世界の終わりに君は花咲く(電撃文庫) [文庫]

世界の終わりに君は花咲く(電撃文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  とある地にて突然降り始めた『黒曜雨』は、瞬く間に世界中を恐怖で覆い尽くした。触れた人間を死に至らしめる黒い雨は、僕らの街も例外なく襲う。人々の怨嗟の声は、激しい雨音にかき消された。『黒曜雨』の危機から五年が経った現在、僕・晴原想河はまだこの街で生きていた。透明な雨が降りしきるなか、隣の彼女・午堂夕妃と一緒に空を見上げる。そこには天を突き破らんばかりに大樹がそびえ立つ。「お姉ちゃん…」夕妃の姉・朝妃は自らの命を代償に、『黒曜雨』を浄化する大樹となった。この街は救われ、人々は笑顔を取り戻しつつある。けれど、僕らの犯した罪は―まだ決して許されてなどいなかった。

• 出版社からのコメント

  死の雨、滅びゆく街。僕は世界と彼女を天秤にかける。

• 内容紹介

  　とある地にて突然降り始めた『黒曜雨』は、瞬く間に世界中を恐怖で覆い尽くした。
  　触れた人間を死に至らしめる黒い雨は、僕らの街も例外なく襲う。人々の怨嗟の声は、激しい雨音にかき消された。
  　『黒曜雨』の危機から五年が経った現在、僕・晴原想河はまだこの街で生きていた。透明な雨が降りしきるなか、隣の彼女・午堂夕妃と一緒に空を見上げる。そこには天を突き破らんばかりに大樹がそびえ立つ。
  「お姉ちゃん……」
  　夕妃の姉・朝妃は自らの命を代償に、『黒曜雨』を浄化する大樹となった。この街は救われ、人々は笑顔を取り戻しつつある。
  　けれど、僕らの犯した罪は――まだ決して許されてなどいなかった。
  
  図書館選書
  五年前、僕らの街は人々を死に至らしめる『黒曜雨』に襲われた。僕はまだ、この街で生きている。それは、ある少女の犠牲の上に成り立っている平穏。少女の妹・夕妃と再会し、この罪と向き合うことになる――。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  成東 志樹(ナリトウ シキ)
  愛媛県松山市出身。第２９回電撃小説大賞にて賞をいただきデビュー

世界の終わりに君は花咲く(電撃文庫) [文庫] の商品スペック