想起のトポグラフィー―ホロコーストの記憶と空間実践 [単行本]
    • 想起のトポグラフィー―ホロコーストの記憶と空間実践 [単行本]

    • ¥3,960119 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年12月17日水曜日までにお届け日本全国配達料金無料
想起のトポグラフィー―ホロコーストの記憶と空間実践 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009004178359

想起のトポグラフィー―ホロコーストの記憶と空間実践 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥3,960(税込)
ゴールドポイント:119 ゴールドポイント(3%還元)(¥119相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今から7時間と52分以内のご注文で、2025年12月17日水曜日までお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
日本全国配達料金無料
出版社:岩波書店
販売開始日: 2025/11/13
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

想起のトポグラフィー―ホロコーストの記憶と空間実践 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    〈ヴォイド=空隙〉が語る犠牲者の不在―日常の風景に刻まれた記憶の痕跡。壁崩壊後のベルリンに生まれた、ナチズムの記憶を刻むミュージアム、記念碑、パブリックアート。類ない記憶の共同化の試みを、文化論・都市論の視点から読み解く。当事者不在の時代に、負の記憶をどう継承するか。「想起の文化」の可能性を問う。気鋭の研究者による必読の一冊。
  • 目次

     序 論 想起のトポグラフィー
      1 「集合的記憶」論の視座
      2 「集合的記憶」のメディアとしての空間
      3 「トポグラフィカル」な実践としての「想起の空間」

    Ⅰ ミュージアムと歴史の叙法

     第1章 ドイツ歴史博物館──再統一ドイツの「ナショナル・ヒストリー」
      1 設立の経緯
       ベルリン州から連邦のプロジェクトに
       一九八〇年代の西ドイツにおける「歴史」をめぐる対立
       ミュージアムの設立から開館まで
      2 一九八七年の実現しなかった基本構想
      3 ドイツ歴史博物館の常設展
       クロノロジーの骨格
       オリジナルのモノとの自由な対話
      4 「ナショナル・ヒストリー」の可視化
       「歴史」という叙法
       象徴装置としての展示空間
       「ヨーロッパ」の物語

     第2章 ベルリン・ユダヤ博物館──「希望のマトリックス」
      1 設立の経緯
       発 端
      「統合モデル」と一九八八年のコンペ
      ベルリン州立のミュージアムから連邦立のミュージアムへ
      2 JMBの建築表現
       常設展示室へのアプローチ
       「ヴォイド」
      3 ミュージアムと都市の記憶
       ──オスナブリュック、ドレスデン、ベルリン

     第3章 「加害者の場所」──テロルのトポグラフィー
      1 場所の歴史
      2 現在のテロルのトポグラフィー
       展示資料館
       ゲレンデの造成
       展示資料館内の常設展
      3 テロルのトポグラフィーの展示思想
       場所の定義──「加害者の場所」
       場所の保存──「都市の開いた傷」
       トポグラフィカル・アプローチ
       ドキュメンタリー・アプローチ
      4 スティグマとしての「開いた傷」

    Ⅱ モニュメント

     第4章 カウンターモニュメント
      1 一九世紀と二〇世紀のドイツの国民的記念碑
       戦勝記念塔(一八七三年除幕)
       キフホイザー・ヴィルヘルム皇帝記念碑(一八九六年除幕、九七年完成)
       諸国民会戦記念碑(一九一三年除幕)
       「記念碑的壮大さへの衝動」
      2 カウンターモニュメント
       ハールブルク反ファシズム警鐘碑(一九八六年除幕)
       アシュロットの泉(一九八七年除幕)
       「二一四六個の石」──反人種主義警鐘碑(一九九三年序幕)
       「図書館」(一九九五年序幕)
       カウンターモニュメントの方法論的転回
      3 公共空間に遍在する「ヴォイド」
       「傷」のイコン
       代理表象(教義)ではなく自由な参加(多義性)
      4 「閉じた想起」から「開かれた想起」の形へ

     第5章 ホロコースト記念碑──中心の「ヴォイド」
      1 建設可決にいたるまで
       呼びかけ
       ノイエ・ヴァッヘ改造の余波
       第一回コンペ
       第二回コンペ
       連邦議会での可決
      2 記念碑論争
       どこに建てるのか
       誰に捧げられるべきか
       記念碑と国民的アイデンティティ
       「戒めの碑」なのか「追悼の碑」なのか
       建築表現の問題
       そもそも記念碑は必要なのか
      3 「恥」のモニュメント

    Ⅲ 街並みの中で

     第6章 「周辺」の試み
      1 脱中心化とネットワーク
       「想起の場所」(一九九三年除幕)
       シェーネベルクのその他の試み──「私たちは隣人だった」展
      2 アーバンスケープの裂け目
       「鏡の壁」(一九九五年除幕)
       「鏡の間」(二〇〇〇年除幕)
       ムレレンベルク追悼記念碑(二〇〇二年除幕)
      3 「不在」の痕跡
       「失われた家」(一九九〇年)
       「誰もいない部屋」(一九九六年除幕)
       グルーネヴァルト駅一七番線(一九九八年除幕)
      4 「周辺」のプロジェクトの特徴
       草の根の想起
       場所を指し示す
       歩行と「遭遇」

     第7章 「躓きの石」──草の根の想起のプロジェクト
      1 「躓きの石」とは
       プロジェクト誕生の経緯
       「脱中心的モニュメント」
       指標的想起
      2 「社会彫刻」としての「躓きの石」
       パフォーマティヴな想起の営みとしての「躓きの石」
       開かれた公衆
      3 記憶の景観をめぐる交渉
      4 「躓きの石」に胚胎する問題点

    結 び 記憶を開く──ある別様の「私たち」へ

       注
       あとがき

       図版出典
       参考文献
  • 出版社からのコメント

    ナチズムの記憶を刻むベルリンの博物館やパブリックアート。ヴォイドが点在する否定的風景に、集合的記憶を開く試みを読み解く。
  • 内容紹介

    自国の負の過去をなぜ/どのように想起するのか―― 壁崩壊後のベルリンに誕生した、ナチズムの記憶を新たに刻むミュージアム、記念碑、パブリックアートの数々。「ヴォイド=空隙」が散りばめられたこの否定的風景に、集合的記憶を開こうとした人々の挑戦の軌跡を読み解く。ベルリンという記憶の都市(ムネモトープ)の案内書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    安川 晴基(ヤスカワ ハルキ)
    名古屋大学大学院人文学研究科准教授。博士(文学)。専攻はドイツ文学

想起のトポグラフィー―ホロコーストの記憶と空間実践 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:安川 晴基(著)
発行年月日:2025/11/11
ISBN-10:4000237497
ISBN-13:9784000237499
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:280ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:496g
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 想起のトポグラフィー―ホロコーストの記憶と空間実践 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!