異文化への視線[リ・アーカイヴ叢書]-新しい比較文学のために RA版 (リ・アーカイヴ叢書) [単行本]

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異文化への視線[リ・アーカイヴ叢書]-新しい比較文学のために RA版 (リ・アーカイヴ叢書) [単行本]



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出版社:名古屋大学出版
販売開始日: 2025/09/03
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異文化への視線[リ・アーカイヴ叢書]-新しい比較文学のために RA版 (リ・アーカイヴ叢書) の 商品概要

  • 目次

    【ウォーミング・アップ】
       異文化とどうつきあってゆくか  (稲賀繁美)
         A 日本人は西洋のことをよく知っているか
         B 発信型と受信型?
         C 眼差しの倫理学にむけて

    【イントロダクション】
       比較文学はレイプか  (佐々木英昭)
         「比較文学」という視線 / 解釈と侵犯 / 外交使節という見せ物 /〈他者〉とは
         何か / 東と西 /「東洋人」という意識 /「脱亜入欧」と「自己本位」

      Ⅰ 見ることの意味
           -- 日本と西洋の視線の往還

    【鏡としての異文化】
     1 むかし、ムスメ小説があった  (岩田和男)
       --『蝶々夫人』と日本女性のイメージ
        1-1 東洋のバタフライ
        1-2 日本のバタフライ
        1-3 ムスメ小説というジャポニズム
        1-4 再びマダム・バタフライ

     2 外国人劇場と『ミカド』  (升本匡彦)
       -- 日本で上演されたジャポニスム
        2-1 はじめに
        2-2 外国人劇場と新劇
        2-3 初期新劇と横浜ゲーテ座
        2-4 喜歌劇『ミカド』をめぐって

     3 父と日本についての発見  (平林 一)
       -- 島崎藤村のフランス体験と文明批評
        3-1 不倫と戦争 --『仏蘭西だより』の背景
        3-2 黒船と隅田川 --『海へ』の文明論
        3-3 19世紀日本の考察 --『夜明け前』 へ
        3-4 パリと東京 -- 栗本鋤雲と都市論
        3-5 おわりに -- 近代日本への視座

     4 徳冨蘆花はトルストイに何を見たか  (吉田正信)
       -- 評伝執筆とヤースヤナ・ポリャーナ訪問
        4-1 はじめに
        4-2 評伝『トルストイ』執筆まで
        4-3 『トルストイ』
        4-4 蘆花の新生と煩悶
        4-5 蘆花のトルストイ訪問

     5 霊の生まれる場所  (一柳廣孝)
       -- 科学とスピリチュアリズムの狭間で
        5-1 はじめに
        5-2 明治のこっくりさん・催眠術ブーム
        5-3 科学とスピリチュアリズムの狭間で
        5-4 「霊」への眼差し -- 夏目漱石・芥川龍之介を中心に

    【鏡の国の他者】
     6 試みとしての脱オリエンタリズム  (武田美保子)
       -- ハーン・まなざし・女性
        6-1 「妖精の国」へのまなざし
        6-2 「宿命の女」という「オリエンタリズム」
        6-3 覚醒への軌跡
        6-4 ほぐれゆく呪縛
        6-5 家庭生活での「まなざし」

     7 「自己本位」で見る西洋文明  (佐々木英昭)
       -- 漱石「開化」論の前提
        7-1 人間と猫はどちらが偉いか
        7-2 「矛盾」を「説明する」意志
        7-3 東西ノ趣味全ク異ナリ
        7-4 トルストイ対漱石
        7-5 西洋ノ文人ヲ敬セズ

      Ⅱ 異文化とはなにか
           -- 日本対西洋の図式を越えて

    【視線の形成と変容】
     8 アジア・アフリカ人は人間と見られていたか?  (大貫 徹)
       -- 19世紀西洋文学における「猿」の意味
        8-1 はじめに -- 名探偵デュパンの鋭い指摘
        8-2 ヨーロッパの〈外部〉としてのアジア・アフリカ
        8-3 アジア=アフリカ=オラン・ウータン
        8-4 日本=ホッテントット=猿 -- ジュール・ヴェルヌの作品を通して
        8-5 非ヨーロッパ人を動物視するヨーロッパ人の差別意識
        8-6 おわりに

     9 若き日の詩人の万博体験  (成田興史)
       -- T.S.エリオットにおける比較文化論の行方
        9-1 はじめに
        9-2 万国博覧会と単線的な進歩発展史観
        9-3 セントルイス万国博とフィリピン会場
        9-4 エリオットの短編「昔は王様の男」
        9-5 『荒地』における異文化への視線

     10 〈良き野蛮人〉論の強みと弱み  (田所光男)
       -- ディドロとモンテーニュを中心にして
        10-1 はじめに
        10-2 ブーガンヴィルの世界一周航海
        10-3 タヒチへの二重の態度 -- 楽園の賛美とその領有
        10-4 ディドロの〈良き野蛮人〉
        10-5 〈自然〉の中に閉じ込められたタヒチ
        10-6 モンテーニュと人食い人種 -- 相対主義を超えて
        10-7 〈人間〉における接点
        10-8 おわりに

    【視線の屈折と交錯】
     11 まなざしの帝国主義  (武田悠一)
       -- ロンドンの漱石/漱石の満州
        11-1 ねじれた西洋化
        11-2 漱石と「支那人」
        11-3 漢文学と英文学
        11-4 鏡に映った自己

     12 帝国との対話は続く (中村和恵)
       -- ポストコロニアル文学入門カリブ篇
        12-1 ポストコロニアル文学とは?
        12-2 引き裂かれた存在 -- ミッテルホルザーとリース
        12-3 植民地の側から語る --「語り直し」からハリスへ
        12-4 他者との対話 -- クロス・カルチュラリズムの可能性

     13 『悪魔の詩』あるいは文学という犯罪  (稲賀繁美)
       -- 異文化理解の倫理にむけて
        13-1 固有名詞と歴史という〈犯罪〉
        13-2 「ラシュディ事件」と日本
        13-3 視線の交錯と五十嵐一の選択
        13-4 否定的能力発現の場としての翻訳
        13-5 文学という犯罪
        13-6 「知識人」と〈犯罪〉

       曲がったフランスパンを食べよう  (佐々木英昭)
       -- あとがきをひねって

     関連年表
     人名索引
  • 出版社からのコメント

    〈他者〉への視線を読み直す――人種・国境・ジェンダーに囚われない真の国際人になるための比較文学・比較文化入門。待望の復刊!
  • 内容紹介

    日本人は神秘的? それとも猿? 人が〈他者〉に注ぐ視線はどのように形成されたのか。その歴史性に潜むオリエンタリズム―西洋(男性)中心主義と現代のポストコロニアル的状況を読み解き、人種・国境・ジェンダーに囚われない真の国際人のための文学・文化論を提示する。好評の入門書、待望の復刊!

異文化への視線[リ・アーカイヴ叢書]-新しい比較文学のために RA版 (リ・アーカイヴ叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:名古屋大学出版会
著者名:佐々木 英昭(編集)
発行年月日:2025/09/03
ISBN-13:9784815812089
旧版ISBN:9784815802820
判型:A5
発売社名:名古屋大学出版会
対象:専門
発行形態:単行本
内容:文学総記
言語:日本語
ページ数:296ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:450g
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