猫目荘のまかないごはん 私の選択と肉じゃがコロッケ（角川文庫） [文庫]

猫目荘のまかないごはん 私の選択と肉じゃがコロッケ（角川文庫） の 商品概要

• 目次

  目次
  第一章
  第二章
  第三章
  第四章
  第五章

• 出版社からのコメント

  こんなはずじゃなかった。人生のリセットボタンはいつまで押せる？

• 内容紹介

  利恵が結婚したとき、夫は専業主婦を望んでいた。彼は一流企業のサラリーマンで、利恵は小さな会社の事務職。それでも仕事はつづけさせてほしいと希望した。夫は不承不承認めたものの、その代わり「家事はいっさい手を抜かないこと」と約束させられる。利恵は職場でのキャリアなどいろんな犠牲を払いながら、その約束だけは守る。息子が生まれたあとも仕事はつづけるが、家事も子育ても、夫は一貫してなにひとつ手伝わなかった。息子は優しい子に育ち、大手電気通信会社に就職。同時に家を出てひとり暮らしをはじめる。何もかもが順調だが、利恵は夫とのアンバランスな関係に疑問を持ち始め、卒婚を提案し、1年間利恵は「猫目荘」で一人暮らしをすることになる。利恵が猫目荘を知るきっかけとなったマンガの著者・結芽との出会い、そして過去を背負って生きる新井と話すことで、妻や母になる前に自分が好きだったことを思い出していく。
  
  図書館選書
  美味しいまかないつきのオンボロ下宿屋「猫目荘」。息子を育て上げた後、夫との関係に悩む利恵は、卒婚を提案し1年間離れて暮らすことに。猫目荘でさまざまな住人たちと出会い、新しい価値観に触れていく。

• 著者について

  伽古屋　圭市 (カコヤ　ケイイチ)
  1972年大阪府生まれ。第8回『このミステリーがすごい！』大賞優秀賞を受賞した『パチプロ・コード』（『パチンコと暗号の追跡ゲーム』に改題）で、2010年にデビュー。著書に『21面相の暗号』『幻影館へようこそ　推理バトル・ロワイアル』『帝都探偵　謎解け乙女』『あやかしよろず相談承ります』『冥土ごはん』『ねんねこ書房謎解き帖　文豪の尋ね人』『断片のアリス』など多数。シリーズに「からくり探偵・百栗柿三郎」「かすがい食堂」などがある。

猫目荘のまかないごはん 私の選択と肉じゃがコロッケ（角川文庫） の商品スペック