の中の幽霊―ニュートリノの予想外の性質をめぐる20年来の謎には、隠れた宇宙への手がかりがあるのか
    第7章 美と真実―LHCの物理学者たちは、説明できないふるまいをする素粒子を見つけた。亜原子世界のもっと壮大な描像の初めての手がかりなのだろうか
    第8章 天界の争い―宇宙の膨張速度をめぐる意見の違いが宇宙論の世界に分断を生んでいる。宇宙の理解に変革が起きようとしているのだろうか
    第9章 宇宙をめぐる謎―アノマリーが現れては消え、また新たなアノマリーが現れる
    第10章 計り知れない創造の恵み
  • 内容紹介

     本書は『物質は何からできているのか――アップルパイのレシピから素粒子を考えてみた』の著者による最新作。今回は標準モデル(標準模型ともいう)についてのアノマリー(異常)について面白く語っている。標準モデルとは、素粒子物理学における理論では、宇宙に存在する4つの力のうち強い相互作用、弱い相互作用、電磁相互作用の3つを記述するためのモデル(重力は除くため)のことで、20世紀における物理学の到達点とも言われる。宇宙論に関しても標準モデルがあって、こちらはビッグバンからはじまる膨張する宇宙について記述しているが、標準モデルで説明可能なのはわずか5パーセント程度と言われている(説明できないからダークマターやダークエネルギーなどがある)。どちらも、まだわからないことが多く、調べれば調べるほど数値の異常が見つかるため、その理論の正しさが常に検証されている。そこにはニュートンまでの物理学がアインシュタインによる相対性理論によって、まったく新しい物理学として書き直されたのと同様の考えがある。また、これらの4つの力はもともと1つだった可能性があり、そのため3つだけを記述する理論では不十分となり、この標準モデルを越える理論が求められることにもなっている。とは言え、この3つだけをまとめる理論も完成はしていない。
     これまで物理学は先に理論を打ち立て、それを実験によって確かめるという方法を取ってきた。ヒッグス粒子の発見はそうした流れにおける象徴的な出来事で、これによって標準モデルという理論の正しさが確認されたのだ。そしてこれですべてが解明された(ニュートンの時代も同様)と思わずにはいられなかった。しかし、本当にそうだろうか? と考える物理学者が出てきた。そして徐々に実験精度が高まり、また大規模な実験が出来るようになり、これまでの「標準モデル」から逸脱する実験結果がたくさん見つかるようにもなってきた。そのため実験結果から理論を見直すという方向に変化してきてもいる。つまり、アインシュタインによる一大転換からさらに新しい物理学を探そう、という方向に向かっているのだ。本書はその現状とこれまでの経過を前作と同様、研究者へのインタビューも含め、わかりやすく面白く書きまとめた読み物となっている。さて、新しい物理学は見つかるのだろうか。
  • 著者について

    ハリー クリフ
    ケンブリッジ大学を拠点とする素粒子物理学者で、CERNの大型ハドロン衝突型加速器LHCb実験で研究を行っている。ロンドン科学博物館で7年間にわたって学芸員を務めた。定期的に市民向け講演を行い、テレビやラジオにも出演している。2015年に行われたTEDトーク「Have We Reached the End of Physics?(私たちは物理学の終焉を迎えたのか)」は300万回以上視聴されている。

    熊谷 玲美 (クマガイ レミ)
    翻訳家。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了。訳書にハリー・クリフ『物質は何からできているのか』(柏書房)、エマ・チャップマン『ファーストスター』(河出書房新社)、スティーブ・ニコルズ『虫・全史』(日経ナショナルジオグラフィック社)、キース・サイファート『菌類の隠れた王国 』(白揚社)、デイビッド・バリー『動物たちのナビゲーションの謎を解く』(インターシフト)など多数。

宇宙のアノマリーはどこまで判明したのか-標準モデルを揺るがす謎の現象 の商品スペック

商品仕様
出版社名:柏書房
著者名:ハリー クリフ(著・文・その他)/熊谷 玲美(翻訳)
発行年月日:2025/08/16
ISBN-13:9784760156375
判型:46判
発売社名:柏書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:自然科学総記
言語:日本語
ページ数:336ページ
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