三富新田風土記 耕田林園から世界農業遺産へ [単行本]

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三富新田風土記 耕田林園から世界農業遺産へ [単行本]

犬井正(著・文・その他)


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価格:¥2,420(税込)
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出版社:さきたま出版会
販売開始日: 2025/11/14
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三富新田風土記 耕田林園から世界農業遺産へ [単行本] の 商品概要

  • 目次

    第1章 武蔵野の自然環境と新田開発前史
    1 堀兼の井、武蔵野の迯水、不老川
    2 耕土を吹き飛ばす「からっ風」
    3 黒ボク土の土壌改良
    4 歌枕が示す萱原のイメージ
    5 入会秣場利用と新田開発とのせめぎ合い

    第2章 江戸の下肥と地廻り経済圏
    1 口の恩は尻で返す
    2 下肥の等級と肥効
    3 「葛西三万石米どころ」を支えた江戸の下肥
    4 江戸の下肥を運ぶ葛西船
    5 舟運の発達による「江戸下肥圏」の拡大
    6 新河岸川整備による川越周辺への下肥の導入

    第3章 『江戸名所図会』と「東都近郊図」から武蔵野の新田開発を読み解く
    1 「山川掟」から新田開発の再奨励へ
    2 野火止用水の敷設と短冊型地割の原型
    3 萱原の武蔵野から耕田林園へ
    4 耕田林園はアグロフォレストリー
    5 「東都近郊図」に描かれた武蔵野
    6 独歩の記した明治中頃の武蔵野
    7 三富新田の短冊型地割
    8 ヤマの移ろいと農事暦

    第4章 名産・富のサツマイモ
    1 救荒作物から「畑方第一の作品」へ
    2 江戸の空前の焼き芋ブーム
    3 冬の風物詩クズ掃き
    4 地力を育む「ツクテ」の力
    5 土と落ち葉堆肥と微生物
    6 サツマイモのウイルス障害
    7 堆肥不使用による農と食と環境への影響

    第5章 平地林の根圏効果と落ち葉堆肥
    1 畑作と平地林
    2 萌芽更新による平地林の再生
    3 農用林とは
    4 平地林、雑木林、里山
    5 腐食連鎖と根圏の多様性
    6 林床下の栄養分の循環
    7 落ち葉堆肥農法による生物多様性の保持
    8 平地林の減少がもたらすものは

    第6章 世界農業遺産になった三富の落ち葉堆肥農法
    1 FAO―緑の革命から世界農業遺産へ
    2 落ち葉堆肥農法の現代的意義
  • 内容紹介

    埼玉県武蔵野地域は今でも、年単位の時をかけて作った落ち葉堆肥を用いて、露地野菜の栽培で持続的に高い収益をあげている。手間と時間がかかるが土と土壌微生物を大切にする持続的農法として、今も後継者に脈々と受け継がれている。
    世界農業遺産に認定されたからといって、武蔵野地域の落ち葉堆肥農法を、「絶滅危惧農法」としてとどめ置くのではなく、その特徴と有効性を世界中にアピールするまたとない機会とすべきだ。そして、今後もこの森林と共存する農法を実践し続けることによって、土壌侵食や砂漠化、地球温暖化などによって引き起こされている世界の食糧問題や環境問題を乗り越えられる可能性があることを、世界に向けて大いに発信していくべきである。
    ーあとがきより
  • 著者について

    犬井正 (イヌイタダシ)
    1947年東京都生まれ。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了、理学博士(筑波大学)。獨協大学経済学部教授、経済学部長、学長を経て、現在、獨協大学名誉教授。専門は農業・農村地理学、地域生態論。第16回「本多静六賞」受賞(埼玉県、2023)。瑞宝中綬章受章(2025)。
    主な著書に『関東平野の平地林』古今書院、『里山と人の履歴』新思索社、『人と緑の文化誌』三芳町教育委員会、『森を知り森に学ぶ―森と親しむために―』(共編著)二宮書店、『エコツーリズム こころ躍る里山の旅―飯能エコツアーに学ぶ』丸善出版、『日本の農山村を識る―市川健夫と現代の地理学』(編著)古今書院、『山林と平地林―関東における林野利用の展開』テイハン、『土と肥やしと微生物―武蔵野の落ち葉堆肥農法に学ぶ』農山漁村文化協会ほか多数。

三富新田風土記 耕田林園から世界農業遺産へ [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:さきたま出版会
著者名:犬井正(著・文・その他)
発行年月日:2025/11/14
ISBN-13:9784878914935
判型:46判
発売社名:さきたま出版会
対象:一般
発行形態:単行本
内容:自然科学総記
言語:日本語
ページ数:234ページ
重量:250g
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