飛上りもん(単行本) [単行本]

飛上りもん(単行本) [単行本] の 商品概要

• 出版社からのコメント

  還暦を過ぎて米将軍・吉宗の命令で幕府の治水を担い、コメ増産に成功した熱き老テクノクラートと、彼を支えた家族や弟子たちの物語。

• 内容紹介

  とび‐あがり【飛上り】①飛びあがること。②突飛な言動をすること。また、その人。むこうみず。③一足飛びに出世すること。成上り。（『広辞苑』より）
  
  
  コメが足りない！
  
  井澤弥惣兵衛は、紀伊国の豪農の出ながら、大切な人を洪水で失った無念を晴らすため「紀州流」を確立。「米将軍」とも呼ばれる8代将軍・徳川吉宗に江戸へ呼び寄せられ、60歳を過ぎて旗本に取り立てられる。吉宗の下でコメ増産に成功した弥惣兵衛は、勘定吟味役格へと異例の大出世を遂げた。
  家康の江戸建都を支えた「伊奈流」と新技術「紀州流」の違いとは？
  変わり者の天才を支えた家族や弟子たちとのエピソードを交えて綴る、壮大な人間ドラマ。
  
  
  【目次】
  第一章　紀州の天狗と友との誓い
  第二章　師とともに描く川の未来図
  第三章　米将軍吉宗が与えし使命
  第四章　豊穣への祈り
  第五章　家康が頼りし伊奈流の先へ

• 著者について

  高田在子 (タカダアリコ)
  高田在子
  
  1972年、神奈川県横浜市生まれ。相模女子大学短期大学部国文科卒業。2015年『忍桜の武士』（白泉社）でデビュー。著書に「まんぷく旅籠 朝日屋」シリーズ（中公文庫）、「はなの味ごよみ」シリーズ（角川文庫）、「茶屋占い師がらん堂」シリーズ（ハルキ文庫）などがある。

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