パーリ語初期韻文経典にみる 最古の仏教 [単行本]
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パーリ語初期韻文経典にみる 最古の仏教 [単行本]

並川 孝儀(著・文・その他)


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出版社:春秋社
販売開始日: 2025/08/20
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パーリ語初期韻文経典にみる 最古の仏教 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    略号表
    凡例

    はじめに
     (一)問題の所在と研究方法
     (二)本書の概略

    第一章 四聖諦と三学
     第一節 最古層経典にみるゴータマ・ブッダの教え
      第一項 この世における人間存在
      第二項 苦しみを脱する修行過程
      第三項 苦しみから解き放たれた人とその境地
       (一)苦しみから解き放たれ、悟りを体得した人
       (二)悟りの境地
      まとめ
     第二節 四聖諦の成立
      第一項 最古層経典にみる四聖諦に関する教え
      第二項 古層経典とそれ以降における四聖諦説
       (一)「四聖諦」と「四諦八聖道」
       (二)「集諦」の規定
      第三項 初転法輪の伝承に関わる初期韻文経典の説示
      まとめ
     第三節 三学の成立
      第一項 初期韻文経典にみる修行
       (一)最古層経典に説かれる修行
       (二)古層経典に説かれる修行
       (三)新層経典に説かれる修行
      第二項 智慧(paññā)とは
       (一)「智慧」の用法
       (二)「智慧」の意義 ─「〔自己の存在を〕正しく自覚すること(sati)」と対比して
      第三項 「三学」の成立
      まとめ 

    第二章 「苦しみ」と「苦しみの起こるもと」
     第一節 最古層経典にみる「苦しみ」と「苦しみの起こるもと」とは
      第一項 「苦しみ」の原語 dukkha の用例
      第二項 「苦しみ」と「苦しみの起こるもと」の用例
       (一)「苦しみ」の用例
       (二)「苦しみの起こるもと」の用例
       (三)「苦しみ」と「苦しみの起こるもと」に関する最古層経典の立場
      第三項 「苦しみ」と「苦しみの起こるもと」に対する無自覚と自覚
      第四項 苦しみのない理想的境地
      まとめ
     第二節 「苦しみの起こるもと」とは
      第一項 最古層経典にみる「苦しみの起こるもと」
       (一)「苦しみの起こるもと」の用例
       (二)「執着」と「渇愛」の関係性
       (三)「渇愛」の意義
      第二項 古層経典にみる「苦しみの起こるもと」
       (一)「苦しみの起こるもと」の用例
       (二)「執着」と「渇愛」の関係性
       (三)「渇愛」と「無明」の意義――生存の根源として、縁起説の基軸として
       (四) 「煩悩(kilesa)」 と 「随眠(anusaya)」
       (五)「五蓋」の成立――煩悩の分類の始まり
      まとめ

    第三章 「自己の存在に対する正しい自覚」の宗教的意義
     第一節 最古層経典における sata 、sati の用法
      第一項 最古層経典にみる sata 、sati の語義
       (一)sata 、sati に対する先学の訳語
       (二)sata 、sati の語義
      第二項 最古層経典にみる sata、sati の用例
       (一)『スッタニパータ』第四章の用例
       (二)『スッタニパータ』第五章の用例
      第三項 最古層経典にみる sata の用法
       (一)「教えを了知して」に続く sata
       (二)「絶えず(sadā)」を伴う sata
       (三) sata と√car、√śikṣ にみる修行
      第四項 sata 、sati と他の精神的修行
       (一)sata 、sati とさまざまな精神的修行
       (二)sati と智慧(paññā)
      まとめ
     第二節 sata、sati からみた最古の仏教の宗教的意義
      第一項 sata、sati の意義――修行の基本として
      第二項 sata、sati にみるもう一つの意義――宗教実践にみる平等性
      第三項 最古の仏教の根本的立場
       (一)アートマン批判と sata の実践
       (二)宗教実践に立脚する最古の仏教
      まとめ
     第三節 古層経典以降における sata と sati の展開
      第一項 古層経典以降の sata、sati と他の精神的修行
      第二項 心にとどめる対象の展開――「自己の存在」から「身体」へ「ブッダ」へ
      まとめ

    第四章 修行法の展開――三学と三十七道品
     第一節 七種の修行法(三十七道品)の成立
      第一項 古層経典にみられる修行法
      第二項 新層経典にみられる修行法
      第三項 各修行法における固有の要素と修行法の意義
     第二節 三学と七種の修行法(三十七道品)
     まとめ

    第五章 三宝の成立と「信(saddhā)」の用法
     第一節 三宝の成立意義
      第一項 古層経典にみられる三宝
      第二項 新層経典にみられる三宝
      第三項 三宝に関する三つの留意点
      まとめ
     第二節 「信(saddhā)」の用法
      第一項 「信」の肯定的表現
       (一)古層経典にみられる仏教修行者
       (二)古層経典にみられる在家信者
      第二項 「信」の否定的表現
      まとめ
     第三節 仏教修行者の変容
       第一項 古層経典にみられる仏教修行者の堕落
       第二項 新層経典にみられる仏教修行者の堕落と修行に苦悶する姿
       まとめ

    第六章 ゴータマ・ブッダの教え――宗教実践から教理化への一断面
     第一節 「蘊(khandha)」の成立へ
      第一項 初期韻文経典にみられる「無常」
       (一)無常に関する用例の推移
       (二)「無常」の教理化
      第二項 教理化への一断面
       (一)「行(saṅkhāra)」の成立
       (二)「蘊(khandha)」の成立
      まとめ
     第二節 修行階梯と「三界」の成立
      第一項 三界に関する説示
      第二項 禅定の成立
      まとめ

    おわりに
    初出一覧
    あとがき
  • 出版社からのコメント

    初期韻文経典と散文経典を区別し、初期韻文経典の説示を通して、ゴータマ・ブッダや直弟子たちの最も古い仏教を考察した画期的書。
  • 内容紹介

    従来の研究では曖昧だった初期韻文経典と散文経典を明確に区別し、初期韻文経典の説示を通して、ゴータマ・ブッダや直弟子たちの最も古い仏教を考察し、韻文経典の段階で教理化が進んでいることを明らかにした画期的書。
  • 著者について

    並川 孝儀 (ナミカワ タカヨシ)
    1947年京都府生まれ。佛教大学大学院博士過程満期退学。インドのジャワハルラル・ネルー大学客員研究員、同客員教授などを経て佛教大学教授。博士(文学)。現在、佛教大学名誉教授。専門はインド仏教、とくに原始仏教、部派仏教。主な著書に『ゴータマ・ブッダ考』(大蔵出版)、『スッタニパータ――仏教最古の世界』(岩波書店)、『ゴータマ・ブッダ――縁起という「苦の生滅システム」の源泉』(佼成出版社)、『インド仏教教団 正量部の研究』(大蔵出版)、『ブッダたちの仏教』(筑摩書房)などがある。

パーリ語初期韻文経典にみる 最古の仏教 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:春秋社
著者名:並川 孝儀(著・文・その他)
発行年月日:2025/08/18
ISBN-13:9784393113837
判型:46判
対象:専門
発行形態:単行本
内容:仏教
言語:日本語
ページ数:304ページ
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