サイバネティックス運動 〈情報的世界観〉成立の理路 [単行本]
    • サイバネティックス運動 〈情報的世界観〉成立の理路 [単行本]

    • ¥4,950149 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年12月15日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
サイバネティックス運動 〈情報的世界観〉成立の理路 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009004178449

サイバネティックス運動 〈情報的世界観〉成立の理路 [単行本]



ゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済で「書籍」を購入すると合計12%ゴールドポイント還元!合計12%還元書籍の購入はゴールドポイントカード・プラスのクレジット決済がお得です。
通常3%ゴールドポイント還元のところ、後日付与されるクレジット決済ポイント(1%)と特典ポイント(6%)、さらにご利用明細WEBチェックにご登録いただくと2%追加して合計12%ゴールドポイント還元!詳しくはこちら

価格:¥4,950(税込)
ゴールドポイント:149 ゴールドポイント(3%還元)(¥149相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年12月15日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2025/11/28
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

サイバネティックス運動 〈情報的世界観〉成立の理路 の 商品概要

  • 目次

    0 序 章
     0-1 なぜサイバネティックスなのか?
     0-2 三つの誤解
     0-3 サイバネティックス運動
     0-4 〈情報的世界観〉の諸相
     0-5 本書の結構

    Ⅰ 情報と意味
     Ⅰ-0 はじめに
     Ⅰ-1 〈情報的世界観〉の源流
      Ⅰ-1-1 「ウィーナーのサイバネティックス」の構造
      Ⅰ-1-2 ウィーナーvs.シャノン
      Ⅰ-1-3 シャノン「通信図式」の解読
      Ⅰ-1-4 情報源と根源的ノイズ
     Ⅰ-2 情報理論の「意味」への拡張の企図とその閉塞路
      Ⅰ-2-1 「情報」の優位と「意味」の恢復
      Ⅰ-2-2 「情報」にとって「意味」とは何か?──マッケイ
       Ⅰ-2-2-1 「一般情報理論」の構図
       Ⅰ-2-2-2 「情報」の三種──構造的情報内容・計量的情報量・選択的情報量
       Ⅰ-2-2-3 「情報」と「意味」の心理化とその帰趨
      Ⅰ-2-3 「情報/意味」問題における〈差異〉と〈同一性〉の鬩ぎ合い──ヤーコブソン
       Ⅰ-2-3-1 ヤーコブソンとサイバネティックス
       Ⅰ-2-3-2 機能的分化システムとしての言語
       Ⅰ-2-3-3 〈同一性〉から〈差異〉へ
       Ⅰ-2-3-4 〈伝達〉と〈意味〉
     Ⅰ-3 ベイトソンによる「情報」概念の更新
      Ⅰ-3-1 ベイトソンの報告「人間のコミュニケーションにおけるユーモアの位置」
      Ⅰ-3-2 意味とコミュニケーション
      Ⅰ-3-3 パターン・意味・情報
      Ⅰ-3-4 「情報」における〈ノイズ〉の二重性
      Ⅰ-3-5 「差異を生む差異」
      Ⅰ-3-6 主体としての「システム」

    Ⅱ 機械と生命
     Ⅱ-0 はじめに
     Ⅱ-1 ウィーナーと初期サイバネティックスにおける「生命」の内実と位置
      Ⅱ-1-1 「中枢性抑制会議」と論文『行動・目的・目的論』
      Ⅱ-1-2 揺籃期サイバネティックスの「生命」理解
      Ⅱ-1-3 前期メイシー会議と「循環因果性」
      Ⅱ-1-4 著書『サイバネティックス』と『人間の人間的使用』における「生命」理解
     Ⅱ-2 「生命」論の展開過程
      Ⅱ-2-1 唯心論vs.唯物論・機械論vs.生気論──十七~十八世紀の「生命」理解
      Ⅱ-2-2 二十世紀前半における生命論の布置
     Ⅱ-3 生命論の〈情報〉的転回
      Ⅱ-3-1 生命の自己組織化
       Ⅱ-3-1-1 〈目的〉の内在化と〈システム〉の成立
       Ⅱ-3-1-2 自己言及から自己組織化へ
      Ⅱ-3-2 生命の複製と〈質料〉性
       Ⅱ-3-2-1 〈信頼性〉という問題
       Ⅱ-3-2-2 ノイマンの“生気論”──〈複雑性〉の問題系
       Ⅱ-3-2-3 「生命」における〈質料〉の〈自立=自律〉性
      Ⅱ-3-3 生命観の刷新と分裂

    Ⅲ 精神と社会
     Ⅲ-0 はじめに
     Ⅲ-1 精神と機械
      Ⅲ-1-1 「〈こころ〉の機械化」という問題系とその三つの途
      Ⅲ-1-2 第八回メイシー会議と〈こころ〉の問題の浮上
       Ⅲ-1-2-1 メイシー会議の〈こころ〉を巡る角逐の経緯
       Ⅲ-1-2-2 第一ラウンド──「脳科学派」対「ゲシュタルト派」
       Ⅲ-1-2-3 第二ラウンド──「脳科学派」対「精神分析」
      Ⅲ-1-3 サイバネティックス運動過渡期におけるマカロックの役割
       Ⅲ-1-3-1 脳科学とサイバネティックス
       Ⅲ-1-3-2 心身合一的〈出来事〉としての〈精神子〉
       Ⅲ-1-3-3 〈実験的認識論〉
       Ⅲ-1-3-4 オーガナイザーとしてのマカロック
       Ⅲ-1-3-5 後期サイバネティックス運動へ
      Ⅲ-1-4 後期サイバネティックス運動の始動と〈こころ〉の機械化の三つの途
       Ⅲ-1-4-1 第一の途──〈アルゴリズム〉モデルすなわちAI
       Ⅲ-1-4-2 第二の途──〈ネットワーク〉モデルとしてのコネクショニズム
       Ⅲ-1-4-3 第三の途──「第二次サイバネティックス」
        Ⅲ-1-4-3-1 論文「カエルの眼がカエルの脳に教えること」とオートポイエーシス
        Ⅲ-1-4-3-2 「第二次サイバネティックス」とは何か?
        Ⅲ-1-4-3-3 〈観察〉の連鎖とその効果──フォン・フェルスター
        Ⅲ-1-4-3-4 〈ラディカル構成主義〉と独我論的アナーキズム
        Ⅲ-1-4-3-5 オートポイエーシスからオートロジーへ
         ──スペンサー=ブラウンによる〈区別=差異〉の演算と〈自己言及〉の機械論
        Ⅲ-1-4-3-6 〈反省〉の多元的相対性と多値論理──ギュンター
        Ⅲ-1-4-3-7 フェルスターの“魔”と〈こころ〉の〈自己組織化〉
        Ⅲ-1-4-3-8 〈会話〉による〈創造〉──パスク
        Ⅲ-1-4-3-9 〈主観性〉から〈精神〉へ
     Ⅲ-2 〈社会〉の機械化へ──はじめに
      Ⅲ-2-1 〈機械化〉の本義
      Ⅲ-2-2 社会科学におけるサイバネティックスの受容
       Ⅲ-2-2-1 サイバネティックス運動初期の〈社会〉把握
       Ⅲ-2-2-2 サイバネティックスと政治
       Ⅲ-2-2-3 政治学・社会学・メディア論のサイバネティックス的展開
       Ⅲ-2-2-4 サイバネティックスの〈社会〉への適用の問題構制
      Ⅲ-2-3 〈企業〉の機械化から〈国家〉の機械化へ
       Ⅲ-2-3-1 経営サイバネティックスの誕生
       Ⅲ-2-3-2 ランドvs.メイシー
       Ⅲ-2-3-3 ソ連のサイバネティックス受容と〈社会〉の官僚制的機械化
        Ⅲ-2-3-3-1 スターリン独裁期におけるサイバネティックス批判
        Ⅲ-2-3-3-2 サイバネティックスとキベルネーチカ
        Ⅲ-2-3-3-3 ソ連における〈社会〉の機械化
       Ⅲ-2-3-4 〈社会〉の機械化における第三の途
        Ⅲ-2-3-4-1 「経営サイバネティックス」とは何か?
        Ⅲ-2-3-4-2 VSMと「サイバーシン計画」
        Ⅲ-2-3-4-3 〈自由─機械〉の企図と「サイバーシン計画」の帰趨
      Ⅲ-2-4 〈適応〉から〈進化〉へ
       Ⅲ-2-4-1 VSM vs.オートポイエーシス
       Ⅲ-2-4-2 ベイトソンとサイバネティックス
        Ⅲ-2-4-2-1 コミュニティの分裂生成
        Ⅲ-2-4-2-2 分裂生成から定常系システムへ
        Ⅲ-2-4-2-3 コミュニケーションと統合失調症
        Ⅲ-2-4-2-4 ダブルバインド理論とMRI
        Ⅲ-2-4-2-5 〈学習〉と〈進化〉
      Ⅲ-2-5 社会〈サイバネティックス〉から社会〈システム〉へ
       Ⅲ-2-5-1 有機体・組織・構造とシステム
       Ⅲ-2-5-2 システム概念の多義性
       Ⅲ-2-5-3 三つの社会システム理論
       Ⅲ-2-5-4 サイバネティックスとルーマンの社会システム論
        Ⅲ-2-5-4-1 諸他の〈社会〉システム理論との離接
        Ⅲ-2-5-4-2 ルーマン社会システム論の独自性
        Ⅲ-2-5-5 社会の機械化の理論的実現とサイバネティックスの〈抽象=思弁〉化

    Ⅳ 技術と存在──サイバネティックスの哲学
     Ⅳ-0 はじめに
     Ⅳ-1 独語圏におけるサイバネティックス運動とハイデッガー
      Ⅳ-1-1 ハイデッガー技術論の基本構図──〈用在〉から〈用象〉を経て〈配備=集立〉へ
      Ⅳ-1-2 哲学の終焉とサイバネティックス
      Ⅳ-1-3 存在論としてのサイバネティックス
      Ⅳ-1-4 因果・根拠・目的──ハイデッガーからリュイエへ
     Ⅳ-2 サイバネティックスのフランスにおける受容と反応
      Ⅳ-2-1 初期サイバネティックスのフランスとの係わり
       Ⅳ-2-1-1 フランスにおけるサイバネティックス受容の初発段階──構造主義との癒着
       Ⅳ-2-1-2 サイバネティックスと唯心論
       Ⅳ-2-1-3 サイバネティックスにおける二つの瑕疵
      Ⅳ-2-2 リュイエ哲学の全体的構図
       Ⅳ-2-2-1 リュイエ唯心論の特質
       Ⅳ-2-2-2 リュイエの形而上学
       Ⅳ-2-2-3 リュイエの科学哲学
       Ⅳ-2-2-4 リュイエのサイバネティックス批判
       Ⅳ-2-2-5 リュイエの超越論からシモンドンの内在主義へ
     Ⅳ-3 シモンドンに対するわれわれのスタンス
      Ⅳ-3-1 シモンドンにとってのサイバネティックスの意義──〈変換学〉から〈技術学〉へ
      Ⅳ-3-2 〈技術学〉の構図
      Ⅳ-3-3 〈百科全書主義〉の展開過程①──〈技術的対象〉の三形態
      Ⅳ-3-4 〈百科全書主義〉の展開過程②──〈技術的対象〉の歴史的進化
      Ⅳ-3-5 シモンドンの〈情報〉理解
      Ⅳ-3-6 情報社会の〈集合体〉と技術の自然化
     Ⅳ-4 サイバネティックスの思想的深化

    Ⅴ 結 章 サイバネティックスと〈情報的世界観〉
     Ⅴ-0 〈情報的世界観〉とは何か?
     Ⅴ-1 〈情報的世界観〉の概念規定
     Ⅴ-2 〈情報的世界観〉と「情報社会」
      Ⅴ-2-1 情報社会の最前線
      Ⅴ-2-2 「情報社会」とは何か?
      Ⅴ-2-3 “正統”的“社会”観の陥穽
      Ⅴ-2-4 〈情報社会〉の存立機序
     Ⅴ-3 「情報社会」の思想的課題と〈情報的世界観〉の今後

     注
     あとがき

     付 録
      1 「行動・目的・目的論」(A.ローゼンブルース、N.ウィーナー、J.ビゲロウ)
      2 「神経活動に内在する観念の論理計算」(W.S.マカロック、W.ピッツ)
      3 「自己組織化システムとその環境について」(H.v.フェルスター)
      4 メイシー会議出席者一覧
      5 発表テーマ・タイトル一覧
      6 BCL機構図

     索 引
  • 出版社からのコメント

    「情報」という視点から世界を全面的に書き換え、「生命」と「機械」の定義を刷新した運動。社会を規定した思想の全容を描き出す
  • 内容紹介

    N・ウィーナーから始まったサイバネティックスは、認知科学、政治学、哲学などを巻き込んで世代を超え展開し、「情報」という視点から世界を書き換えていった。生成AIに至るコンピュータの進化を用意するとともに、生命とは何かという問いに答えようとした巨大な思想運動――その全容をあますところなく描き出す。
  • 著者について

    大黒 岳彦 (ダイコク タケヒコ)
    大黒岳彦(だいこく・たけひこ)
    1961年香川県生まれ.東京大学理学系大学院(科学史科学基礎論専攻)博士課程単位取得退学.1992年日本放送協会に入局(番組制作ディレクター).退職後,東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学.現在,明治大学情報コミュニケーション学部教授.専門は哲学,情報社会論.著書に『「情報社会」とは何か?──〈メディア〉論への前哨』(NTT出版,2010年),『情報社会の〈哲学〉──グーグル・ビッグデータ・人工知能』(勁草書房,2016年),『ヴァーチャル社会の〈哲学〉──ビットコイン・VR・ポストトゥルース』(青土社,2018年),『〈情報的世界観〉の哲学──量子コンピュータ・メタヴァース・生成AI』(青土社,2023年)ほか.訳書にE.メディーナ『サイバネティックスの革命家たち──アジェンデ時代のチリにおける技術と政治』(青土社,2022年),S.ゲローヴィチ『ニュースピークからサイバースピークへ──ソ連における科学・政治・言語』(名古屋大学出版会,2023年)ほか.

サイバネティックス運動 〈情報的世界観〉成立の理路 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:大黒 岳彦(著)
発行年月日:2025/11
ISBN-10:400061732X
ISBN-13:9784000617321
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:462ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:600g
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 サイバネティックス運動 〈情報的世界観〉成立の理路 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!