第二言語教育・学習の実践を捉え直す-社会記号論系言語人類学的「コミュニケーション論」の視座 [単行本]
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第二言語教育・学習の実践を捉え直す-社会記号論系言語人類学的「コミュニケーション論」の視座 [単行本]



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出版社:くろしお出版
販売開始日: 2025/09/10
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第二言語教育・学習の実践を捉え直す-社会記号論系言語人類学的「コミュニケーション論」の視座 の 商品概要

  • 目次

    第1章 序論
    1. 問題の所在
    1.1 研究背景
    1.2 日本語教育における質的研究
    1.3 なぜ談話分析か
    1.4 日本語教育における談話研究
    2. 本書の目的
    3. 「コミュニケーション論」
    3.1 コミュニケーション論と視点
    3.2 従来のコミュニケーション論の視点
    3.3 「コミュニケーション論」の視点
    4. 本書の構成

    第2章 先行研究の理論的枠組み再考
    1. 導入
    2. 社会文化理論
    2.1 概要
    2.2 第二言語研究への導入
    2.3 限界:学習概念の発達的理解とマクロ・コンテクストに対する考慮の欠如
    3. 状況的学習論
    3.1 概要
    3.2 第二言語研究への導入
    3.3 限界:学習を「参加」として捉える理論の盲点
    4. 言語社会化
    4.1 概要
    4.2 第二言語研究への導入
    4.3 限界:アイデンティティの固定的な捉え方と文化の本質化
    5. 会話分析
    5.1 概要
    5.2 第二言語研究への導入
    5.3 限界:ミクロへの焦点化と形式主義による批判的視点の欠如
    6. 四つの理論的枠組みに共通する限界

    第3章 新たな枠組み:「コミュニケーション論」
    1. 社会記号論系言語人類学
    1.1 言語人類学の志向性
    1.2 社会記号論系言語人類学
    1.3 教育言語人類学
    2. バフチンの言語論
    3. ゴフマンの相互行為論
    4. 小括

    第4章 文型積み上げというイデオロギー
    1. 導入
    2. 「文型を積み上げる」ということの意味
    2.1 「コミュニケーション論」から見た「文型を教えること」
    2.2 文型積み上げが前提とする言語学習イデオロギー
    3. 文型積み上げと日本語教科書
    3.1 イデオロギー的媒体としての教科書
    3.2 『みんなの日本語』
    4. 導入例分析
    4.1 『教え方の手引き』における導入例
    4.2 教師と学生のやりとりによる文型の導入
    4.3 教師の発話のみによる文型の導入
    4.4 「今ここ」のコミュニケーションにおいてなされていること
    5. 小括

    第5章 教室で文型を学ぶことの意味
    1. 教室という場
    2. 教室における文型練習の活動と教科書
    2.1 文型練習
    2.2 教室活動における教科書
    3. データ
    4. 『みんなの日本語』における文型「んです(か)」
    5. 教室談話分析
    5.1 文型の導入・練習の活動におけるフレームの多層性
    5.2 「対話」としての教室活動と文型の学習
    5.3 教室における文型の教授・学習の活動の「成果」
    6. 小括

    第6章 会話における反復と言語の学習
    1. 教室の外での言語学習
    2. 反復という分析観点
    2.1 なぜ反復に注目するか
    2.2 何を反復とするか
    2.3 談話における反復の機能
    2.4 反復と言語の学習
    2.5 反復と「声」
    3. データ
    4. 言語交換の会話における言語学習
    4.1 反復という観点から見た言語学習
    4.2 反復という観点から見えてくる言語能力
    5. 小括

    第7章 学習の達成のメタ語用論
    1. メタ語用的実践としての学習の記述
    2. 学習を記述する新たな可能性への手がかり
    3. 相互行為を通した学習の達成
    3.1 分析観点
    3.2 縦断的談話分析
    3.3 考察:学習の達成を可能にするメタ語用的フレーム
    4. 小括

    第8章 移動の語りと自己アイデンティティ
    1. 第二言語研究におけるナラティブ研究
    2. 移動とアイデンティティ、そして、ナラティブ
    3. ナラティブの時間性と空間性、そして、クロノトポス
    4. 「多文化主義社会」オーストラリア
    4.1 オーストラリアにおける移民の歴史と現状
    4.2 現代オーストラリアのキーワード:Bogan
    5. ナラティブ分析
    5.1 調査の概要
    5.2 調査協力者
    5.3 分析と考察
    6. 小括

    第9章 結論
    1. 「コミュニケーション論」に基づく第二言語研究の射程と可能性
    2. 「コミュニケーション論」が第二言語研究にもたらすもの
    3. 結語
  • 出版社からのコメント

    言語人類学の視座から、第二言語教育の根幹ともいえる「言語と何か」「能力とは何か」「学習とは何か」などといった問いに取り組む
  • 内容紹介

    言語人類学の視座から第二言語教育の根幹ともいえる「言語とは何か」「能力とは何か」「学習とは何か」などといった問いに取り組み、それが第二言語教育の研究にいかなる理論的・実践的示唆をもたらし得るのかを明らかにする。

    ■「序論」より
    本書は、第二言語の教育と学習を、コンテクストに根ざした言語使用(language use)という社会的実践として理解する新たな理論的視座──社会記号論系言語人類学を基盤とする「コミュニケーション論」──を提示し、その意義と可能性を示すことによって、第二言語の教育・学習に関する研究の新たな道筋を示すことを目的とするものである。本書の出発点には、近年の日本語教育研究に対する問題意識がある。したがって、本書における議論の多くは、第二言語としての日本語の教育・学習に関する問題を中心に展開されている。しかし、本書のねらいは、日本語という個別言語の教育・学習の問題にとどまるものではない。むしろ、そうした具体的な検討を通して、人が言語を教える/学ぶとはいかなることであるかを再考し、それを適切に理解するための新たな視点を提示することにある。
  • 著者について

    李 址遠 (イ ジウォン)
    李 址遠(い じうぉん)
    韓国出身。早稲田大学大学院日本語教育研究科博士後期課程修了。博士(日本語教育学)。専門は言語教育学,言語人類学。法政大学,大阪教育大学を経て,現在,お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科講師。著書に『はじめてのレポート作成トレーニング』(共著、くろしお出版 2024)。主な論文として,「移動の語りと自己アイデンティティ―空間・時間・人間像のクロノトポス的表象に注目して―」(『社会言語科学』26巻1号、同論文にて、2025年社会言語科学会第24回 徳川宗賢賞萌芽賞)。

第二言語教育・学習の実践を捉え直す-社会記号論系言語人類学的「コミュニケーション論」の視座 の商品スペック

商品仕様
出版社名:くろしお出版
著者名:李址遠(著)
発行年月日:2025/09
ISBN-10:4801110169
ISBN-13:9784801110168
判型:A5
発売社名:くろしお出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:288ページ
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