花街さんぽ [ムックその他]

花街さんぽ [ムックその他] の 商品概要

• 目次

  失われつつある“花街”に想いを馳せる
  
  序章 花街と色街　基礎知識　
  「花街とは」
  「芸者とは」
  「芸者」というお仕事とは
  明治の時代に海を渡った“Geisha Girls
  
  第１章 江戸の粋を今に伝える「東京六花街」
  浅草
  東京一の観光地 浅草の歴史を紐解き、今を歩く
  向島
  新名所東京スカイツリーで注目のエリア向島・押上界隈を歩く
  新橋
  赤坂
  芳町
  神楽坂
  隅田川の護岸工事で消えた東京一の花街・柳橋
  
  第２章 雅な舞妓の里「京都五花街」
  祇園甲部
  宮川町
  先斗町
  上七軒
  祇園東
  「花柳文学」に読む東京の花街と色街
  
  第３章 日本全国花街づくし　東日本編
  盛岡
  山形　七日町
  新潟　古町
  東京　八王子
  映画に観る昭和の色街と花街
  
  第４章 日本全国色街跡巡り
  ３００年以上も続いた日本最大の色街「吉原」
  吉原遊郭ができるまで
  吉原とはこんなところでありんす　花魁道中
  遊女たちの暮らし
  吉原浮世絵ギャラリー
  切っても切れない吉原と蔦屋重三郎の間柄
  日本一の遊郭だった吉原の今を歩く
  玉の井
  鳩の街
  花柳小説の最高傑作『墨東奇譚』
  荷風山人の彷徨ったラビリンス・玉の井
  洲崎
  島原
  戦後の公娼地「赤線の時代」
  浮世絵ギャラリー　絵画に描かれた色街と花街
  歌手デビューした芸者さん
  
  第５章 日本全国花街づくし　西日本編
  大阪「南地五花街」宗右衛門町・九郎右衛門町・阪町・櫓町・難波新地
  大阪「北新地」
  奈良　元林院
  名古屋
  金沢 三茶屋街「ひがし」「にし」「主計町」
  「四国四花街」高松・松山・徳島・高知
  博多　中洲・水茶屋
  長崎　丸山町

• 出版社からのコメント

  江戸時代から続く日本の花街文化の歴史的背景、風景、現代との比較や花街の魅力を花街を歩きながらお伝えします。

• 内容紹介

  今日、多くの人が「花街」という言葉からは思い描くイメージは、芸者遊びができる料亭街といったところだろうか。法律上も「国家公安委員会」から営業許可を得た料理屋、置屋の組合に加盟した芸者遊びのできる店で形成された地域だから、さしたる違いはない。
  「花街」という言葉が書物に登場するのは、江戸時代の天明４（１７８４）年刊行の『浪花花街今々八卦』とされる。全盛期の昭和５（１９３０）年、日本全国１１３市のうち、98市に複数の花街が存在し、東京だけでも１万２２０名の芸者、３７０３軒の芸者置屋が存在したと記録されている。それから95年後の現在、芸者のおもてなしを受けられる「花街」は全国でもほんの数えるほどしかないのが現状である。
  粋で、艶かしく、華やかで、どこか懐かしさのある街、江戸時代から今も生き続ける文化遺産「花街」。ＣＯＯＬ ＪＡＰＡＮを代表する伝統的な街並みがこれからも美しく、その品格を保ち続けることを祈りつつ、本書を携え、「花街」を訪ね歩いてみてはいかがだろうか。

花街さんぽ [ムックその他] の商品スペック