夏目漱石と吉本隆明－自立思想の源流と行方 [単行本]

夏目漱石と吉本隆明－自立思想の源流と行方 [単行本] の 商品概要

• 目次

  はじめに
  
  第一章　夏目漱石
  １　漱石の秘密に気付く
  ２　漱石の小説の特徴「母性」の問題
  ３　漱石の生い立ち
  ４　小説『道草』
  ５　暴君、妻子を追い出す
  ６　小説『吾輩は猫である』が夏目家を援ける
  ７　朝日新聞社が漱石をスカウト
  ８　漱石の反骨精神
  ９　漱石二つの「悟り」
  10　鏡子の『漱石の思い出』
  11　半藤末利子のみた祖母鏡子
  12　原文の紹介
  13　漱石の新たな境地（「相対化」と視点）
  14　吉本隆明の現代的「自己相対化」
  
  第二章　吉本隆明
  １　吉本隆明と私
  ２　吉本「自立思想」の顛末、「自己相対化」
  ３　吉本隆明の功績
  ４　吉本思考の特徴
  　
  付録
  １　前著『琉球とヤマト』の執筆動機
  ２　状況へのささやかな発言
  
  あとがき
  参考文献

• 内容紹介

  夏目漱石と吉本隆明。近代日本の文学と思想に大きな影響を与えた二人の思想と生涯について考察する。特に吉本隆明が漱石から自立思想・「自己相対化」について大きな影響を受けたことに着目し、時代の同調圧力にあらがう精神をだどる。
  
  図書館選書
  夏目漱石と吉本隆明。近代日本の文学と思想に大きな影響を与えた二人の思想と生涯について考察。吉本隆明が漱石から自立思想・「自己相対化」について大きな影響を受けたことに着目し、時代の同調圧力に抗う精神をだどる。

• 著者について

  島 征一郎 (シマ セイイチロウ)
  1941年大阪市生まれ。
  1965年大阪市立大学経済学部卒。
  1971年公認会計士試験二次試験に合格し監査法人等勤務。
  1978年独立して島公認会計士事務所設立。
  1989年奈良市に転居して今日に至る。
  2011年廃業して自由研究生活。
  2014年から琉球沖縄研究に集中。
  2021年沖縄に関する著書刊行。
  2025年新著『夏目漱石と吉本隆明──自立思想の源流と行方』刊行。
  著書等『琉球とヤマト─歴史の視座を求めて』耕文社、2021年
  　　　 『健全企業に求められる会計と税務』（編著）ＰＨＰ研究所、1992年
  他に公認会計士関連冊子、会報に論文など。

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