北方領土を知るための63章(エリア・スタディーズ) [全集叢書]

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北方領土を知るための63章(エリア・スタディーズ) [全集叢書]

名越 健郎(著・文・その他・編集・著・文・その他・編集)大野 正美(著・文・その他・編集・著・文・その他・編集)常盤 伸(編集・著・文・その他・著・文・その他・編集)小泉 悠(著・文・その他・編集・著・文・その他・編集)吉岡 明子(編集)


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価格:¥2,640(税込)
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出版社:明石書店
販売開始日: 2025/10/09
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北方領土を知るための63章(エリア・スタディーズ) の 商品概要

  • 目次

     はじめに――今なぜ北方領土なのか?

    Ⅰ 北方領土交渉と返還運動

    第1章 北方領土問題、「七つの扉」――健全な二国間関係を阻害
    第2章 北方領土問題の原点――ソ連の対日参戦
     【コラム1】占守島1945年8月――第二次世界大戦最後の激戦
    第3章 二島返還論の起点――日ソ国交正常化交渉
    第4章 凍結された北方領土問題――冷戦期の日ソ交渉
    第5章 期待から失望へ――ゴルバチョフ時代
     【コラム2】ゴルバチョフ政権のICJ検討文書
    第6章 四島帰属交渉の基盤――エリツィンの盛衰
    第7章 逆行する領土交渉――プーチンの巻き返し
    第8章 崩壊した「二島幻想」――安倍・プーチン交渉
    第9章 北方領土返還運動(上)――安藤陳情から冷戦期
    第10章 北方領土返還運動(下)――ソ連後期からウクライナ侵攻まで
    第11章 日本支持は米、EU、ウクライナ――諸外国から見た北方領土問題

    Ⅱ ロシア軍配備と地政学

    第12章 北方領土の戦略的価値――「軍事的に重要だから返せない」論を検証する
    第13章 ソ連軍の北方領土展開――複雑に変遷した部隊配備
    第14章 プーチン体制下で戦略的価値拡大――高まるオホーツク海の重要性
    第15章 現在のロシア軍配備地図――択捉島と国後島における軍事力展開
    第16章 北極海・オホーツク戦略との連携――連動するユーラシアの東西と結節点としての北方領土
    第17章 ウクライナ戦争にも出動――テレグラム投稿と衛星画像で分析する戦争関与の実態

    Ⅲ ソ連軍の占領と連邦崩壊

    第18章 ソ連軍侵攻と赤いササの実の記憶――銃弾と嵐の中の脱出行、船の遭難で6人死亡
    第19章 日ソ混住時代の思い出と引揚の惨状――「ソ連」への憎悪と「ソ連人」への親愛
    第20章 ソ連時代の北方四島――ソ連が統治する「南クリル」の誕生
    第21章 歯舞、色丹のソ連人住民退去――待たれる研究の進展
    第22章 ソ連期の漁業――密漁とレポ船、貝殻島コンブ漁
     【コラム3】北方領土の残置漁業権
    第23章 1990年代の北方四島――ソ連邦解体で困窮する南クリル

    Ⅳ ロシア支配の実相

    第24章 経済と産業――漁業と水産加工業が基幹産業
    第25章 クリル発展計画の虚実――実効支配強化の試みの陰で財政難
    第26章 メドベージェフ大統領の国後訪問――要人の「北方領土詣で」と進む開発
    第27章 経済特区の導入――「TОRクリル」「クリル経済特区」「極東の1ヘクタール」
    第28章 増加する観光客――オーバーツーリズムで課題山積
    第29章 ロシア人住民の四季――モミの木で始まり、モミの木で終わる
    第30章 メディア――個性放つ2つの新聞
    第31章 地名変更と地理学協会――正教会とも密接な関係
    第32章 軍事色強まる社会――訓練、戦意高揚行事ひっきりなし
    第33章 行政の混乱・腐敗――地区長の疑惑、醜聞も次々
    第34章 北方領土犯罪白書――地元紙が伝える殺人・麻薬・猟奇事件

    Ⅴ 北方領土の基礎知識

    第35章 自然、火山、資源――洋上に浮かぶ火山の島々
    第36章 地震、津波、千島海溝の巨大地震――日ロ隣接地域の防火協力に向けて
    第37章 北方四島の動物――特に国後島・択捉島のヒグマについて
    第38章 北方領土とラッコ――モノから生きものへ
     【コラム4】タンチョウの共同追跡調査
    第39章 北方領土・千島列島・クリル諸島――複雑に変遷を重ねた呼称
    第40章 行政と人口(1)――日本編
    第41章 行政と人口(2)――ロシア実効支配下
    第42章 「歴史の呪い」残す択捉島――今はギドロストロイの「城下町」
    第43章 「世界最高の温泉」国後島――同サイズ、ハワイ・オアフ島との格差
    第44章 「東洋の真珠」色丹島――目立つ生活苦と開発の遅れ
    第45章 「水産日本」誇示した歯舞諸島――ジェームズ・ボンドの死に場所

    Ⅵ 四島交流と島民の視線

    第46章 ロシアとの漁業協力――ギドロストロイ、安全操業、ウクライナ侵攻の暗雲
    第47章 共同経済活動――定期的に浮上、法的枠組みで難航
    第48章 ビザなし交流の明暗――日ロの領土問題のなかで果たした役割
     【コラム5】ビザなし交流、15年後の大逆転
    第49章 日本人墓地の現状――求められる早急な調査と修復
    第50章 日本への視線――強硬論の一方、多様さも
     【コラム6】ロシア人の小説、ベラルーシ人の映画
    第51章 消える「日本の証」――現存する建造物は6棟
    第52章 周辺地域からの視線――安全操業に揺れた歴史
    第53章 北方領土対岸の歴史・文化遺産――海底ケーブルからキリスト像まで
    第54章 北方領土と文芸作品――大家の歴史小説が目白押し
     【コラム7】国後島でロケ「生命の冠」と原節子の替玉
     【コラム8】北方領土と歌謡曲

    Ⅶ 北方四島の歴史

    第55章 北方四島の歴史はいつから始まるか――望まれる広い視野からの研究
    第56章 クナシリ・メナシの戦いと『夷酋列像』――北方四島周辺で起きた18世紀末の大事件
     【コラム9】松浦武四郎の北方四島探検と松前藩士墓
    第57章 ロシア帝国の南下――幻の日本を探して
    第58章 大黒屋光太夫、高田屋嘉兵衛――江戸期の国際交流
    第59章 幕末の日露交渉――日本国とロシア国との境を決める
    第60章 明治・大正期の千島列島――国境線の移動、先住民の衰退、行政機構の拡充
     【コラム10】故郷を失った色丹島アイヌと北千島開発の先駆者、郡司成忠
    第61章 明治時代の漁場開発と北方四島への移住――水産業先駆地域の形成
    第62章 北方防衛と千島――対露から対米、対ソへ
    第63章 戦前の北方四島――豊穣の海、のどかな桃源郷

     北方領土をもっと知るための参考文献
     北方領土に関係する主な条約、文書、宣言など
     年表 北方領土をめぐる主なできごと
  • 内容紹介

    本書では、四島の自然や地勢・生態系、歴史、日本統治時代の生活や開発、ソ連占領後の統治、軍事配備、返還交渉、島の現状などを取り上げる。旧ソ連の占領から80年を経て、日本の主権や領土保全など、北方領土の現状や歴史と未来を改めて注視すべきであろう。
  • 著者について

    名越 健郎 (ナゴシ ケンロウ)
    拓殖大学海外事情研究所客員教授。東京外国語大学ロシヤ語学科卒業。時事通信記者、モスクワ、ワシントン支局勤務、外信部長などを経て退社。拓殖大学教授、国際教養大学特任教授を経て現職。論文博士(安全保障)。
    【主要著作】
    『ゾルゲ事件80年目の真実』(文春新書、2024年)、『ジョークで読む世界ウラ事情』(日経プレミアシリーズ、2021年)、『秘密資金の戦後政党史』(新潮選書、2019年)、『北方領土はなぜ還ってこないのか』(海竜社、2019年)など。

    大野 正美 (オオノ マサミ)
    ジャーナリスト。東京外国語大学ロシヤ語学科卒業。朝日新聞社で論説委員、モスクワ支局長、根室支局長などを歴任後、ネムロニュース東京支局記者。
    【主要著作】
    『グルジア戦争とは何だったのか』(東洋書店、2009年)、『メドベージェフ ロシア第三代大統領の肖像』(同、2008年)、『ロシアの歴史を知るための50章』(共著、下斗米伸夫編、明石書店、2016年)、『現代ロシアを知るための55章』(共著、下斗米伸夫・島田博編、同、2002年)、アーチー・ブラウン『共産主義の興亡』(共訳、中央公論社、2012年)、クリスチャン・シュミット=ホイアー『ゴルバチョフ』(共訳、朝日新聞社、1986年)など。

    常盤 伸 (トキワ シン)
    東京新聞・中日新聞編集委員兼論説委員(ロシア、国際担当)。同志社大学政治学科卒業、名古屋大学大学院法学研究科政治学専攻修了(法学修士)。産経新聞を経て1994年から東京新聞。モスクワ支局長、外報部次長などを歴任。日本国際フォーラム上席研究員。
    【主要著作】
    「プーチンの対日戦略」(拓殖大学海外事情研究所「海外事情」65(5)、2017年)、「ロシア化」の虚像と実像」(「海外事情」61(11)、2013年)、「ロシアにおける「市民社会」の台頭」(「海外事情」60(10)、2012年)、「ソ連秘密資料でたどる対日参戦・シベリア抑留史」(月刊「特別報道部」東京新聞、1995年、第2巻10号)など。

    小泉 悠 (コイズミ ユウ)
    東京大学先端科学技術研究センター准教授。早稲田大学社会科学部、同大学大学院政治学研究科修了(政治学修士)。民間企業勤務、外務省専門分析員、未来工学研究所研究員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員、国立国会図書館調査員等を経て2019年に東京大学先端科学技術研究センター特任助教。2023年より現職。
    【主要著作】
    『オホーツク核要塞――歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略(朝日新書943)』(朝日新聞出版、2024年)、『ウクライナ戦争(ちくま新書1697)』(筑摩書房、2023年)、『「帝国」ロシアの地政学――「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(東京堂出版、2019年)など。

    吉岡 明子 (ヨシオカ アキコ)
    キヤノングローバル戦略研究所主任研究員。青山学院大学国際政経学部卒業後、モスクワ大学大学院に留学・研修。帰国後は安全保障問題研究会事務局長、ユーラシア21研究所常務理事兼主任研究員、衆議院議員政策担当秘書などを経て現職。国際情報修士。
    【主要著作】
    「ロシア極東開発の行方」(共著、桜美林大学北東アジア研究所日ロ関係研究会 編『東京とモスクワ――改善のチャンスは近いのか(北東アジア研究叢書)』桜美林大学北東アジア総合研究所、2013年)、『現代アジア事典』(分担執筆、長谷川啓之 監修、文眞堂、2009年)、「ロシア“併合”四州統合プロセス」(『海外事情』拓殖大学海外事情研究所、2024年1・2月号)、「ロシアにおけるSDG16とその課題」(同、2022年3・4月号)、「ロシアの東方シフトとASEAN」(同、2017年1月号)など。

北方領土を知るための63章(エリア・スタディーズ) の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:名越 健郎(著・文・その他・編集・著・文・その他・編集)/大野 正美(著・文・その他・編集・著・文・その他・編集)/常盤 伸(編集・著・文・その他・著・文・その他・編集)/小泉 悠(著・文・その他・編集・著・文・その他・編集)/吉岡 明子(編集)
発行年月日:2025/10/09
ISBN-13:9784750359946
判型:46判
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:408ページ
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