自治体は何のためにあるのか-〈地域活性化〉を問い直す(岩波新書<新赤版 2092>) [新書]
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自治体は何のためにあるのか-〈地域活性化〉を問い直す(岩波新書<新赤版 2092>) [新書]



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出版社:岩波書店
販売開始日: 2025/12/23
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自治体は何のためにあるのか-〈地域活性化〉を問い直す(岩波新書<新赤版 2092>) の 商品概要

  • 目次

     はじめに――《自治体の発見》 から五〇年
      身近で遠い自治体
      「タダの人」としての市民
      「抑圧の移譲」と「奉仕の献上」
      自治=地方的小宇宙?
      本書で明らかにしたいこと

    第1章 「稼ぐ」地方創生の末路
     1 喰われる自治体?
      穏やかで小さな町を揺るがす事件
      「超絶いいマネーロンダリング」
      救急車リース事業のあらまし
      「ちょっとずつ侵食する」
      「行政機能を分捕る」
     2 国派遣の「専門家」が受託業者に
      スーパー防災都市創造プロジェクト
      「稼げるまちづくりプロジェクト」
      総務省派遣のコンサルとして
      国はアドバイザー派遣が大好き
     3 「官民共創」の推移と結末
      国に向けては三つの顔をもつ「計画」
      「官民共創」プロポーザルの怪
      包括連携協定の締結
      「事業を事実上中止」
      市民と議会による究明
     4 放置された職員処分
      公益通報者への処分
      処分撤回の審査請求
      「メールは削除した」の矛盾
      福島県人事委員会の責任
     5 「地域活性化」から疑う
      「稼ぐ地域をつくる」?
      自治体に「稼ぐ」責務はあるか
      地域経済における自治体の役割
      「信頼を付与する役割」

    第2章 分権改革からコロナ禍まで
     1 二〇〇〇年分権改革
      「地域や暮らしが変わる」
      分権改革の「混声合唱」
     2 分権改革のその後
      三位一体の改革
      平成の大合併
      東日本大震災と原発事故
      生活再建過程における自治体の疲弊
      「心の除染」に二億円
     3 「地方創生」政策のはじまり
      地方を「創生」する?
      官界の思惑との溝
      「プレミア付商品券」「半額旅行券」
      「中央」に回収される地方創生
     4 「地方創生」政策の転変
      付け替えられる看板
      忖度を迫られる自治体
      市民から不可視の政策選択
     5 コロナ禍の「地方創生」
      惨事便乗型「地方創生」?
      「上から」計画
      「いっときのスローガン」

    第3章 崩壊するベースキャンプ――二〇二四年自治法改正
     1 国による自治体への「計画統制」
      国法で策定要請される自治体計画
      分権改革後に急増
      計画策定自体が目的化
      政策執行責任の転嫁
     2 二〇二四年自治法改正
      分権改革からの「ポイントの切替え」
      自治法改正の三つの柱
     3 全体の「最適化」?
      チグハグなデジタル化
      「最適化」が意味すること
      「標準化」がコスト増を招く?
      標準化は「お願い」体質化に?
     4 「補充的」指示権の創設
      国会すらハブられる
      「想定外」という不作為
      判断するのは「各大臣」
      保有すること自体が目的か
      「補充的」指示権を擁護する意見
     5 指定地域共同活動団体制度の創設
      地域活動を統治機構に組み込む?
      自治法に残る「総力戦体制」
      市民活動を「義務」にしてはならない
      指定地域共同活動団体制度の「先進」事例
      コミュニティの定義が狭められていく
      地域社会と町内会
      条例で法律を補完する
      もう一つの「隙」
      「喰われる自治体」との親和性
      謎のアンケート
      片務的な人事交流

    第4章 地域社会から自治体を考える
     1 市民活動と自治体
      アリスセンターの解散
      放っておけない人たち
      相補性と相反性
      役所と市民活動との距離感
     2 住民と「地域住民」との違い
      自立の「強要」
      義務を課される「地域住民」
      仮構としての「地域住民」
      地域と自治体との関係
     3 情報空間における「不可視の孤立」
      地域社会・地域・市町村
      情報空間は超国家(超地域)空間
      「不可視の孤立」と貧困
      身体性を根拠とする多重的市民権

    第5章 ディフェンダーとしての自治体――社会分権に向けて
     1 自立できない国の行政
      日本の公務員数が少ない要因
      日本では自治体職員数が国家公務員数の一〇倍
      国による手練手管?
     2 「融合」から「分離」へ
      天川モデル
      役割分担の原則
      「融合」から「分離」に転換された事例
     3 自治体ディフェンダー論
      自治体のミッション
      混同される行政活動と経済活動
      生命を守る自治体
      「雑魚でも生きていますから」
     4 「自治・分権」のその先
      「地域や暮らしが変わる」ために
      社会分権の担い手たちへの期待
      予測と調整の技術
      自治体から国への展開
      社会分権型自治体へ
      自治体のミッションと未来への希望

     主な引用文献
     おわりに――役所の窓口から
  • 出版社からのコメント

    地方創生は、「稼ぐ」ための地域活性化を煽るなど、地方自治を空洞化させている。自治体を市民たちの手に、いかに取り戻すか。
  • 内容紹介

    地方自治の空洞化が加速している。「地方創生」の名のもとに、「稼ぐ」ための地域活性化を煽られ、コンサル会社による行政の“分捕り”や、国からの新たな統制が広がっている。人口の縮減、デジタル化の進展など、社会が大きく転換するいま、自治体の存在意義を根本から考える。市民が自治体を使いこなすために。
  • 著者について

    今井 照 (イマイ アキラ)
    今井 照(いあまい・あきら)
    1953年生まれ.東京都教育庁(学校事務),大田区役所(企画部,産業経済部など),福島大学行政政策学類教授,地方自治総合研究所主任研究員
    などを歴任.
    現在―公益財団法人 地方自治総合研究所特任研究員
    著書―『未来の自治体論――デジタル社会と地方自治』(第一法規)
       『地方自治講義』(ちくま新書)
       『図解よくわかる地方自治のしくみ[第7次改訂版]』(学陽書房)など

自治体は何のためにあるのか-〈地域活性化〉を問い直す(岩波新書<新赤版 2092>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:今井 照(著)
発行年月日:2025/12
ISBN-10:4004320925
ISBN-13:9784004320920
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:234ページ
縦:17cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:158g
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