相撲を見る眼(中公文庫) [文庫]
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出版社:中央公論新社
販売開始日: 2025/09/19
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相撲を見る眼(中公文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    大横綱双葉山、大関大の里、大関清水川…。土俵人格論を展開しながら、なお愛惜にみちた筆致で力士たちを活写する。「相撲を語っては当代随一」と言われた作家の厳しくも温かい眼差しは、相撲の隅々に行き渡り、行間から、拍子木の冴えた音、呼び出しの声、立ち合いの激しい気合が滲み出る。
  • 目次(「BOOK」データベースより)

    浜町河岸
    木鶏
    土俵と人生
    めくら(盲目)仕切
    土俵を見る眼
    昨日の花
    力士への憧憬
    忘れがたき力士
    触太鼓
    回想断章
    能代潟
    大の里
    大関清水川
    人生の一記録
    三十年間
    精神と伝統
    土俵の郷愁
    朝汐のこと
    大内山のアゴ
    大森相撲協会
    地方巡業
    横綱格上げ説
    横綱土俵入り
  • 内容紹介

    土俵人格論を展開した尾崎士郎の随筆集。筆者の厳しくも暖かい眼差しは、相撲の隅々に行き渡り、一人一人の力士を限りない愛情で活写する。
    行間から、拍子木の冴えた音、呼び出しの声、立ち合いの厳し気合いが滲み出る。〈解説〉山内昌之

    ・著者の尾崎士郎は、大正9年の栃木山・朝潮戦観戦を機に、無類の相撲愛好家となり、双葉山70連勝を阻んだ安藝ノ海戦も観戦している(本書にも当時の回想あり)。晩年は横綱審議委員にもなり、角界のご意見番的存在であった。
    ・著者のスタンスは、土俵に躍動する力士への思慕であり、力士個人とは一定の距離を保つ、その姿勢が文章に客観性と高潔さを生み、読者を自然と相撲の魅力に気づかせてくれる。
    ・当代「大の里」の四股名は、昭和初年の大関大の里に由来しているが、その「大の里」を忘れがたき力士として一章割いていることは特筆される。
    ・底本には、ベースボールマガジン社刊(1995年)では除かれていた3章分を含む東京創元社版(1957年)を使用する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    尾崎 士郎(オザキ シロウ)
    1898(明治31)年、愛知県横須賀村(現・西尾市)生まれ。旧制中学時代から政治に関心を寄せ、早稲田大学高等予科在学中、学長人選問題から始まった早稲田騒動の指導者として活動。東洋経済新報社から、売文社に入り、社会主義運動に参加するが、運動から離脱後、大逆事件を扱った「獄室の暗影」を発表、創作に向かう。1923~30年宇野千代と結婚、馬込一帯の文学サロンの中心であった。33(昭和8)年から都新聞に連載された長篇『人生劇場』(35年刊)で一躍流行作家となる。歴史小説も開拓し、『成吉思汗』『篝火』『石田三成』等の作品で知られる。長篇『雷電』など相撲関係の著作もあり、横綱審議委員も務めた。1964(昭和39)年死去
  • 著者について

    尾崎士郎 (オザキシロウ)
    尾崎士郎
    一八八八年(明治三十一)愛知県横須賀村(現・西尾市)生まれ。旧制中学時代から政治に関心を寄せ、早稲田大学高等予科在学中、学長人選問題から始まった早稲田騒動の指導者として活動。東洋経済新報社から、売文社に入り、社会主義運動に参加するが、運動から離脱後、大逆事件を扱った「獄室の暗影」を発表、創作に向かう。一九二三~三〇年宇野千代と結婚、馬込一帯の文学サロンの中心であった。三三年(昭和八)から都新聞に連載された長篇『人生劇場』(三五年刊)で一躍流行作家となる。三七年には中央公論社の特派員として中国へ、四一年には陸軍宣伝班員としてフィリピンに赴いた。歴史小説も開拓し、『成吉思汗』『篝火』『石田三成』等の作品で知られる。長篇『雷電』など相撲関係の著作もあり、横綱審議委員も務めた。一九六四年(昭和三十九)死去。

相撲を見る眼(中公文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:中央公論新社
著者名:尾崎 士郎(著)
発行年月日:2025/09/25
ISBN-10:4122076978
ISBN-13:9784122076976
判型:文庫
対象:教養
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:233ページ
縦:16cm
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