石川一雄 短歌に託して [単行本]

石川一雄 短歌に託して [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  冤罪、狭山事件。被差別部落に対する予断と偏見により逮捕され、獄中から無実を叫び続けた石川一雄さん。再審請求の道半ばで、無念のうちに２０２５年３月１１日に亡くなった。長い年月に詠んだ数多くの短歌から４０首を厳選。その歌に込めた辛苦を語る。

• 目次

  「短歌に託して」のインタビューをして　古河邦子（部落解放同盟埼玉県連合会 女性部長）
  
  獄中短歌（20首）
  （以下、一部）
  　鉄格子顔すりよせて聴く蝉の声 生まれし街が思い出さるる
  　色褪せし蒼き布団にくるまりて 眠れば夢に父母浮かぶ
  　紫か紅か萎りか朝顔の 花は明日を知らんで咲くも
  　泣けるだけないても癒える事でなし 怒りの渦は日夜逆巻く
  
  仮出獄後短歌（12首）
  
  連載未発表短歌（8首　33番は獄中短歌）
  
  石川一雄の苦悩と葛藤　片岡明幸（部落解放同盟埼玉県連合会 執行委員長）
  
  年表　石川一雄さんのおいたちと冤罪とのたたかい

• 出版社からのコメント

  狭山事件、部落差別による冤罪を晴らせず今年亡くなった石川一雄さん。多数詠んだ短歌から40首を厳選。その歌に込めた辛苦を語る。

• 内容紹介

  部落差別により引き起こされた狭山事件。再審請求道半ばで今年亡くなった石川一雄さん。長い年月に詠んだ数多くの短歌から40首を厳選。その歌に込めた辛苦を語る。新たに開始された第4次再審請求の参考資料としても最適。

石川一雄 短歌に託して [単行本] の商品スペック