「大東亜戦争」幻想化と「戦争責任」の精神史―擬態に対峙する詩人たち [単行本]
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「大東亜戦争」幻想化と「戦争責任」の精神史―擬態に対峙する詩人たち [単行本]



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出版社:人文書院
販売開始日: 2025/12/25
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「大東亜戦争」幻想化と「戦争責任」の精神史―擬態に対峙する詩人たち の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    開戦の報に国民が覚えた高揚感。そして敗戦後、その熱狂をまるで“なかったこと”のように振る舞い始めた国民。この巨大な断絶の深淵には何が横たわっているのか。「大東亜戦争」という呼称が国民に与えた幻想と、戦後の空虚な平和主義の根源にある欺瞞を解き明かし、我々が未だ直視できずにいる「戦争責任」に対峙する。戦後社会に瀰漫する欺瞞と擬態、その正体を暴く。
  • 目次

    はじめに

     序章 情念に分け入る精神史をめざして
      1 本書の問題意識――「戦争協賛」と「戦争責任」の思想化に向けて
      2 本書の分析課題と視座
      3 本書で使用する史料について

    第Ⅰ部 「大東亜戦争」の幻影と煩悶
     第一章 日米開戦の衝撃と翻弄
      1 開戦の衝撃と変貌する詩人たち
      2 「宣戦の詔書」の作用――高揚感の国民的拡がり
      3 「大東亜戦争」の特性と天皇制の関涉
     第二章 表現者の幻覚と煩悶――「真の自己」の渇望と探究
      1 自我と美感の転相――高村光太郎
      2 表現の原郷への帰還と「本当の自己」との葛藤――野口米次郎
      3 言語表現の新境の眺望と天皇
     第三章 「大東亜戦争」道義化の蹉跌
      1 「国民文学」の蹉跌と「大東亜戦争」聖戦化の限界
      2 「メシア国家」の幻影――「近代の超克」論の限界
      3 「戦意高揚」戦略の限界
     第四章 敗戦時における国民の擬態の前景化
      1 心的空白状態の到来
      2 「民主化」受容の屈曲――他動的「国民主権」の到来
      3 死の至近化と言葉の限界効用

    第Ⅱ部 孤塁からの開削
     第五章 「荒地」への収斂
      1 「戦争体験」の特質とその思想化
      2 「紙屑を捨てない」主体性――「何も信じない」ことを原点に
      3 詩作のオントロギー-―「詩の特権性」としての「在らざるものの力」の創造
     第六章 「橋上の人」の写像と射程
      1 「直接性」への懐疑――庶民感覚と兵士の目線への不信
      2 「荒地」という「可能性」――文明の蘇生に向けて
      3 「橋上」からの近代批判
     第七章 戦後社会の擬態の摘発
      1 「深い絶望」の探求
      2 バチルスとしての教説的「平和主義」に抗して――『死の灰詩集』批判
      3 病巣への肉迫
     第八章 戦争責任の実効化と言語表現の新地平
      1 「意味の回復」と愛への覚醒
      2 金子光晴における象徴主義の刷新
      3 表現のアポリアを超えて
      4 孤独の快楽と可能性としての「間隙」への対峙

     終章「大東亜戦争」と「戦争責任」の精神史から見えてくるものは何か

    あとがき
    事項索引
    人名索引
  • 内容紹介

    戦後社会に瀰漫する欺瞞と擬態、その正体を暴く

    開戦の報に国民が覚えた高揚感。そして敗戦後、その熱狂をまるで“なかったこと”のように振る舞い始めた国民。この巨大な断絶の深淵には何が横たわっているのか。「大東亜戦争」という呼称が国民に与えた幻想と、戦後の空虚な平和主義の根源にある欺瞞を解き明かし、我々が未だ直視できずにいる「戦争責任」に対峙する。

    ◎目次
    はじめに

     序章 情念に分け入る精神史をめざして
      1 本書の問題意識――「戦争協賛」と「戦争責任」の思想化に向けて
      2 本書の分析課題と視座
      3 本書で使用する史料について

    第Ⅰ部 「大東亜戦争」の幻影と煩悶
     第一章 日米開戦の衝撃と翻弄
      1 開戦の衝撃と変貌する詩人たち
      2 「宣戦の詔書」の作用――高揚感の国民的拡がり
      3 「大東亜戦争」の特性と天皇制の関涉
     第二章 表現者の幻覚と煩悶――「真の自己」の渇望と探究
      1 自我と美感の転相――高村光太郎
      2 表現の原郷への帰還と「本当の自己」との葛藤――野口米次郎
      3 言語表現の新境の眺望と天皇
     第三章 「大東亜戦争」道義化の蹉跌
      1 「国民文学」の蹉跌と「大東亜戦争」聖戦化の限界
      2 「メシア国家」の幻影――「近代の超克」論の限界
      3 「戦意高揚」戦略の限界
     第四章 敗戦時における国民の擬態の前景化
      1 心的空白状態の到来
      2 「民主化」受容の屈曲――他動的「国民主権」の到来
      3 死の至近化と言葉の限界効用

    第Ⅱ部 孤塁からの開削
     第五章 「荒地」への収斂
      1 「戦争体験」の特質とその思想化
      2 「紙屑を捨てない」主体性――「何も信じない」ことを原点に
      3 詩作のオントロギー-―「詩の特権性」としての「在らざるものの力」の創造
     第六章 「橋上の人」の写像と射程
      1 「直接性」への懐疑――庶民感覚と兵士の目線への不信
      2 「荒地」という「可能性」――文明の蘇生に向けて
      3 「橋上」からの近代批判
     第七章 戦後社会の擬態の摘発
      1 「深い絶望」の探求
      2 バチルスとしての教説的「平和主義」に抗して――『死の灰詩集』批判
      3 病巣への肉迫
     第八章 戦争責任の実効化と言語表現の新地平
      1 「意味の回復」と愛への覚醒
      2 金子光晴における象徴主義の刷新
      3 表現のアポリアを超えて
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    小関 素明(オゼキ モトアキ)
    1962年生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、立命館大学教授。専門は近代日本政治史・近代日本政治思想史
  • 著者について

    小関 素明 (オゼキ モトアキ)
    【著者】小関 素明(おぜき・もとあき)
    1962年生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、立命館大学教授。専門は近代日本政治史・近代日本政治思想史。著書に『日本近代主権と「戦争革命」』(日本評論社、2020年)、『日本近代主権と立憲政体構想』(日本評論社、2014年)、『現代国家と市民社会』(共編著、ミネルヴァ書房、2005年)、『新しい公共性』(共編著、有斐閣、2003年)など。

「大東亜戦争」幻想化と「戦争責任」の精神史―擬態に対峙する詩人たち の商品スペック

商品仕様
出版社名:人文書院
著者名:小関 素明(著)
発行年月日:2025/12/30
ISBN-10:4409520970
ISBN-13:9784409520970
判型:A5
発売社名:人文書院
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:354ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:600g
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