クロコダイルに魅せられて [単行本]

クロコダイルに魅せられて [単行本] の 商品概要

• 目次

  はじめに
  
  I　いかにしてワニの研究者になったのか
  1　ワニの研究者になりたい
  ワニとの出会い／英語の壁／初めてのオーストラリア／やっと合格／大学生活／ワニ園でのボランティア／初めてのフィールドワーク／指導者探し／師匠との出会い／学内発表／必死の反論
  2　いかにしてワニの研究者になったのか
  ワニの学会／政府のワニ研究者／イリエワニ調査／突然の終わり／ひょんなことから就職／父の死／カカドゥの怪人／ついに夢叶う
  
  II　ワニの研究という仕事
  3　ワニの研究という仕事
  山積みの課題／ワニの卵の過剰採集／先住民の土地・アーネムランド／収穫量の引き上げ／ワニは何頭いるのか？
  4　人を襲うワニ
  突然の報せ／ワニによる死亡事故／カカドゥでの事故／サンタクロース先生の危惧／恐れていたことが現実に／事故の影響／検死審問と上司の訴え／検死官の指摘／事故記録の欠如／埋もれていた発見
  5　人とワニの軋轢
  ワニによる死亡事故／どんな人が襲われているのか／どんなワニが襲っているのか／ワニに襲われた時の生存率／止まらぬ死亡事故／意外な兆し／ダーウィン湾の問題ワニ／問題ワニはどこから来るのか／新たな上司
  6　公務員研究者の哲学
  研究は税金の無駄／研究の意義／事業仕分け／契約終了の危機／突然の別れ／最後の教え／冬の時代終わる／ミンダナオ島の大ワニ「ロロン」
  
  III　ワニの博士になる
  7　海を渡るワニの謎
  行政による研究活動／小さな研究の限界／ワニは海を渡るのか／社会人学生に／資金集め／サンプルの採集／数々の発見／ワニも迷子になる
  8　東ティモールのワニ
  海外からの遺伝子サンプル／東ティモールへ／ディリにて／ワニのシャーマン／分析結果／再訪／南海岸／被害者との面談／夜の探索／ワニ族の儀式／ウェブ先生の迫力／イリエワニの亜種／ウェブ先生の引退
  
  IV　ワニ保護管理の今とこれから
  9　保護管理計画の見直し
  ワニの商業利用／保護のジレンマ／エコツーリズムとサファリ・ハンティング／再び荒れる世論／予算の増額／パブリックコメント
  10　これから
  学会準備／ワニの系統樹ポスター／二〇年ぶりの学会／ジャンピング・クロック／政権交代再び／予期せぬ落胆／これからすべきこと／ポスドク
  
  あとがき

• 出版社からのコメント

  「ワニの研究者になりたい」の一心でオーストラリアへ。政府で野生ワニの保護管理に携わる日本人研究者の、熱い魂伝わるエッセイ。

• 内容紹介

  「ワニの研究者になりたい」。根拠なく胸にわき上がったこの思いが、東京に暮らしていた高校生をオーストラリアへと導いた。ワニファーストの人生はどのように始まり、どのような道を経て、これからどこへ向かうのか？　異国での研鑽と戸惑い、キャリアのための奮闘、志同じくする仲間との出会い、そして別れ……。ワニ研究へと邁進する一人の熱い研究者の人生行路に、読者はきっと触発され、奮起させられるはず。情熱のエッセイ。

クロコダイルに魅せられて [単行本] の商品スペック