スコットランド道徳哲学―感情主義・自然主義・歴史主義 [単行本]
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スコットランド道徳哲学―感情主義・自然主義・歴史主義 [単行本]



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出版社:みすず書房
販売開始日: 2025/12/03
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スコットランド道徳哲学―感情主義・自然主義・歴史主義 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    感情主義のもと、理性偏重のエリート主義に警鐘を鳴らし、「共感と利己」「富と徳」の両立を目指した、スコットランド道徳哲学。その現代的意義を読者とともに探る。
  • 目次

    はじめに

    第I部 スコットランドの感覚主義・感情主義

    第1章 感情主義の段階的成立
    スコットランド道徳哲学の特殊性
    ハチスンのモラル・センス論

    第2章 ヒュームとスミスの道徳哲学――感情主義の誕生
    ヒュームの情念論と理性主義批判
    道徳とは、どのような情念か?
    「である/べきである」の区別について
    ヒュームの共感理論
    アダム・スミスの道徳感情論と共感理論
    「不偏の観察者」理論
    スミスの倫理学的スタンス

    第3章 コモン・センス学派の誕生
    コモン・センス論とは
    リードとヒュームの違いについて
    コモン・センス体系内部のメカニズム
    リードとスミスの差異
    リードに寄せられる疑念や批判
    リードのまとめ

    第II部 スコットランド法理学

    第4章 揺籃期における自然法論と自然神学
    法哲学と法理学との違い
    スコットランド法理学の成り立ち
    カーマイケルの法理学
    スコットランド独自の契約論
    カーマイケルの自然神学

    第5章 ハチスンの自然法理論
    ハチスンの自然法と自然神学
    ハチスンの権利論

    第6章 ヒュームの法理論
    ヒュームのコンヴェンション論
    ヒュームは功利主義者か
    ヒュームにおける「である/べきである」の区別

    第7章 スミスの法理学
    スミスの法理論の概要
    スミスの権利論
    効用ある社会のための権利論
    道徳感情の柔軟性

    第8章 ケイムズの法理論
    法曹としてのケイムズ
    道徳哲学者としてのケイムズ
    ケイムズの道徳哲学の体系
    歴史法学者としてのケイムズ

    第III部 政治経済学と市民社会論

    第9章 近代スコットランドの市民社会論
    ハチスンの政治哲学

    第10章 ヒュームの政治思想
    ヒュームの契約論批判
    ヒュームの混合政体論
    政治社会の基礎的条件――権威と自由
    商業社会と経済理論

    第11章 スミスの市民社会論とポリティカル・エコノミー
    スミスの政体論
    スミスの経済思想
    節制と欲求充足のバランス
    スミスの歴史主義

    第12章 ファーガソンの市民社会論
    共和主義者としてのファーガソン
    ファーガソンの三段階説
    ファーガソンの退廃論
    ファーガソンは回顧的か未来志向的か?

    第IV部 スコットランド哲学の意義

    第13章 思想体系と現代へもたらした影響
    ここまでのまとめ
    スコットランド哲学が与えた影響
    理性の時代から共感の時代へ

    第14章 ヒュームの共感論の現代的意義
    ヒュームの共感原理
    エンパシーと動機づけ
    従来のヒューム解釈を超えて
    反共感論とそれへの応答

    第15章 アダム・スミス思想の現代的意義
    「富」と「徳」の両立可能性
    アダム・スミス問題に関する諸議論の批判的検討
    スミス特有の自然主義と法理学

    終章
    感情主義が示唆するものとは?
    学び続け、問い続ける

    あとがき
    参考文献
  • 出版社からのコメント

    ヒューム、アダム・スミス、ハチソン。スコットランド道徳哲学=哲学史の大きな転換点を、文献を精読しながらその現代的意義を問う。
  • 内容紹介

    フランシス・ハチスン、デイヴィッド・ヒューム、アダム・スミスといった個別の思想家の名に比して、彼らを総称するスコットランド哲学の知名度は低く、体系的な研究の歴史も浅い。しかしスコットランド哲学は啓蒙の時代から近代への移行期に不可欠な役割を果たしている。それがスコットランド啓蒙思想と呼ばれるものであるが、その根幹にあるのは道徳哲学である。
    その理論的基礎を理解するために重要なポイントは次の三つ。まず、カント主義哲学のような厳格な理性主義とは対照的でスコットランド道徳哲学に特徴的な「感情主義(sentimentalism)」。次に自然神学と経験科学の融合としての「自然主義(naturalism)」。そして市民社会論における「歴史主義(historicism)」である。
    これらは思想家たちが積み上げてきた倫理学や法(理)学においてどのような意味をもっているのだろうか。よりよい社会はいかにして実現可能になると、彼らは考えたのだろう。そうした模索が現代にもたらす意義とは何だろうか。
    スコットランド哲学の最深部に読者を誘い、〈現在〉をともに考える論考。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    中村 隆文(ナカムラ タカフミ)
    1974年生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。千葉大学特任教員、鹿児島工業高等専門学校専任講師、同准教授、釧路公立大学経済学部准教授、神奈川大学外国語学部准教授を経て、2020年より神奈川大学国際日本学部教授。博士(文学)
  • 著者について

    中村隆文 (ナカムラ タカフミ)
    (なかむら・たかふみ)
    1974年生まれ。千葉大学大学院社会文化科学研究科博士課程修了。千葉大学特任教員、鹿児島工業高等専門学校専任講師、同准教授、釧路公立大学経済学部准教授、神奈川大学外国語学部准教授を経て、2020年より神奈川大学国際日本学部教授。博士(文学)。著書『不合理性の哲学』(みすず書房 2015)『カラスと亀と死刑囚』(2016)『自信過剰な私たち』(2017)『「正しさ」の理由』(以上ナカニシヤ出版 2018)『リベラリズムの系譜学』(みすず書房 2019)『世界がわかる比較思想史入門』(ちくま新書 2021)『スコッチウイスキーの薫香をたどって』(晃洋書房 2021)『物語 スコットランドの歴史』(中公新書 2022)『なぜあの人と分かり合えないのか』(講談社選書メチエ 2024)ほか。訳書『ハイエク全集II-4 哲学論集』(共訳、春秋社 2010)。
    *ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

スコットランド道徳哲学―感情主義・自然主義・歴史主義 の商品スペック

商品仕様
出版社名:みすず書房
著者名:中村 隆文(著)
発行年月日:2025/12/01
ISBN-10:4622098121
ISBN-13:9784622098126
判型:B6
発売社名:みすず書房
対象:教養
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:304ページ
縦:20cm
重量:400g
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