ナショナリズムとは何か―帰属、愛国、排外主義の正体(中公新書) [新書]
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出版社:中央公論新社
販売開始日: 2025/11/19
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ナショナリズムとは何か―帰属、愛国、排外主義の正体(中公新書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    自国民や自民族をめぐる心情を高め、再生産するナショナリズム。帰属意識、愛国心、排外意識の三つの顔をもつ。世界で台頭する右派ポピュリズムの原動力とされる。なぜ、同胞愛を外国人憎悪に変え、暴力・民族紛争を頻発させるのか。経済格差・貧困との関係はあるのか。本書は国民国家誕生からの歴史を一望し、豊富な事例からナショナリズムがいつ生まれ、社会に浸透し、人々の心を政治がどう動かすか、その全容を描く。
  • 目次

    【目次】

    まえがき



    第1章 ナショナリズムとは何か 議論の概観

    1 出現

    ネーションはいつからあるのか  近代の社会現象  多様化し日常化するナショナリズム

    2 定義

    言葉の由来 「生まれ」  ①政治の意識として  ②政治運動のイデオロギーとして  日常的なナショナリズム

    3 源泉

    ①近代主義  ②民族象徴主義  ③政治や権力闘争

    4 分類

    「良いナショナリズム」と「悪いナショナリズム」? ナショナリズムとパトリオティズム

    5 まとめ――プラスでもマイナスでもなく



    第2章 ナショナリズムを構成しているもの

    1 三つの意識

    2 三つの意識の背景

    社会学/政治学/心理学  着目点の違い  諸意識の実態  世界各国の実態  意識は時間とともに変わる

    3 意識間の相互連関

    愛国心と排外意識はいつ結びつくの?  個人的差異より社会的文脈が重要?  グローバル化の効果?  国のメンバーシップの性格?

    4 まとめ――ナショナリズムの多次元性



    第3章 何が帰属意識を強めるのか

    1 ネーションへの帰属意識

    地域主義との関係  複数のアイデンティティ

    2 近代化と帰属意識の高まり

    学校教育、鉄道  出版・印刷の普及  軍隊

    3 現代文化と帰属意識

    スポーツの祭典  FIFAワールドカップ  アフリカのサッカー選手権  ラグビーワールドカップ

    4 帰属意識を高める政治

    5 まとめ



    第4章 何が愛国心とプライドを強めるのか

    1 愛国心の多義性・多様性

    愛国心をどう捉えているか  愛国心の国際比較

    2 経済格差との関係

    格差と貧困  政府の陽動

    3 政治的動員・選挙との関係

    選挙と動員

    4 国際環境の影響

    グローバル化の影響  国際紛争と脅威

    5 文化表象としての音楽イベント

    音楽の力  国歌と祭典

    6 まとめ



    第5章 何が排外意識と優越感情を強めるのか

    1 経済不安よりは向社会性?

    経済的な脅威  集団的な脅威  外国人比率の効果

    2 政治状況と排外主義

    ホモナショナリズム/フェモナショナリズム

    3 隠れた反移民感情

    文脈によって異なる「望ましい回答」

    4 国際政治の影響

    外交的緊張

    5 まとめ



    第6章 政治・経済への効果

    1 公共財の分配

    福祉への効果  多民族国家は不利なのか

    2 シンボル操作の効果

    国土・国旗という象徴と寄付  党派的分断を癒す

    3 民主的な規範と政治信頼

    民主主義を促すか  社会的な信頼と負担

    4 経済や資源の開発

    資源ナショナリズム  エコ・ナショナリズム/グリーン・ナショナリズム

    5 まとめ――ナショナリズムの政治経済的効用?



    第7章 暴力・紛争への効果

    1 ナショナリズムと内戦

    貧困と格差  政治的排除の回避  連邦制や選挙制度への効果

    2 ナショナリズムと少数派の弾圧

    暴力と流血が生まれる理由  東欧でのホロコースト

    3 ナショナリズムと国家間戦争

    国民国家と戦争の波  失地回復運動  言説枠組みの影響

    4 ファシズムとセクシュアリティ

    5 まとめ――ナショナリズムと暴力



    終 章 ナショナリズムの実態を見る

    1 何がわかっていて、何がこれからわかるのか

    2 政治をめぐる意識の一つとして

    3 おわりに



    あとがき

    注記一覧 / 参考文献・出典
  • 出版社からのコメント

    民族や国民を巡る心の働きを強めるナショナリズム。本書は歴史を一望し、帰属意識・愛国心・排外意識がいかに広まるかの全容を描く。
  • 内容紹介

    民族や国民をめぐる心の働きを強め、再生産するナショナリズム。

    帰属意識、愛国心、排外意識の三つの顔をもつ。

    世界で猛威をふるう排外主義・右派躍進の正体とされるが、なぜ同胞愛は憎悪に変わるのか。

    なぜ民族紛争は再燃するのか。

    経済不安との関係とは。



    本書は国民国家誕生からの歴史を一望し、豊富な事例をふまえナショナリズムがいつ生まれ、社会に浸透し、私達の心を動かすかの全容を描く。

    俗説を覆し、本質に迫る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中井 遼(ナカイ リョウ)
    1983年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。専門は比較政治学。外務省国際情報統括官組織専門分析員、早稲田大学政治経済学術院助手、立教大学法学部助教、北九州市立大学法学部政策科学科准教授などを経て、東京大学先端科学技術研究センター教授
  • 著者について

    中井遼 (ナカイリョウ)
    1983年生まれ.早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了.博士(政治学).専門は比較政治学.外務省国際情報統括官組織専門分析員,早稲田大学政治経済学術院助手,立教大学法学部助教,北九州市立大学法学部政策科学科准教授などを経て,東京大学先端科学技術研究センター教授.著書『デモクラシーと民族問題――中東欧・バルト諸国の比較政治分析』(勁草書房、2015年),『欧州の排外主義とナショナリズム――調査から見る世論の本質』(新泉社、2021年、サントリー学芸賞2021〔政治・経済〕),『ナショナリズムと政治意識―― 「右」「左」の思い込みを解く』(光文社新書、2024年).

ナショナリズムとは何か―帰属、愛国、排外主義の正体(中公新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:中央公論新社
著者名:中井 遼(著)
発行年月日:2025/11/25
ISBN-10:4121028805
ISBN-13:9784121028808
判型:新書
対象:教養
発行形態:新書
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:304ページ
縦:18cm
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