蛇行河川の謎 谷は海がつくった [単行本]
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蛇行河川の謎 谷は海がつくった [単行本]

高橋 雅紀(著・文・その他)


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出版社:技術評論社
販売開始日: 2025/09/08
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蛇行河川の謎 谷は海がつくった [単行本] の 商品概要

  • 目次

    『蛇行河川の謎』目次

    ■旅の準備
    川も蛇行、谷も蛇行/蛇行河川の取り扱い方/勝手気ままな蛇行河川/自然の摂理 フラクタル/曲がってばかりはいられない/自由な蛇行も制約あり/川が流れ始めたとき……/不思議な不思議な穿入蛇行/山地を流れる/蛇行河川は自由なの?/〝すべての道はデービスに通ず〟/成因を包含する学術用語の罠/選んだ言葉が世界を狭めてしまう/側刻とはいうものの……/真下に削る掘削蛇行/横にはみ出す生育蛇行/川が大地を侵食した?/河流と河谷の蛇行の不一致/流域面積と比較する理由/来る日も来る日も大雨だった?/他人事ではない蛇行の不一致/中国山地の穿入蛇行/今でもうなされる地質調査の記憶/生育から掘削へギアチェンジ/日本の川は〝制約蛇行〟?/河谷の蛇行は世界と一緒/都合の悪いことには目をつぶらない/小瀬川の河川争奪/小郷川はかつて大河川だった/生見川は流量を失った小郷川?/蛇行の波長は河川争奪のおかげ?/渋前の谷中分水界の成因/源流に残された一次蛇行/争奪直前は必ず源流

    コラムvol.1 「ないの? それともなくなったの?」

    ■第1日 錦川の不思議な蛇行
    ずっと気になっていた錦川/つい立ち寄ってしまう谷中分水界/侵食小起伏面は、かつての浅い海底/かつての海峡を走る道路網/〆は見事な谷中分水界と片峠/生まれたばかりの錦川/川の流路は海が決める/最後の海峡を追いかける河口/椅子取りゲームが流路を決める/海と河口の追いかけっこ/一杯のつもりが〝はしご酒〟/流路が決まると合流も確定/蛇行の犯人は海だった/川は同じ高さで合流する/思想の片輪はダーウィンの『種の起源』/〝大地の主たる彫刻家〟は誰?

    ■第2日 蛇行河川の置き土産
    覚えてますか? 胡麻の丸山/近道した蛇行河川/日本一の環流丘陵/胡麻を流れたかつての蛇行河川/全国各地へ/環流丘陵巡り/北海道の環流丘陵/東北地方の環流丘陵/関東地方の環流丘陵/中部地方の環流丘陵/近畿地方の環流丘陵/中国地方の環流丘陵/四国地方の環流丘陵/九州地方の環流丘陵

    ■第3日 環流丘陵の謎
    屈曲しすぎる蛇行河川/蝶ネクタイが外れない/〝環流丘陵っぽい〟地形/日本各地の疑似環流丘陵/腑に落ちない環流丘陵/環流丘陵は島だった/地形の〝神経衰弱〟/半島から島に、そして孤立丘陵へ/海に出かけて答え合わせ/背もたれ付きの〝カウンターチェア〟

    コラムvol.2 「ローカルとグローバル」

    ■第4日 貫通丘陵の謎
    環流ではなく貫通丘陵/貫通丘陵も島だった/高所に残るかつての島/結論を制約する言葉の刃/複雑すぎる環流丘陵/孤立丘陵は島だった/川は大地を下刻しない/海が残した段々畑

    ■第5日 先行谷の謎
    先行谷とは先行河川のこと/山地を横切る先行谷/川が先? 谷が先?/似て非なる疑似先行谷/偶然というにもほどがある積載谷/谷は最初からできていた/すべては陸が誕生したとき/多島海の〝あみだくじ〟/陸に残された〝あみだくじ〟/蛇行河谷は海がつくった

    コラムvol.3 「違い」
    コラムvol.4 「言葉」

    ■第6日 広瀬川の不思議
    何も知らなかった自分の故郷/父の記憶を手がかりに/水流の下は別世界/どこまで行っても礫の絨毯/急流でも流されない礫/川底は思いのほか静穏/用水路が運んできた砂/地形の不連続、堆積物の不連続/礫から砂にバトンタッチ/運ばれやすい砂と、運ばれにくい礫/なだらかな川原を埋める礫の謎/礫層を覆う砂/激流が運ぶのは砂/礫は上流からやって来ない/「鉄人28号」が運んできた巨岩?/堰を超えられない礫の不思議/鉄人のつぎは巨大ロケット/未来の果実を夢見て

    コラムvol.5 「賭ける」

    ■第7日 渡良瀬川の不思議
    わたらせ渓谷鉄道の地形の旅/礫が誕生する瞬間/地質学者の独り言/アルビレオの観測所?/川原の礫はすでにまん丸/ジュラ紀から白亜紀へ/橋脚に残された侵食の痕跡/巨大な礫のドミノ倒し/いつかは破綻する川の侵食説/巨石がつくるセンターライン/巨石帯の前に谷ありき/大地を削る研摩材の謎/巨石帯はニギハヤミコハクヌシ?/ダムの下流の礫の不思議/頭から〝靴下〟が離れない/いつまでも居続ける巨礫/川は〝靴下〟を脱がない

    ■旅のおわりに
    すべての始まりは秩父盆地/頭の中を鉛筆で描く/地質三昧の『秩父編』/見て来たように鉛筆で描く/時間がないから鉛筆で描く/思い立ったらすぐ作る/地球の運命は秩父で決まる/〝片理マリ〟の誕生/親鼻橋の紅簾石片岩/あれ見なきゃダメだよ!/〝片理マリ〟の登場!/妄想は止まらない!/渋谷交差点

    感謝
    不届き者の仕業?
    2周遅れの……
  • 内容紹介

    「山はどのようにしてつくられたのか」――地形学における最古にして最大の謎に迫る、知的冒険の第3弾。
    『分水嶺の謎』『準平原の謎』に続く今回は、いよいよ“山の成因”がテーマです。

    誰もが一度は見上げ、息を呑んだことのある山。
    その姿をつくったのは、川による侵食である――。
    それは教科書でも、専門書でも、自然を歩いて見た実感としても、広く共有されている常識です。
    でも、本当にそうなのでしょうか?
    著者はその「常識」を疑い、静かに問いを差し出します。

    「川が本当に彫刻家だったのだろうか?」

    本書は、宗教や信仰の対象でもある山の歴史的・文化的な背景に触れながら、地形学の核心に迫ります。
    川の流れがつくる渓谷、谷、瀞。私たちが見慣れた風景に、新たな見方の“眼鏡”を提供する一冊です。
    常識を疑うことは、不安や不快を伴うかもしれません。
    でも、それは見慣れた眼鏡を一度外し、別の視点を試してみること。
    合わなければ元に戻せばいい。
    そんな柔らかな提案のもと、読者は著者とともに“地形の謎解きの旅”へと出発します。
    山とは何か? 川とは何か?
    自然の造形美に秘められた謎を、もう一度見つめ直してみませんか。
  • 著者について

    高橋 雅紀 (タカハシ マサキ)
    1962年、群馬県前橋市生まれ。
    1990年に東北大学大学院理学研究科博士課程を修了後、日本学術振興会特別研究員および科学技術特別研究員を経たのち、1992年に通商産業省(現経済産業省)工業技術院地質調査所(現産総研)に入所。
    専門は地質学、テクトニクス、層序学。
    大学の卒業研究以来、関東地方の地質を調べ日本列島の成り立ちを研究。
    NHKスペシャル「列島誕生ジオ・ジャパン」や「ジオ・ジャパン絶景100の旅」の他、ブラタモリ「秩父」「長瀞」「下関」などに出演。
    著書に『分水嶺の謎 峠は海から生まれた』や『準平原の謎 盆地は海から生まれた』(ともに技術評論社)の他、『日本地方地質誌3 関東地方』(朝倉書店、分担)や『日本海の拡大と伊豆弧の衝突―神奈川の大地の生い立ち―』(有隣堂、分担)、『トコトンやさしい地質の本』(B&Tブックス日刊工業新聞社、分担)など。
    好きな言葉は「放牧、放任、放し飼い」、座右の銘は「退路を断たないと、次の扉は開かない」。
    いつも心がけている自身の矜持は「初代で一代限り」。

蛇行河川の謎 谷は海がつくった [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:技術評論社
著者名:高橋 雅紀(著・文・その他)
発行年月日:2025/09/08
ISBN-13:9784297151263
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:天文・地学
言語:日本語
ページ数:400ページ
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